ふるやの森

あまり他で扱われていない事柄、個人的に書き留めておきたい内容など

仲間たちと地下迷宮の謎に挑む、ゲーム化第二弾「Adventure Time: Explore the Dungeon Because I DON'T KNOW!」感想&攻略メモ

 

ゲームの感想

今回紹介するのは「Adventure Time: Explore the Dungeon Because I DON'T KNOW!」です。

以前紹介した「Adventure Time: Hey Ice King! Why'd You Steal Our Garbage?!!」に続くWayForward製作によるアドベンチャータイムのゲーム化第二弾です。

PS3Xbox360wii U3DSでそれぞれ発売されており、私がプレイしたのはPS3で、前作と同じく日本版は未発売です。

2013年に発売されたゲームなので、ちょうどアニメ本編がシーズン5を放送していた頃ということになります。「10年前のゲームを今更やってんのかよ!」とツッコまれるところですが、最近アドベンチャータイムのゲームにも興味が出てきまして、一通り遊んでみたい気持ちが出てきてるんですよね。本当に今更ではあるんですけど…。

物語の舞台はキャンディ王国。ある日、プリンセスバブルガムはフィンとジェイクを呼んで、ある問題の調査を依頼します。キャンディ王国には数多くの敵がおり、敵たちを捕まえては地下墓地の監獄に長年にわたって閉じ込めてきたのですが、最近になってその囚人たちが脱走しており、バブルガムにはその理由がわからないのでBECAUSE I DON‘T KNOW)、フィンたちにダンジョンに潜入して調べて欲しいというのでした。マーセリンとシナモンパンも仲間に加わって、広大なダンジョンの探索が開始されることに…というのがストーリーの導入部です。

このゲーム、事前に調べた評判があんまり良くなかったので、じつはそんなに期待していなかったんですが、でも実際に遊んでみた感想としては大いに気に入りました

まず、ゲーム全体を貫くレトロゲームっぽさにとても惹かれます。キャラクターやオブジェクトや文字フォントはもちろん、さらにイラストカットからムービーまでドット絵で描かれていて、いかにも往年のレトロゲームみたいな見た目になってるんですよ。新しいゲームなのに懐かしさ満点、このレトロ感がすごく良い味を出しています。

もともとアドベンチャータイム自体がレトロゲームのパロディが多い作品なので、こういうビジュアルを選んだのは正解というか、とても合っていると思います。本当に90年代前半くらいに発売されたゲームみたいに思えてきます。

マリオやカービィのような横スクロールだった前作「Hey Ice king~」とはまたジャンルが異なっていまして、ダンジョンクロウルって言うんでしょうか?視点は見下ろし型、ダンジョンは入るたびに作りが変わるようになっており、フロア毎にどこかにある階段を探しては、ひたすら奥深くへと潜っていくことを目指すタイプのゲームです。

ダンジョンには襲いかかってくる敵もいますが、武器や財宝も落ちています。探索しては戦利品を手に入れて地上へと持ち帰り、戦力を強化してはまたさらに奥深くを目指して進んでいくという、言ってしまえばやることはそれだけで、地上の拠点とダンジョンを行ったり来たりするだけのシンプルなゲームです。まあ確かにPS3時代としてはけっこう地味で単調なんですが、自分はこういうコツコツ進めるゲームは好みなので、キャラクターの強化とかアイテム収集とかなかなか楽しくプレイできました。

ダンジョンもひたすら潜っていくばかりではなくちゃんとストーリーも用意されており、10Fごとに節目のボス戦をクリアすればムービーが鑑賞できるようになっているので、「次の10Fまでがんばろう」と、プレイヤーのモチベーションを保てる仕組みにはなっていると思います。

ファンとしては、なんといってもたくさんのキャラクターを使えるのが嬉しい!ゲームの進行に応じてキャラが増えていき、最終的にはフィン、ジェイク、マーセリン、シナモンパン、ランピー、アイスキング、レモングラブ、フレイムプリンセスの計8人が使えるようになります。ランピーやアイスキングがレモングラブが、単にゲームに登場してるだけじゃなくて、プレイヤーキャラとして動かせちゃうんです。もうこれだけでも素晴らしいと思いますね。ちなみに、このゲームは複数人プレイに対応しており、最大4人のキャラが入り乱れる賑やかな遊び方もできるみたいです。

ドット絵で描かれたキャラクターはかわいくて愛着が持てます。フレイムプリンセスは「燃えろよ燃えろ」回のショートヘアバージョンで仕草がいちいちキュートだし、ジェイクはトテトテ歩いてる姿が愛らしく、ランピーは大口を開けて絶叫したりとアニメの印象そのままでお気に入り。

操作中もムービーでも、キャラクターがいっぱい喋ってくれるので、これは日本語吹き替え版の声優さんの声で聴いてみたかったですね。

キャラクターに持たせる武器(サブウェポン)もたくさん種類があって選べるのが良かったです。ランピーに大斧をぶんまわさせたり、アイスキングに火炎放射器を持たせたり、組み合わせのギャップも楽しめます。

ツリートランク初登場のときにジェイクが持っていた「Jake's Sword」や、ハグウルフと化したフィンを撃退するのにキャンディピープルが使った「Candy Cane Gun」、例のパイを投げつける「Neptr Arm」、さらには「イモムシキングふたたび」でフィンの夢の中に出てきた「Shark Sword」まであったり、アニメ由来かつマニアックな武器が登場してくるのはファンサービスとして楽しいところ!

アニメからの引用ではないオリジナルの武器も多いのですが、カニ(蟹。生き物のカニ)をそのまま投げつける投擲武器「Crabs」、撃つと鳴き声とともにネコの顔が飛んでいく「Kitten gun」、食パンを撃ちだす「Bread Shot」、9つの味が乗ったアイスクリームを鞭のように使う「Cone O'9 Flavors」など、アドベンチャータイムらしいシュールでポップなデザインなので違和感はありませんでした。

ちなみに、最も笑った武器は「Goblin Whip」で、まんまゴブリン一体を鞭として振り回して使う武器で、振るうたびにゴブリンが叫び声をあげるんですよ。あまりにひどすぎて笑いました。

ここまででわかる通り、本作は遊び心たっぷりで原作アニメをとても読み込んで作られています。原作アニメからの引用ネタが大量に盛り込まれていて、そのマニアックぶりがアドベンチャータイムのファンにはいちいち楽しいのですが、その小ネタの凝りようと面白さをいくつか紹介しましょう。

 

まず、ロード画面で毎回なにかの文章の一節が表示されるんですが、これよく見ると、

・「I WROTE BOOK」→「ランピーが書いた本」(「コブコブにメロメロ」回に登場)

・「DREAM JOURNAL OF A BORING MAN, V.12」→「退屈な男の夢日記 12巻」(「無敵のジェイクスーツ」回に登場)

・「BOOK OF ROYAL RULES」→「ゴブリン王国の規則書」(「ゴブリンの王様」回に登場)

など、アニメ本編の劇中本からの引用になってるんですね。

ミステリアスで一見さも重要そうな文章に見えますが、実際に書いてあることはぶっちゃけどうでもいい内容というギャップが笑いどころです。

他にも、ダンジョンの宝箱には時々お供キャラが入っていることがあるのですが、ある時出てきたのが「ニワトリ」で、くっついてきた瞬間画面がモノクロに変わり、さらに置いてあるアイテムを奪って逃げていくんですよ。なにこれ?と思ったらこれは「ビーモは名探偵」に登場した探偵ビーモの昔の女・ロレインなんですよね。本編の設定通りにお宝を見つけては逃げ去っていく単なるハズレキャラで、全然ありがたくないんですが、ファンからするとマニアック過ぎてちょっと笑える出演です。

さらには、おまけで「BMO GAMES」というミニゲーム集が用意されており、収録されているゲームも、「家の中で大冒険」回に登場した「お話パレード」の続編らしい「Conversation Parade2」、落ちてくるリンゴをキャッチしていく「SUPER BEST BROS」、アニメに時々登場する映画「恐怖の潜水艦」のゲーム版「Heat Signature THE GAME」など、なんともレトロでファンのハートをくすぐる内容となっています。まあ実際に遊んでみるとゲームとしての面白さはそれなりなんですけど(笑)、わざわざこういうおまけ要素を用意してくれる開発者の遊び心が素晴らしいなと思います。

小ネタの数々に加えて、さらにファンにとって重要なポイントは、前作に引き続いて原作者のペンドルトン・ウォード氏が参加しており、ストーリー面も力が入っていて本格的な出来になっていることでしょう。ムービーもしっかりボイス付きなので、もうほとんどアニメの番外編のような感覚で見ることができます。

はたしてダンジョンの最奥ではなにが待ち受けているのか、謎で引っ張る先の気になる作劇になっていて、没入してプレイできました。で、じつはこのゲームにはアニメ本編でははっきりしなかったある存在のその後が描かれています。私もプレイする前はそんなにストーリーにも期待していなかったので、これはちょっと驚きで、いい意味で予想を裏切られました。

詳細はこの記事の一番下に記述していますが、ネタバレが許容できて興味のある人は読んでみてください。

 

というわけで、たくさんのキャラを使うことができて、ファンサービス的な小ネタも満載で、本編とも関わってくる重要なストーリーという、アドベンチャータイムのファンにとってかなり魅力のあるゲームなのですが、不満な点もあります。

おそらく誰もが感じるであろう不満点は手に入れた財宝を貯金できないことでしょう。ダンジョンから持ち帰った財宝はキャラクターを強化したりアイテムを購入するために使うのですが、再びダンジョンに入る際に、使い切らなかった財宝はバブルガムから「candy tax(キャンディ税)」として全て徴収されます。つまり、「財宝150のうち125は耐久力を強化するのに支払ったから、残り25は使わずに取っておこう…」みたいなことが基本的にできないんです。これがなかなかに不便。たとえばキャラクターを強化するのに、最終的に財宝が500とか750とか大量に必要になってくるのですが、その目標額まで少しづつ貯金していくことはできないので、一回の探索で一気に750集めなければならないワケです。…とはいっても、深い階層だと財宝はたくさん発見できるので500や750集めるのは時間はかかるけどそこまで難しくはないし、さらに実は財宝を徴収されずにダンジョンに入れる「Mind Games」というアイテムも後半から手に入るので、探索を複数回に分けて財宝を集めることもできるようになります。でもこんな制限を課されるのに納得がいかないというか…「普通に貯金できる仕様でよくない?」と感じちゃうんですよね。まあコツコツ貯金できちゃうと低階層の時点でもキャラクターを最大まで強化することが可能になるので、それを阻止する難易度調整の一環かなと思うんですけど。

あと、ダンジョンの最初のほうは簡単なんですが、階層が深くに行くにつれ、どんどん嫌らしく厄介で難しくなっていきます

単純に敵の数がどんどん多くなるし、敵を産みだすジェネレーターもあちこちに置かれてるし、階段がロックされるようになってフロアのどこかにあるスイッチを押さないとロックが解除できないし、しかしスイッチや宝箱も罠だらけだし、敵は頑丈で簡単に倒せなくなるし、攻撃しようと思っても逃げたり隠れたり分裂したりしてイラつくし、一階につきフロアが3つも4つも増えて探索は大変になるし…ただでさえあまり変わり映えしないダンジョンを潜っていくだけの単調気味のゲームなのに、さらにここまでめんどくささが増してくると「もうプレイしてて楽しくない!」って感じてしまう人もいるでしょう。サクサク爽快に進めるタイプのゲームでもないので、しばらく遊んで楽しめなかった人はやっぱり最後まで楽しめないと思います。

そして、これはゲーム内容とは直接関係ない問題点なんですが、このゲーム、画面が停止し一切操作を受け付けなくなるフリーズの不具合が多いです。最初は自分のPS3がダメなのかと考えたのですが、調べて見るとやっぱりsteam版等でもフリーズ報告が多いみたいです。実をいうと1、2時間プレイしていると一回はフリーズする感覚で、次のフロアに移行する際のロードに負荷がかかっているのかもしれませんが、このせいでどうも安心してプレイできないんですよね。他の人はこんな頻繁にフリーズしないものなのか気になります…。

※自分で調べたり試してみたりして見つけたフリーズ回避のコツなのですが、「PSNをサインアウトしてプレイする」「ダンジョン内に落ちている財宝をなるべく拾わないようにする」のが効果的みたいです。フリーズする局面は圧倒的にフロアクリア時のロード画面である場合が多く、そのフロアで手に入れた財宝を集計する処理に負担がかかっていると思わしいんですね。なので財宝を一つも拾わないようにすれば、負担が減ってフリーズしにくくなるようです。実際、ナイトスフィアを一度に50階層突破する「The Limit」のトロフィーを獲得するために、上記を実践してプレイを試してみたところ、2時間あまりのプレイで一度もフリーズすることなく無事達成することができました。

 

WayForward社が製作したアドベンチャータイムのゲームは他にも「Hey Ice King! Why'd You Steal Our Garbage?!!」と「The Secret of the Nameless Kingdom(ネームレス王国の3人のプリンセス)」も遊んでいますが、個人的に本作「Explore the Dungeon Because I DON'T KNOW!」が一番お気に入りです

確かにめんどくささや単調さはあるのですが、アドベンチャータイムのキャラゲー・ファンアイテムという点において本作はすごく魅力のあるゲームになっているので、アドベンチャータイムのファンなら、とりあえず触ってみて損はないと思います。これがネームレス王国のような日本ローカライズ版が発売されなかったのはなんとも惜しいですね。

 

【小ネタ】フィンのスペシャルアタックの謎

上に書いた通り、このゲームはアニメ本編のマニアックなネタがたくさん仕込まれていて、その中でも特に印象に残ったネタを紹介します。

本作には各キャラクターに「スペシャルアタック」、つまり必殺技がそれぞれ用意されているのですが、主人公フィンの一つ目のスペシャルアタックの演出は「変なキャラとエレベーターに乗っているフィン」という非常に不可解なもの…。

初めて見たとき、「これ一体なんなんだろう?」とあっけにとられました。

もしかしてザギオック?でもなにか違うような…。

…で、2か月くらい経ってから、たまたま本編の「ミステリーパーティー」回を見返していてようやくわかりました。

「ミステリーパーティー」では、フィンが「本物のジェイクしか答えられない質問」をするシーンがあって、「僕が何度も見てるエレベーターの夢でいつも僕のそばにいるのは誰?」と聞くとジェイクは「バケモノまじない師」と答えるのですが、オリジナルだとこれは「ハーフオークのシャーマン」と言っていて、これが元ネタだったんですね!

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.

こんな本編でも一回しか言及されていないようなネタを必殺技にするなんて、やっぱこのゲームってすごいマニアックだな!!!と改めて感心しましたよ。

3DS版について

2024年3月、3DSを入手したので、PS3版と比較して気付いたことを書いておきます。

・グラフィックが違う!

PS3版が滑らかなトゥーンレンダリングでアニメ版アドベンチャータイムのルックを違和感なく再現しているのに対して、3DS版はあちこち3DCG感丸出しの質感になっています。ジャギーも目立っていて、はっきり言うと安っぽい…。

3DS版のグラフィックが異なるのは、おそらく立体視に対応させるためだと思われますが、PS3版と比べると違和感があって残念でした。

上:PS3
下:3DS

上:PS3
下:3DS

・ボイスが「ワワワワ~」になってる!

3DS版では、ムービーおよびキャラ操作中はちゃんと喋ってくれますが、それ以外の会話シーンではなんとボイスが意味ある単語ではなく「ワワワワ~」という喋りが流れます。

これ、アニメ版の「小さな恋の行方」の生き人形の喋りのパロディですね。

 

ミニゲームが削除されている

EXTRAから、「BMO GAMES」の項目が無くなっており、「HEAT SIGNATURE」「SUPER BEST BROS」等のミニゲームで遊ぶことができなくなっています。それに応じて、ナイトスフィアの宝箱からゲームのカートリッジが出現しません。

ちなみに、バブルガムのクエスト「FOREIGN POLICY」をクリアすると、報酬として「CONVERSATION PARADE 2」を入手したというメッセージがなぜか表示されるんですが、直後に「String ID is not」という怪しい表示が出る(これメッセージ設定のミスっぽい?)だけで、やっぱり実際に遊ぶことはできません。

 

マルチプレイ機能なし

3DS版は同じソフトを持っている人とワイヤレス通信で協力プレイ」みたいな機能があってもよさそうなんですけど…無いです。

 

・下画面でビーモが喋る

削除されている要素ばかりじゃなくて、3DS版ならではポイントもあります。

3DS版は下画面にビーモの顔が表示されており、このビーモはナビゲーターとして、ゲームの進行をボイス付きで解説してくれたりするんですね!

トラップを踏んだら「トラップだ」と言ってくれたり、アイテムを入手するとその解説を喋ってくれるんです。このためにビーモの声を新録してるということでしょうから、これはなかなか凝ってますよね。

ちなみに、ダンジョンのミニマップを見たい場合は、下画面をタッチすると上画面に数秒表示されます(っていうか、空いてる下画面にミニマップを常時表示できるようにしたらよかったんじゃ!??って思うところではありますが…)。

 

 

というわけで、3DS版固有の要素は、ビーモのおしゃべりと立体視だけなので、これらに特別魅力を感じない場合は、PS3版等据え置き機でプレイしたほうが良いでしょう。

ただ、一応もうひとつ長所があって、3DS版はメディアがカートリッジのためかフリーズしにくいです

PS3版でフリーズに泣かされまくった身としては、これは嬉しかったですね(っていうかフリーズしないのが商品として普通なんだけど…)。

 

基本的なこと & 知っておくと便利なこと

<ボタン操作>

・□ボタン…通常攻撃。長押しするとチャージ状態になり、強攻撃が放てる。

・△ボタン…サブウェポンで攻撃。

・〇ボタン…スペシャルアタックを発動。

・×ボタン…落ちているアイテムを拾う。

・Rボタン…ブロック(防御)状態になり受けるダメージを軽減できる。また、敵が攻撃してくる瞬間にタイミングよくRボタンを押すと、攻撃を無効化(パーフェクトブロック)できる。

・Rボタン+移動…緊急回避。高速でその場を離れる。

・セレクトボタン…マップを確認する。

 

サブウェポンは1つだけ持ち歩ける。新しいサブウェポンを拾うと、それまで持っていたほうは地面に置かれる。

 

・遠隔攻撃系のサブウェポンには使用回数があり、回数0になると使えなくなる。使用回数を回復するにはダンジョン内で「Ammo」を手に入れるか、または地上へ帰還すると使用回数は自動的に最大まで回復する。

 

・通常攻撃で敵にダメージを与えると、イマジネーションメーターが少しづつ溜まっていく(※サブウェポンによる攻撃ではメーターは溜まらない)。イマジネーションメーターが満タンの状態で〇ボタンを押すとそのキャラクターのスペシャルアタックが使用できる。使用できるスペシャルアタックは各キャラ初期状態では1種類だけだが、ネプタ―に財宝を支払うことで、最大3種類まで拡張してくれる。

 

地上にいるキャラクター達は、ダンジョン探索中に獲得した財宝(treasure)を支払うことで各能力を強化してくれる。

スターカップケーキ…いわゆるダメージへの耐久力・HPを示す「Thump(ハートのドキドキ♡)」を成長させてくれる。

マッスルプリンセス…通常攻撃の威力である「Rowdiness(乱暴さ)」を成長させてくれる。

レディレイニコーン…チャージ攻撃が発動できる速度「Focus(集中力)」を成長させてくれる。

ネプター…イマジネーションメーターの数を拡張し、使えるスペシャルアタックの種類を増やしてくれる。

 

・バブルガムに話しかけると、ダンジョン探索が始められる。5Fごとにチェックポイントとして記録され、次回探索する際には通過したチェックポイントからのショートカットが可能になる(例:20Fまでクリアしたことがあれば、6F・11F・21Fからスタートできる)。

 

・10Fごとにボスとの対決が待ち構えている。一度ボスを倒したフロアは、再び訪れた際には普通のフロアとなっており、ボスとの再戦は起こらない(※ただし、20Fの囚人から逃げるイベントは何回でも発生する様子)。

 

・一の位が5のフロア(5F、15F、25F…)をクリアする度に、拠点に帰還するかどうかを選ぶことができる。ただし、ここで帰還を選ばなくても、10の倍数のフロア(10F、20F、30F…)をクリアすると強制的に拠点に帰還させられる。

 

・持ち帰った財宝(treasure)は、再びダンジョンに入る際に「キャンディ税(candy tax)」としてバブルガムによって全て徴収されてしまう。ただし、「Mind game」のトークンを装備してダンジョンに入れば、徴収されずに持ち込むことができる。

 

・ダンジョン探索中にハートが0になって力尽きると、サブウェポンを失い、財宝が半分に減った状態で地上に帰還させられる(※ただしカギは失われない)。また、ダンジョン探索中に獲得したトークンも、途中で力尽きてしまうと結局失われてしまい、入手したことにならない。

 

・ダンジョンに入る際に、キャラクターに特殊能力を付加するさまざまな「トークン(token)」を装備することができる。トークンは消耗品で一度使うと無くなってしまうので、便利なものは使い所を考えて残しておくと良い。

 

・ダンジョンの1つのフロアにずっと留まっていると、「Death(死の国の王)」が現れる。キャラを自分のほうに牽引しては、高ダメージの骨を投げつけてくる強敵だが、何度も攻撃を当て続けていれば倒すことは可能

 

・ダンジョン探索中に何回も力尽きていると、バブルガムが「Hey, don't feel bad--we all have bad days.would you like something to make this a little easier?(ねえ、気を落とさないで。誰にも悪い日はあるものよ。少し簡単にするために何か欲しいものはあるかしら?)」と聞いてくるが、これを了承すると、イージーモードになる。イージーモード状態では、キャラクターのトークンが「Heart Sweater」2個で固定され、ライフが一つ増加・食品アイテムでの回復量2倍・ハグウルフの呪いなどが無効になる効果が得られる。こうして書くとなかなか便利そうだが、このトークンスロットを2つ占有するHeart Sweaterは任意で解除することができない。3つトークンの装備スロットがあるフィンを除いて、他のキャラクターは別のトークンを選ぶことが不可能になってしまうので、かえって不便になる場合がある。イージーモードはキャラが力尽きても操作キャラを変更してもずっと継続されるが、次のボスを倒すことでイージーモード終了となり、「Heart Sweater」のトークンが消える。

 

・70Fをクリアすると、地上の左上、ガチョウ店長の店の隣に、おまけダンジョン「ナイトスフィア」の入り口が現れる。ナイトスフィアは強制帰還がなくずっと探索し続けることが可能なダンジョンで、中にいる敵は強くて数も多く、攻略難度は高い。5Fごとにボスバトルが発生するが、これは本編に登場したボスの強化版との再戦となる。

 

・ナイトスフィア内の宝箱にはゲームのカートリッジが入っていることがある。ナイトスフィアで手に入るゲームは「ADVENTURE MASTER DUO」「HEAT SIGNATURE」「SUPER BEST BROS」の3つで、入手後はタイトル画面の「EXTRA」の「BMO GAMES」から遊ぶことができる。

カートリッジの出現率は高めで、1Fの時点でもう3つ手に入ることすらある

 

・80Fを超えるあたりから、イジメか?ってレベルでダンジョンのトラップの嫌らしさや、敵キャラの凶悪さと頭数の多さが目立ってくるので、なかなか先へ進めない!…とつまずいてしまう人もいるかもしれない。楽に突破できるおすすめの構成は、マーセリンを選んでサブウェポンに「Big Axe」を持たせ、トークンには移動速度を上げる「Speedy Feet」とダメージ半減の「Zeldron's Armor」を装備させること。強化されたマーセリンの俊足によって広大なフロアを駆けまわり、効率よく階段を探すことができる。たくさんの敵に襲われても俊足とダメージ半減によって逃げ切り、どうしても倒さないといけない敵はBig Axeで高速排除できる。

 

・ハグウルフにハグされると、キャラクターにハグウルフの呪いがかかる(小さいハートマークが現れるようになる)が、これはマルチプレイ時に味方キャラをハグするようになる効果で、ソロでプレイしている場合では特に意味はないらしい。

 

・サブウェポン「BREAD SHOT」と、トークンの「HERO KERCHIEF」は、初めて出現するのがガチョウ店長のショップで、ショップに並んでいるのを購入すると、ダンジョンでも入手できるようになるようだ。

 

トークン一覧>

SPEEDY FEET…移動速度が速くなる 
NERDICON GLASSES…強攻撃発動までのチャージ時間が短くなる
ENCHIRIDION…イマジネーションメーターが溜まるのが早くなる
NIGHTOSPHERE AMULET…マーセリンのイマジネーションメーターが溜まるのが早くなる
WISHING EYE…通常攻撃の威力が上がる
WISH ORB…サブウェポンの威力が上がる
HERO KERCHIEF…遠隔攻撃の使用回数が無限になる
FRIDJITSU MANUAL…通常攻撃に凍結効果が付加される
QUESTIONABLE POTION…通常攻撃に毒の効果が付加される
CANDY SEEDS…食品アイテムの回復効果が二倍になる
THUMP TOKEN…THUMP(耐久力)の最大値が1つ増える

ZELDRON'S ARMOR…受けるダメージが半減する
BROGEND MEDALLION…シカの激突などによるノックバックが無効になる
NINJA SYMBOL…無敵状態の継続時間が長くなる
TURTLE PRINCESS MEDAL…ブロック時にダメージを無効にする(※発射物は無効化できない)
FORCE FIELD…全方向からの攻撃をブロックできるようになる
MIRROR OF ORORRIM…パーフェクトブロック時に発射物を跳ね返せるようになる
PASSIVE RESISTANCE…緊急回避時に敵にぶつかってダメージを与えられるようになる
WIZARD EYE…どのスイッチがトラップが識別できるようになる
TINY WINGS…溝・ぬかるみ・氷床などの地形を無視して移動できるようになる
CLOUD UNDIES…浮遊キャラが空中(溝の上とか)でダメージを受けたときに落下するのを防ぐ
ERASER…電撃バリアに接触してもダメージを受けなくなる
BUBBLE SOAP…ぬかるみやガム壁に接触しても移動が遅くならない
BOOTIES…氷床で滑らなくなる
INSTANT BATH SERUM…毒状態が無効になる
UNIVERSAL TRANSLATOR…混乱状態が無効になる
HUGSBANE…ハグウルフの呪いが無効になる
HAMBO…(効果不明。「ENFEEBLE CURSE[弱体化の呪い]」を防ぐらしい?)

GLUE…(効果不明。DISARM CURSE[武装解除の呪い]を防ぐらしい?)  

UN-FREEZING POTION…凍結状態が無効になる
FLAME SHIELD…地面の炎でダメージを受けなくなる
METAL DETECTOR…敵が財宝を落とす確率が上がる
ROYAL MEDAL…トラップではない宝箱の数を増やす
MIND GAMES…使わなかった財宝をダンジョンに持ち越せる
BAG OF KEEPING…ダンジョンで倒れてもサブウェポンを失わなくなる
LOLLIPOPS…チェックポイント以外のフロアでも地上への帰還を選べるようになる
ALMIGHTY KEY…カギの使用個数が無限になる
OBNOXYGEN…ジェネレーターからモンスターが出現する頻度が遅くなる
SACK LUNCH…フロアをクリアするたびにHPが回復するようになる
HEART SWEATER…耐久力が1つ増える&食品アイテムの回復効果が二倍になる&ハグウルフの呪い等が無効になる

 

<プレイヤーキャラクター>

※能力値の「★」は初期の数、「☆」は後で拡張できる数を表します

 

・フィン

THUMPS(耐久力):★★★+☆☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★+☆☆

IMAGINATION(必殺技)★+☆☆

通常攻撃:近接(剣で攻撃)

チャージアタック:前方へ飛び蹴り

スペシャルアタック:①敵全体にダメージ ②敵を回復アイテムに変える ③敵全体にダメージ(強)

特徴トークンを3つ装備可能

 

特殊能力を何も持たないが、トークンを3つ装備できる唯一のキャラクターであるため、トークンさえ揃っていれば使い勝手はかなり良い。

耐久力がシナモンパンと並び最大で、さらに二番目のスペシャルアタックで回復アイテムを生成できるので生存力も優秀。

 

・ジェイク

THUMPS(耐久力):★★★+☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★+☆☆

IMAGINATION(スペシャルアタックの数)★+☆☆

通常攻撃:近接(体を武器に変形させて攻撃)

チャージアタック:回転して周囲の敵を弾き飛ばす

スペシャルアタック:①サブウェポン出現 ②状態異常を治療 ③HPを全回復

特徴:溝や水路を飛びこえることができる

 

溝や水路を飛び越えられる・チャージアタックで敵を弾き飛す・スペシャルアタックでサブウェポン出現、と「地味に便利」な能力が集まった性能。これといった欠点はなく使えるが、やっぱり地味な印象を受ける。

(個人的意見だが、手を伸ばせることで通常攻撃のリーチが他のキャラより長いとか、そういうジェイクらしさを活かした特徴がもっとあっても良かった気がする)。

 

・マーセリン

THUMPS(耐久力):★★+☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★★★+☆☆

IMAGINATION(スペシャルアタックの数)★+☆☆

通常攻撃:近接(アックスベースで攻撃)

チャージアタック:前方の敵を麻痺させる

スペシャルアタック:①敵全体にダメージ(小) ②敵全体にダメージ(中) ③敵全体にダメージ(大)

特徴:溝・水路・氷床などを無視して移動できる、ブロック状態のとき敵の発射物を吸収してイマジネーションメーターを上昇させる

 

とにかく優秀なキャラ。浮遊状態により溝や氷床を無視できるため移動が快適で、さらに他の浮遊キャラであるアイスキングやランピーと比べて移動速度も速い。触手や妖精が飛ばしてくる発射物を吸収してイマジネーションメーターを溜められる特性もあるので、防御面でも他のキャラと比べて一段上の性能を誇る。最初から最後までずっとマーセリンでいいくらい。

欠点としては、通常攻撃力が他のキャラと比べて低めなことだが、サブウェポンなら威力は通常攻撃力と別計算なので、Big Axeなど強力なサブウェポンを持たせることでカバーできる。スペシャルアタックはひたすら攻撃に特化した性能となっている。

 

・シナモンパン

THUMPS(耐久力):★★★★+☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★★★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★+☆☆

IMAGINATION(スペシャルアタックの数)★+☆☆

通常攻撃:近接(両手で殴る)

チャージアタック:排泄物で正面の敵を攻撃

スペシャルアタック:①回復アイテム出現 ②無敵状態(短) ③無敵状態(長)

特徴:ガード状態で移動(緊急回避)すると敵をはじき飛ばせる

 

耐久力の初期値が高く、伸びしろはフィンと並んで最大。さらにスペシャルアタックは回復アイテム出現に無敵化と、とにかくダンジョンで生存することに特化した性能。それでいて通常攻撃力も高い。欠点として、移動性能は低い。移動速度も遅く浮遊状態でもないため、Speedy feetのトークンでカバーしたい。

 

・ランピー(10Fクリア後)

THUMPS(耐久力):★★+☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★★+☆☆

IMAGINATION(スペシャルアタックの数)★★+☆☆

通常攻撃:遠隔(コブコブを投げる)

チャージアタック:八方向にコブコブ発射

スペシャルアタック:①敵全体を停止 ②状態異常を治療 ③敵全体にダメージ ④敵全体を財宝に変える

特徴:溝・水路・氷床などを無視して移動できる、スペシャルアタックの数が4つ

 

通常攻撃が遠隔であり、浮遊移動で地面のトラップを無視できるのはいいが、通常攻撃の威力自体は弱く、移動速度は遅い。Speedy feetのトークンと、サブウェポンに強力な近接武器を持たせてカバーしたい。スペシャルアタックを4つ持っている唯一のキャラで、4番目のスペシャルアタックは敵全体を強制的に財宝に変えてしまう効果で、まさに最終兵器!

 

アイスキング(30Fクリア後)

THUMPS(耐久力):★★★+☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★★+☆☆

IMAGINATION(スペシャルアタックの数)★+☆☆

通常攻撃:遠隔(氷柱を発射)

チャージアタック:氷柱で大ダメージ(近くの敵を自動的に狙う効果付き)

スペシャルアタック:①敵全体を凍結 ②無敵 ③敵全体にダメージ 

特徴:溝・水路・氷床などを無視して移動できる、氷柱攻撃で相手を凍結させる

 

移動速度が遅いことを除けば、屈指の強キャラ。浮遊移動で地面のトラップを無視できるし、通常攻撃は氷柱の遠隔攻撃で敵を凍結させる効果まである。ランピーと同じく、Speedy feetのトークンと近接武器を持たせて弱点をカバーしたい。

 

・レモングラブ(70Fクリア後)

THUMPS(耐久力):★★★+☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★★★+☆☆

IMAGINATION(スペシャルアタックの数)★+☆☆

通常攻撃:近接(音波剣で攻撃)

チャージアタック:音波を飛ばして遠隔攻撃

スペシャルアタック:①味方全体を小回復 ②無敵化 ③敵全体にダメージ 

特徴:通常攻撃が必ずノックバック、ブロック時に発射物を無効化

 

通常攻撃に必ずノックバックの効果があるため、敵を壁際に追い詰めれば一方的に叩き続けられるが、それ以外の空間だと吹っ飛んだ敵をいちいち追いかけないといけないのでかえって倒すのに手間取ったりと一長一短。通常攻撃もチャージすれば遠隔に変化し、スペシャルアタックも回復・無敵・敵全体ダメージと一通りそろっていて、多芸なのが特徴。ブロック時に発射物を無効化できるが、前方から飛んでくる発射物だけなので注意。

 

・フレイムプリンセス(80Fクリア後)

THUMPS(耐久力):★★+☆☆☆

ROWDINESS(通常攻撃力)★★★+☆☆☆

FOCUS(チャージ速度)★★+☆☆

IMAGINATION(スペシャルアタックの数)★+☆☆

通常攻撃:遠隔(火球を投げる)

チャージアタック:ビーム状に火炎放射

スペシャルアタック:①敵全体にダメージ(小) ②敵全体にダメージ(中) ③敵全体にダメージ(強)

特徴:火の床トラップを無効化、トークンを1つしか装備できない

 

通常攻撃が遠隔で、威力も高い。血気盛んなフレイムプリンセスらしく、スペシャルアタックもひたすら攻撃に特化している。また、火の床トラップが無効(フランボを連れているのと同じ)なのは地味に便利。

しかし、トークンを1つしか装備できないのがとにかくネック。「Speedy Feet」+「Zeldron's Armor」の組み合わせが不可能なのは痛い。使用可能になるタイミングも最も遅く、少々不遇な印象を受ける。

 

DLCでガンターやペパーミントバトラーも使えたらしいですが、私がプレイした時にはもう配信終了していたらしく詳しいことはわかりません…。

 

<消費アイテム一覧>

ダンジョンに落ちている食品以外の消費アイテム。わかるのは名前だけで効能が説明されないので、以下に解説する。

KEY(鍵)…ロックされている壁・階段を開けて先に進める

STOP WATCH(ストップウォッチ)…一定時間、敵の動きを停止させる。

LAMB RELIC(子羊の遺物)…一定時間、無敵状態になる。

FAIRY(妖精)…イマジネーションメーターを1つ満タンにする。

AMMO(弾薬)…サブウェポンの使用回数を回復する。いくつ回復するかはランダム。

CYCLOPS TEARSサイクロップスの涙)…呪いや混乱などの状態異常を治療する。

MOLASSES糖蜜)…一定時間、透明になって敵から認識されなくなる。

DEMON'S HEART(悪魔の心臓)…一定時間、通常攻撃の威力がアップする。

HONEY ENERGY DRINK(はちみつ栄養ドリンク)…一定時間、移動速度が速くなる。

 

<ファミリア(familiar)一覧>

ダンジョン探索中、宝箱からファミリア(familiar)が現れて、一定時間キャラクターについてくるようになる。連れ歩くことによる効能が説明されずわかりにくいと思うので、下記に解説。

スタンレー…野菜ピープルのスイカ。飛んでくる弾や鹿の追突を無効化してくれる。

フランボ…火の精霊。火の噴出している床の上を移動してもダメージを受けなくなる。

ビーモ…おなじみゲーム機型ロボット。連れ歩いていると、HP回復アイテムである食品を落としてくれる。

ピエロナース…顔だけ登場。弾を飛ばして敵を攻撃してくれる。

ホットドッグナイト…ホットドック王国の騎士。近寄ってきた敵を攻撃してくれる。

シェルビー…おなじみのミミズ。宝箱に罠が仕掛けてあるかどうか示してくれる。

ダンス虫…踊るハサミ虫。しばらく何もせず待っているとダンスを踊り出し、HPを回復してくれる。

小さいマンティコア…翼の生えた人面ライオン。状態異常にかかると、治療してくれて去っていく。

おなら…黄色い炎みたいな見た目の気体。近づいてきた際にこっちがダメージを受けるハズレキャラ。

ロレイン…「ビーモは名探偵」に出てきたニワトリ。連れ歩いている間は画面がモノクロになり、アイテムやお金を見つけると盗んで去っていくハズレキャラ

 

<サブクエスト>

・バブルガム・ツリートランク、ブタ、スーザン、スターチーからはクエストを受注できる。クエストの依頼内容は、指定のアイテムを持ち帰る、特定の敵を倒すといった条件がほとんどで、依頼を達成してから報告すると、報酬としてアイテムや財宝をもらえる。メニュー画面の「QUEST」から現在受注しているクエストを確認できる。

条件を達成してクリア状態のクエストには、チェックマークが付く

・プリンセスバブルガムのクエス
WORTH YOUR WHILE    
(クリア条件)財宝を10集める
(クリア報酬)財宝10

WISE INVESTMENT      
(クリア条件)サブウェポンをトランクに入れる
(クリア報酬)サブウェポン「CONE O'9 FLAVORS」

SUPPORT THE LOCAL ECONOMY 
(発生条件)10Fクリア後
(クリア条件)ガチョウ店長の店で、なんでもいいので買い物する
(クリア報酬)「KEY」2個

STOP THE PRISON BREAK    
(クリア条件)20Fをクリアする
(クリア報酬)「SPEEDY FEET」のトーク

LOCATE THE ICE KING    
(クリア条件)30Fをクリアする
(クリア報酬)財宝25

PROTECT THE HYOOMANS!    
(クリア条件)50Fをクリアする
(クリア報酬)「CANDY SEEDS」のトーク

PSYCHIC DISTURBANCE    
(クリア条件)60Fをクリアする
(クリア報酬)財宝50

FORGET ABOUT THE DUNGEON        
(発生条件)70Fクリア後
(クリア条件)ナイトスフィアに入る
(クリア報酬)「LOLLIPOPS」のトーク

FOREIGN POLICY     
(発生条件)100Fクリア後
(クリア条件)マジックマンを倒す
(クリア報酬)「CONVERSATION PARADE 2」のゲームカートリッジ


ツリートランクのクエス(20Fクリア後から)
HUG IN WOLF'S CLOTHING 
(クリア条件)ハグウルフを5体倒す
(クリア報酬)「BOOTIES」のトーク

DELICIOUS PIE        
(クリア条件)ダンジョンの宝箱から「CRYSTAL APPLE(クリスタルリンゴ)」を手に入れる
(クリア報酬)ダンジョンに回復アイテム「DELICIOUS PIE」が出現するようになる

※「CRYSTAL APPLE」はおそらくダンジョン内のどこの階層の宝箱でも出現する

DANGEROUS DAGGER    
(クリア条件)「CURSED SWORD」を装備して話しかける
(クリア報酬)サブウェポン「FLAME CHUCKS」

※「CURSED SWORD」は40F以降に出現する

FIND MR. PIG    
(クリア条件)60Fをクリアする
(クリア報酬)「THUMPS」の成長1回無料

BAKED GOODS        
(クリア条件)「BREAD SHOT」を装備して話しかける
(クリア報酬)サブウェポン「CROISSANT WAVE」

※「BREAD SHOT」が初めて出現するのはガチョウ店長のショップで、ショップ登場後にダンジョンでも入手できるようになるようだ

 

・スーザンのクエス(50Fクリア後から)
HAT TRICK        
(クリア条件)「KITTEN GUN」を装備して話しかける
(クリア報酬)サブウェポン「CATLING GUN」

NOSTALGIA        
(クリア条件)ダンジョンの宝箱から「MARSHMELLOW(マシュマロ)」を手に入れる
(クリア報酬)「ROWDINESS」の成長1回無料

※「MARSHMELLOW」はおそらくダンジョン内のどこの階層の宝箱でも出現する

BEAUTIFICATION    
(クリア条件)ラブグラブを10体倒す
(クリア報酬)「METAL DETECTOR」のトーク

※一回の潜入で10体倒す必要がある。10体倒さずに離脱したら1からやり直し。

FIND SWEET LITTLE MAN    
(クリア条件)90Fをクリアする
(クリア報酬)財宝100

WEAPON UPGRADE        
(クリア条件)「BAMBOO POLE」を装備して話しかける
(クリア報酬)サブウェポン「SHARK SWORD」

※以降「SHARK SWORD」がガチョウ店長のショップに出現するようになる


・ブタさんのクエス(60Fクリア後から)
SCRAMBLED EGGS        
(クリア条件)「OVER EASY」を装備して話しかける
(クリア報酬)サブウェポン「EGG DROP

FEARTASTIC JOURNEY    
(クリア条件)70Fをクリアする
(クリア報酬)「IMAGINATION」の成長1回無料

TYPECASTING   
(クリア条件)「MAGIC WAND」
(クリア報酬)「CHERRY BLOSSOM WAND」
※Magic Wandはブタ系の敵が時々落とす

SWEET SILENCE        
(クリア条件)鳥系の敵を50体倒す
(クリア報酬)「ALMIGHTY KEY」のトーク

※一回の潜入で50体倒す必要がある。50体倒さずに離脱したら1からやり直し。

STRATEGY GUIDE        
(クリア条件)トークン「MIND GAMES」を手に入れる
(クリア報酬)財宝200
※「MIND GAMES」はマジックマンを倒すと時々手に入る

 

・スターチーのクエス(90Fクリア後から)

WASTE RETRIEVAL 
(クリア条件)ダンジョンの宝箱から「BROOM(ほうき)」を手に入れる
(クリア報酬)「FOCUS」の成長1回無料

※「BROOM」はおそらくダンジョン内のどこの階層の宝箱でも出現する

FINE DINING        
(クリア条件)「CRABS」を装備して話しかける
(クリア報酬)サブウェポン「SCORPIONS

※以降「SCORPIONS」がガチョウ店長のショップに出現するようになる

FUZZY FAVOR        
(クリア条件)「KITTEN GUN」を装備して話しかける
(クリア報酬)サブウェポン「CATURDAY CANNON」

※以降「CATURDAY CANNON」がガチョウ店長のショップに出現するようになる

TAKE OUT THE TRASH    
(クリア条件)ナイトスフィアにあるジェネレーターを50個破壊する
(クリア報酬)「NIGHTOSPHERE AMULET」のトーク
※一回の潜入で50個破壊する必要がある。50個壊さずに離脱したら1からやり直し。

THE IMPOSSIBLE DREAM
(クリア条件)死の国の王(DEATH)を倒す
(クリア報酬)「HEART SWEATER」のトーク

死の国の王は、ひとつのフロアに長時間とどまっていると出現する。近寄ると大ダメージを受けるので、倒すには遠隔攻撃がないとキツイ。

 

<ボス攻略>

・10F「デーモンキャット

一番最初のボスということもあり、あまり強くない。ビームや弾を発射してくるのを避けつつ、相手の側面に近づいて少し攻撃→離れる…のヒット&アウェイを繰り返せばダメージを受けずにあっさり倒せることも。正面から近づくと舌攻撃を喰らうので、側面から狙ったほうが良い。「KITTEN GUN」など遠隔攻撃のサブウェポンがあればより安全に戦える。

 

・20F「押し寄せる脱獄集団

画面左側から脱獄者の大集団が押し寄せてくる。集団に追いつかれると問答無用で失敗となるので、追いつかれないよう、ひたすら右へ右へと逃げる。道中に財宝が落ちているが、拾っているうちに追いつかれる恐れがあるので、慣れないうちは無視して逃げるのに専念したほうがよい。

途中、バリアが張られていて通りぬけられない箇所があるが、直前にある床のスイッチを押すとバリアが消えて先へ進めるようになる。しばらく走っていくとやがて崖があるので、橋を渡ってむこうの崖までたどり着けばゴールとなる。

 

・30F「アイスキング&フィオナとケイクの氷像

アイスキングとケイクの氷像は倒すことができず、フィオナの氷像を倒すと勝利となる。しかし、いきなりフィオナを攻撃しても、手痛い反撃が返ってきてしまう。

そこで、ケイクのほうを攻撃し続けるとやがてケイクがダウンしてうずくまり、それをフィオナが助けにやってきて回復させるので、ケイクを治療中の無防備になっている時のフィオナを狙って攻撃すること。これを何回か繰り返せば倒せる。

アイスキングは倒すことができないが、攻撃する度に回復アイテムであるアイスクリームを落とすので(最大5個まで)、回復に利用するといい。

 

・40F「ガンターのネコ

氷のフロアに、ガンターの産んだネコがいて、その周りをペンギンたちが歩き回っている。ネコを攻撃しようと近づくと電撃が喰らい、遠隔攻撃をぶつけると弾をバラまかれて反撃されるので、ネコを倒そうとしてはダメ

周りにいるペンギンを殴ると、殴られたペンギンは床の上を滑ってあちこちにぶつかり出すのを利用して、ネコに命中するのを待つ。滑ったペンギンと接触すると、ネコはペンギンで遊びだすので、これを何回か(3~5回?)繰り返せばクリアとなる。ただし、滑っているペンギンに当たるとこちらもダメージを受けるし、ネコのほうも攻撃してくるので、やられないよう注意すること。

 

・50F「フィッシュピープル救助

スーザンから、仲間であるフィッシュピープルたちを救出して下のフェンスの中にある安全地帯へと連れてくるよう頼まれる。

フィッシュピープルは黒い靄に包まれた集団に混ざってしまっており、見た目ではどれがフィッシュピープルなのかわからない。靄に近づいて「TICKLE(くすぐる)」を選ぶと靄が晴れて正体を見極めることができ、フィッシュピープルだった場合は問題なくこちらについてきてくれるが、モンスターだった場合はこちらが必ずダメージを受けてしまうため、しらみつぶしに靄に「TICKLE」を仕掛けるわけにはいかない。

見極め方として、黒い靄に近づいたとき、ウーザーは「ウガ~ウワウワ~…」とうめき声をあげるが、フィッシュピープルの場合、女性は「ンフ?」、男性は「ホワ?」みたいな短い声を出すので、これで近くにフィッシュピープルがいると判断できる。しかし近くにいることまでわかっても、集団で固まっている状況でどれがフィッシュピープルなのか見極めるのはシビアで、「これはフィッシュピープルだろう」と判断しても、ハズれる場合が多い。周りに他の靄がいない状態で、何度も近づいて声を聞いて、間違いなくこれはフィッシュピープルだと確信が持てない限りは「TICKLE」を選ばないように。

また、フィッシュピープルを連れ歩いていると、周りにいるモンスターたちがどんどん襲いかかってくるので、安全地帯にたどり着くまでも気が抜けない。通路の角をうまく使って慎重にモンスターを倒していくこと。

なお、フロア右上にある壊れた車を作動させると、ランプが光り出して周囲一帯の靄を一気に晴らすことができるが、当然、正体を現したモンスターたちが一斉にこちらに向かってくるのであまりおすすめしない。

3人全員を安全地帯まで連れてくると、残ったモンスター全部が襲い掛かってくるので、これを全滅させるとクリア。

 

・60F「ゴリアドVSストーモ

ゴリアドとストーモが壮絶な戦いを繰り広げており、2体から放たれる攻撃をかいくぐって、とにかくこの場を120秒間生き残るとクリアとなる。とにかく攻撃が当たらないよう逃げ回っていればいいので、簡単なほうだと思われる。時々ラブグラブやハグウルフが乱入してくるので、入ってきたら速攻で倒すように。赤い発射物を吸収できるマーセリンで挑むのがやはり楽。

 

・70F「レモングラブ

ステージ中央にレモングラブ(黒)がいて、レモングラブ(白)のほうはこちらを追尾して攻撃をしかけてくる。左上から小さいレモンピープルたちが無限に湧き続けており、当たるとダメージなので近寄ってきたら倒すこと。

レモングラブ(黒)は攻撃しても反撃されるので、そっちは無視してレモングラブ(白)のほうを攻撃する。何回か攻撃するとレモングラブ(白)は昏倒状態になって動きが止まるので、そうしたら離れて待機。すると、右上にあるファンが回転して小さいレモンたちを吸い込んでいくので、こちらも下方向に移動し続けて吸い込まれないよう耐える。しばらくしたらまたレモングラブ(白)が活動を再開するので、また攻撃して昏倒させて待機・ファンが回転…という手順を繰り返す。これを3回行うとファンが壊れてレモングラブ(白)が右往左往し始めるので、そうしたら今度はレモングラブ(黒)を攻撃すると、くっついていた異形の左腕が外れてクリアとなる。

 

・80F「チーズ製造マシーン

牛を乗せて高速回転しているマシーンを壊して停止させるのが目的となる。

マシーンが回転している間、光っているランプがあるが、これを攻撃してすべてのランプを壊すと機械が停まるので、その間に下のフロアに降りて機械本体を攻撃する。しばらくすると再びランプが点灯してマシーンが回転を再開するので、そうしたら急いで上に退避。この手順を繰り返していけばそのうちマシーンが完全に壊れてクリアとなる。

だんだん壊す必要のあるランプの数が増えていき、さらにラブグラブも乱入してくるのでやりにくくなる。ラブグラブをすぐ殲滅できる攻撃力は欲しい。

 

・90F「ガムボールの番人

2体の番人を相手にすることになるが、一体を倒すと、残されたもう一体の番人の攻撃が激しく変化して厄介。なので、一体を集中攻撃して倒すのではなく、2体に均等にダメージを与えていって、両方をなるべく同時に倒すようにすること。

番人を2体とも倒すと第二段階に移行。足場に3つのスイッチと、画面上部にモニターが出現する。復活した二体の番人が上下を移動しつつ交互に炎を吹きかけてくるので、とりあえずは火をかわすのに専念してひたすら逃げ回ればいい。

一番右のスイッチを押して答えを「4」にすればOK

モニターには難解な数式が書かれており、さらに数式の下に数字が表示されているが、この数字は数式に対するこちらの回答を意味しており、足場のスイッチを押すと数字の値が変えられる(足場の3つのスイッチは左から100の位、10の位、1の位に対応する)。しばらく待つと、モニターの数式は「2+2」に変化するので、そうしたらスイッチを押して答えの数字を「4」にすると勝利となる(※もちろん第二段階が始まった時からすぐ答えを4にして待ち構えていてもOK。モニターの数式が2+2に切り替わった瞬間、即勝利になる)。

 

・100F「ラスボス

※ブロック状態のときに触手の赤い弾を吸収できるマーセリンで戦うのが一番簡単かと思う。

(第一形態)

ガイコツを発生させるジェネレーターと、赤い弾を放つ触手が存在するが、両方とも倒してもまた復活するのでキリがない。赤い弾とガイコツの攻撃を回避しつつ、正面真ん中の「顔」付近をひたすら攻撃する。

リトライなどでサブウェポンが無くなっている場合は、ジェネレーターを倒すとBig AxeやCursed Swordが時々手に入る。また、ガイコツを倒すと時々回復アイテムを落とす。

「顔」にある程度ダメージを与えていくと、そのうち回避が難しい巨大な舌攻撃を使ってこちらを叩いたり、位置を動かしてくるようになるので、多少無理をしても早く倒したい。

(第二形態)

空間が縦に分割され、左右どちらかに閉じ込められる。第一形態と同じく顔付近を攻撃すればいいのだが、近寄ろうとすると叩かれてダメージを受けてしまう。なので、近寄らずに遠隔攻撃によってダメージを与えるようにする。ジェネレーターを倒すと遠隔攻撃のサブウェポンを落とすので、遠隔攻撃の手段がない場合はこれらを拾って使うこと。

中央にある敵の体からは、手が横に伸びてダメージを与えてくる。手が伸びる前に一瞬小さく飛びだすので、これを見て手の真横には立たないようにすること。

(第三形態)

空間を分割していた敵の体がひっこみ、横方向にバリアが張られてボスに近寄れなくなる。スペシャルアタックを使うとバリアが解除されるので、ボスに近寄って「HUG」を押すと、再びバリアが張られて画面下に戻される。これを3回繰り返せば勝利となる。

イマジネーションメーターは、ジェネレーターを倒した際に時々出現するFAIRYを取得してすぐに溜めることができる。

 

物語の真相、ラスボスについて(※ストーリーの核心に迫るネタバレあり

本作には原作者のペンドルトン・ウォード氏が参加していて、単なるアナザーストーリーに留まらず、じつはアニメ本編とも関わる重要な設定が描かれています。

地下迷宮から囚人たちが脱走している謎を解くため、フィンたちはダンジョンを探索することになるのですが、そのうちに実はダンジョンがバブルガムの秘密の研究室と繋がっていることがわかり、バブルガムは何かを隠しているようで疑わしくなります。

研究室の最奥である90Fに到着すると、バブルガムはここがダンジョンの最下層だから、もう地上に戻ったらどうかしら?と提案してくるのですが、これは嘘であり、研究室の壁に机で隠されたさらなる先へと続く通路が発見されます。

みんなから問い詰められたバブルガムは、じつはダンジョンを探索する間に騒動の原因がなんなのかもう気づいていたことを明かします。事件を自分の問題として1人で処理しようとするバブルガムはフィンたち一行に解散を言い渡しますが、放っておけないフィンは彼女の後を追います。

そして研究室のさらにその奥にはガム状の物体で覆われた空間(GUM HIVE)が広がっており、最深部の100Fでフィンたちが目にしたものは、バブルガムと同じピンク色の巨大なガムの塊でした。

戦おうとするフィンたちを制止しに現れたバブルガムは、巨大ガムの中に取り込まれてしまい、彼女を助けるためやむをえず戦闘となります。

戦いの末に巨大ガムはバラバラになり、助け出されたバブルガムはついに隠していた事実を語り始めます。実はこの巨大なガムはバブルガムの親なのだと言います。約1000年前、このピンクのスープの中でバブルガムは誕生し、やがて自我を持ち独立してプリンセスとなったこと、そして今の年齢は827歳であることを告白します。

バブルガムは原始の姿を保った彼らをずっとこの奥深くの空間に安置して守ってきたのでしたが、知らないうちにガムたちは壁の中に浸透しており、牢獄のドアを固定するネジの中にまで入り込んで、悪気なく囚人たちを解放してしまっていたというのが騒動の真相でした。バブルガムは自分の親を守りたくて、フィンやマーセリンといった友人たちにも秘密にして話せずにいたのでした。

バラバラになったガムたちは分子量が増えすぎて分離を引き起こしており、もはや再合体できなくなっていました。バブルガムは泡となって消えてゆく親たちと涙の別れを交わし、物語は幕を閉じることになります。

このバブルガムの親である巨大ガムは、アニメの「サイモンとマーシー」回でサイモンにチキンスープを渡したガム状生物と同じ見た目をしています。「サイモンとマーシー」を初めて見たときはこれがバブルガムの祖先か何かだろうか?と想像していましたが、このゲームにおいてバブルガムの親であったことがはっきり裏付けられたことになります。

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.

ボニーとネディ」では、巨大なガムのちぎれた部分からバブルガムとネディが誕生し、個体として独立していった過程が回想で示されましたが、それに先んじて、バブルガム誕生の秘密が本ゲームで説明されていたわけです。

この巨大ガム(「ボニベル・バブルガム」回での呼び名にならえば「ママガム」)になにか目的があったのかははっきり示されていません。

ただし、ラストバトルは、ママガムのハートを「HUG」、つまり抱きしめてあげることで、戦いが決着するのです。ママガムはこの場所に置かれてなにかしら寂しさを感じていて、それを解消してくれる他者を求めて外部を目指していたのではないでしょうか。ママガムが現れたバブルガムをすぐさま自分のなかに取り込もうとしたのを考えると、やっぱり離れて行ってしまった仲間のバブルガムにまた会いたかったのかもしれません。