ふるやの森

あまり他で扱われていない事柄、個人的に書き留めておきたい内容など

アドベンチャータイムの日本語翻訳コミックの紹介

アドベンチャータイムはアニメだけに留まらず、コミックもたくさん発表されています。

内容としては、アニメのエピソードをコミック化しているわけではなく、どれも独自のアナザーストーリーが展開されていて、アーティストの個性が強く現れた作品もあったり、アニメとはまた違ったアドベンチャータイムの世界を楽しむことができます。

日本でも、いくつかの作品が翻訳されたのですが、それら日本語版コミックをまとめて紹介しているサイトは意外と無いようなので、自分で書いてみました。

なお、オリジナル版の発表日などは、Adventure Time Wikiの「Adventure Time (comic)」の項目を参考にしています。

ADVENTURE TIME

書誌情報

発行日:2015年3月10日

発行:株式会社KADOKAWA

オリジナル版発表期間:2012年2月8日(Issue1)~2012年5月16日(Issue4)

著:ライアン・ノース(作)

  シェリイ・パロライン(画)

  ブラデン・ラム(画)

訳:伊藤里香

これは「ADVENTURE TIME」というタイトルそのままで、サブタイトルがつかないコミックシリーズです。いうなれば「無印コミックシリーズ」でしょうか。

一般的に、アメコミは一冊に一話が収録されている「リーフ」という小冊子の形で刊行されており、本シリーズも2012 年 2 月のIssue1(第一号)から始まり、2018 年 4 月のIssue75まで発表されました。

4~5ヵ月分の号をまとめた単行本(TPB)も出版されていて、そちらは「Vol.」という巻数表記になっています。

そしてKADOKAWAより出版された本書は、そのVol.1を日本語に訳したもので、Issue1~4までを収録しています。

 

この一冊を費やして描かれるのは、復活したリッチとの戦い!

リッチは何もかも吸い込んでしまう袋を悪用し、フィン・ジェイクをはじめ、ついには地球そのものまで袋の異空間の中に吸い込んでしまいます。フィンとジェイクにバブルガムやマーセリン、いつものメンバーが団結してリッチを阻止するために戦うことになります。

…と、こう説明するとなかなかアツい展開に思えるのですが、地球規模のデカいスケールの問題であるわりに、実際に読んでみるとかなりゆるい作風です。凶悪なはずのリッチとの対決も、ピンチやタメもなくポンポン進んでいくので、正直言ってあんまり盛り上がらない感じ…。

どちらかというと、リッチとの対決そのものより、所々の小ネタやギャグのほうが魅力的と思えます。

たとえば、冒頭はアニメ版のオープニングのパロディ!

「あのオープニングはこんな風にジェイクがカメラを持って撮影してたんだよ!」という解釈で描かれているんですね~面白い。

さらにはキャラクター紹介ページもアニメ版オープニング最後のシーン「冒険だよ!アードベンチャーターイム!」のパロディという凝りよう(よく見ると「ウー大陸」まで混ざって紹介されてるのがじわじわくる)。

また、メタなギャグ・楽屋落ちがやたら多いのも笑いどころで、袋になんでも吸い込んでいくリッチが漫画の枠線まで吸い込んでたり、漫画のコマの外側に「もしこのコミックに音声が付いてたら、マーセリンの演奏を聞いて感動して泣けたのに!」みたいな作者からのメッセージがしょっちゅう書かれてたり、こういうメタネタって、まあアニメ本編のほうではやらないですよね。コミックならではの表現・魅力になってます。

そういうわけでVol.1は物語としてはノリきれないところがあるんですが、ところどころの小ネタにはファン心をしっかりくすぐられます。アニメとはまた違った楽しさでアドベンチャータイムの世界を広げてくれる作品で、やっぱり好きですね。

ただ、アメコミにはよくあることとして、1ページのセリフ量が多めです。基本的に、日本の漫画みたいにスラスラと読めるようにはなっていません。腰を据えて1コマ1コマをじっくり読んでいくタイプの作品です。読み通すのはけっこう根気がいるので、この日本の漫画とのスタイルの違いが、肌に合わない人は合わないだろうと思います。

ADVENTURE TIME 2

書誌情報

発行日:2016年10月19日

発行:株式会社KADOKAWA

オリジナル版発表期間:2012年6月20日(Issue5)~2012年10月24日(Issue9)

著:ライアン・ノース(作)

  シェリイ・パロライン(画)

  ブラデン・ラム(画)

訳:伊藤里香

 

前巻に引き続き、無印コミックシリーズのVol.2を日本語に訳したものです。

今回はissue5~9を収録しており、2つのお話を読むことができます。

①…フィンとジェイクが自分たちと似て非なる謎のキャラクターに出会う短編。フィンとジェイクを合体させたような外見のアドベンチャーティムに、ゲーム機型ロボットのアルン(ALN)、さらにはネズミを使うマイスキングまで登場!フィンたちに似てるようで似てない不思議な彼らって、いったい…。

シュールな内容で個人的にもお気に入りのエピソードです。アドベンチャーティムの絶妙なパチモノ感が好きw

②…タイムマシンで大騒動の話。バブルガムを発明したタイムマシンをジェイクが乱用し、ついにはなんとロボットと戦争状態の恐ろしい未来に来てしまった!はたしてフィンとジェイクは未来を正しい方向に戻すことができるのか!?

あらすじのとおり、BTTFみたいなタイムスリップものです。さまざまな時間世界をまたにかけた冒険は中々に壮大でサラっと描いてるけどアニメのミニシリーズにもひけをとらない規模の話。このエピソードに限らず、とにかくスケールのデカい長編を読めるのが無印コミックシリーズの魅力です。これはそのままアニメ化しても面白そう。

未来の成長したフィンの姿は、「愛は勝つ」の回でフィンの妄想として一瞬出てきた義手のムキムキマッチョのイメージを再登場させているのがナイス。ファンの面白がるツボを突くのが上手いです。

メタなギャグも相変わらず面白くて、タイムマシンで戻り過ぎちゃってアニメのパイロット版の時代まで戻ってしまうというくだりには笑いました(パイロット版見てない人にはわからないだろ!)。

本シリーズの単行本は全部でVol.17まで存在するのですが、残念ながら日本語版の刊行はこのVol.2で終わってしまいました。

アドベンチャー・タイム マーセリン&ザ スクリームクイーンズ

書誌情報

原題:「Marceline and the Scream Queens」

発行日:2017年5月29日

オリジナル版発表期間:2012年7月11日(Issue1)~12月12日(Issue6)

発行:株式会社フェーズシックス

著:メリディス・グラン(作・画)

訳:ローズ・賢

これは「スピンオフ(spin-off)」というシリーズに属し、その第一弾です。上で紹介した無印コミックシリーズをメインとして、その派生・番外編という扱いですね。

本作の主役はマーセリン!彼女が率いるロックバンド「マーセリン・アンド・ザ・スクリーム・クイーンズ」の初めてのライブツアーが実現し、バブルガムもマネージャーとして同行することに。そんなツアー中に巻き起こるバンドメンバーの人間模様、ミュージシャンとしてのマーセリンの苦悩と栄光を描いたストーリーで、まるっきり音楽青春ドラマのノリです。

音楽情報誌の手ひどい批評にマーセリンがショックを受けたり、バンドが有名になるために大物プロデューサーに売り込もうとしたり、奇想天外なアドベンチャータイムの世界と妙にリアルな音楽業界モノの組合せがシュールな味を出してます。

個人的にも特に気に入っている作品で、とにかく絵がかわいらしいです。このコミックのマーセリンやバブルガムはほんと可愛いんですよね!それでいてアニメの絵柄に忠実な画風で描かれているのも良いです。

マーセリンのコミックとしてファンサービスの要所はきっちりおさえられていて、ステージ上のマーセリンはとてもクールにかっこよく描かれているし、故郷ナイトスフィアや父ハンソンまで登場してくるし、マーセリンとバブルガムのつかず離れずな友情も描かれていたり、マーセリン好きには強くおすすめできる内容。「100%マーセリン!」という惹句に偽りなし!

ただし、わりと初期(2012年)に発表された作品なので、その後のアニメ版と照らし合わせると矛盾する点もいくつかあります。

例えば、バンドのギター担当キーラはマーセリンと同じヴァンパイアですが、「Stakes」においてマーセリン以外のヴァンパイアはすべて退治されていることが明かされたので、今となってはなかなか違和感のあるキャラ設定(人間と共存できるヴァンパイアが他に存在していても、おかしくはないですけどね)。

また、最初バブルガムはマーセリンの音楽にまるで理解がない態度で描かれてるのですが、これも「固い絆」でのバブルガムは昔っからマーセリンのファンだったという設定とは矛盾することになります。

あと、バブルガムがバンドメンバーの男と結構いい関係になったりするというのも、人によっては解釈違いかな、と…。

まあ元よりこういうコミックは、アニメとは正式につながらない、パラレルなストーリーとして楽しむのが良いのでしょう。

なお、同じグラン氏がストーリーを執筆した「Marceline Gone Adrift」という続編的な作品も存在します(そちらは未邦訳)。

アドベンチャー・タイム プレイングウィズファイア 

書誌情報

原題:「Playing With Fire」

発行日:2017年8月14日

オリジナル版発行日:2013年5月15日

発行:株式会社フェーズシックス

著:ダニエル・コルセット(作)

  ザック・スターリング(画)

訳:ローズ・賢

帯にも書いてありますが、本作「プレイングウィズファイア」は、「オリジナルグラフィックノベル」というシリーズの第一弾です。

グラフィックノベルといえば「通常は長く複雑なストーリーを備えた、しばしば大人の読者が対象とされる、厚い形式のアメリカン・コミックを指す用語」…と、ウィキペディアの記事にも説明されていますが、スカポン太さんのブログを参考にすると、このシリーズに関してはモノクロ・書下ろし単行本形式である点など「日本マンガ的なスタイル」であることを意味しているようです。

本書「プレイングウィズファイア」も、オリジナルは日本のマンガのようにモノクロなんですね(※本国では、当初モノクロで発表され、後にカラー版が刊行されたようで、この日本版はそのカラー版のほうを日本語に翻訳した、ということみたいです)。

 

楽しいカーニバルキングダムに遊びに来たフィンとフレイムプリンセスだが、怪しいドラゴンの占い師によってフィンがヒーローの心を盗まれ、チビの怠け者になってしまう。自分らしさを失ったフィンの心を取り返すため、フレイムプリンセスが占い師の潜む迷宮に挑む!…というお話。

作画担当のザック・スターリング(Zachary Sterling)氏はアドベンチャータイム関連書籍やコミックではおなじみの人物。アニメに忠実なかわいい絵柄で、数多くの作品で絵を担当しています。

さめざめと涙を流したり、目をくりくりと輝かせたり、怖い顔で怒ったり…フレイムプリンセスの喜怒哀楽が表情豊かに描かれているのが魅力的です。

ちなみに、アニメのATではあまり見られないような顔の描き方が出てくるのも特徴で、こういう所もなるほど「日本マンガ的なスタイル」ですね。

「フィンがフレイムプリンセスを助ける」…のではなく、フレイムプリンセスがフィンを助けるというストーリーも新鮮で良いです。悪王フレイムキングを父に持つフレイムプリンセスが悪の誘惑を拒み、苦難にぶつかりながらもフィンを救おうとヒーローとして成長していく姿が描かれており、強い女性が活躍するATらしい内容。

ただ、お話としては、そんなにシリアスでもなく、じつに素直な展開というか…悪くいうとちょっと他愛ない感じです。

本作に限らず「オリジナルグラフィックノベル」シリーズそのものがそういう作風なのですが、無印コミックシリーズや「スピンオフ」に比べると、低年齢の読者を想定して描かれているようなんですね。セリフも少なくて小さい子でも読みやすいのは良いのですが、アニメ版AT後期の子供向けとは思えないハードさ、ブラックさといった面には欠けるので、その意味では少々物足りないかと思います。

…で、シーズン5を視聴済みの方はご存じのとおり、フィンとフレイムプリンセスは「夢のお告げ」の回で破局するわけなのですが、「夢のお告げ」は2013年8月5日が初放送なので、この「プレイングウィズファイア」は2人の恋人関係が終了する3ヶ月弱前というタイミングで世に出てるんですね。刊行当初に買った人は、まさか数か月後に2人が破局するとも思わずに2人の仲睦まじい様子を眺めていたんでしょうね・・・。

一方、日本版は2017年という、既にフィンとフレイムプリンセスが別れたことが周知している時期に刊行されたので、翻訳自体は嬉しいことではあるものの、「今頃フィンとフレイムのカップル時代の話というのは…」とわりと微妙な気持ちになったのは否定できないのでした。

アドベンチャー・タイムプレゼンツ フィオナ&ケイク

(表紙のモアレみたいなのは、付けてるビニールブックカバーのシワです…)
書誌情報

原題:「Fionna & Cake」

発行日:2017年10月13日

オリジナル版発表期間:2013年1月2日(Issue1)~2013年6月3日(Issue6)

発行:株式会社フェーズシックス

著:ナターシャ・アレグリ(作・画)

訳:ローズ・賢

 

スピンオフシリーズの第二弾で、タイトル通り「フィオナとケイク」の性別反転世界を描いたコミックです。

ある夜、ファイヤーライオンたちがアイスクイーンに追いかけられているのを見つけたフィオナとケイク。勇敢なフィオナによってアイスクイーンは退散したものの、ファイヤーライオンたちは連れ去られ、フレイムプリンスはネコみたいな小さな姿に変えられてしまう!フィオナは友人のマーシャルリーやプリンスガムボールと協力し、フレイムプリンスを元の姿に戻し、彼の一族を救うためにアイスクイーンの城へと向かう…というようなお話です。

ケイクがマーシャルに対して「まだ怒っている」というセリフがあるように、時系列としてはシーズン5の「フィオナとマーシャル・リー」より後の出来事を描いているみたいです(確認してみたら、「フィオナとマーシャル・リー」の初放送が2013年の2月18日で、マーシャルの「ケイク、まだ怒ってるのかい」発言が載っているIssue3が3月6日発売なので、「フィオナとマーシャル・リー」放送後、すぐにコミックのほうへと話が繋がるように展開されてたんですね)

 

さて、本作が素晴らしいのは、なんといってもフィオナとケイクの生みの親であるナターシャ・アレグリ氏が直々に執筆していること!

ナターシャさんの絵はとにかく上手でおしゃれでキュートで、私はこの方の絵が大好きなんですよね。ほんと素敵な絵で、憧れます。

https://www.tumblr.com/natazilla/14650678517

natazilla.tumblr.com

https://www.tumblr.com/natazilla/22674748280

natazilla.tumblr.com

そんなナターシャさんの絵を一冊丸ごと堪能できるこのコミックは私としても特別な一冊。日本語翻訳版が刊行されるより前に、英語表記のオリジナル版も先に入手して読んでいたので色々思い入れがある作品です。

当然、ナターシャさんが直接手掛けていることでその趣味というか作風がよく表れたコミックになっており、フィオナは丸っこくむっちむちだし、マーシャルやガムボールたち男性陣はスラっとしたイケメンでカッコよく、男女問わずキャラクター達に色気があります。コロコロと小さい体型のデフォルメが多用されるので、アニメのアドベンチャータイムよりさらにファンシーでゆるかわな雰囲気が強めですね。

もちろんフィオナが好きな人にはマストな内容になっていて、パジャマ姿からおなじみの青スカート姿、さらにはファイヤーライオンの着ぐるみに入ったり、美しいロングヘアーをあらわにして戦ったり、場面場面でフィオナのいろんなコスチュームを見られるのが嬉しい!

本作は以降のアニメ版に与えた影響も大きく、フレイムプリンスの登場は本作が先。「超絶イケメンのランピープリンス(これは本当に笑ってしまう!)」もアニメに先んじて登場しています。

コミックの中でもこれは特におすすめできる作品。絵に一目惚れしたら買って損なし、と思います。お話も素敵ですよ。

アドベンチャー・タイム ピクセルプリンセス

書誌情報

原題:「Pixel Princesses」

発行日:2017年12月1日

オリジナル版発行日:2013年11月6日

発行:株式会社フェーズシックス

著:ダニエル・コルセット(作)

  ザック・スターリング(画)

訳:ローズ・賢

グラフィックノベルシリーズの第二弾です。

帯にも「世界初フルカラー化!」と書いてありますが、もともとオリジナルの本は「プレイングウィズファイア」と同じようにモノクロで、日本での出版にあたり独自にフルカラー化したようです(クレジットを見ると着色も日本人の方が担当されたみたいでした)。

ある日ランピーは自分で自分のサプライズパーティーが開催したものの、出席したのはタートルプリンセス、ブレックファーストプリンセス、マッスルプリンセス、赤ちゃんプリンセス、ガイコツプリンセスの5人だけ。しかもタートル以外の4人はみんな乗り気じゃないことがわかってランピーはガッカリ…。

ちょうどその時、パーティーに招かれなかったビーモはなんで自分がプリンセスではないのかとその身を嘆き、「プリンセスになりたい、内なるお姫さまがほしい!」と願うと、それがマジックマンによって叶えられて、ランピーたちがビーモ内部のゲーム世界に閉じ込められてしまう!元に戻るにはここでゲームのステージをクリアしていくしかない!はたしてランピーたちは皆で力をあわせてゲームの世界から脱出することができるのか?…というストーリーで、普段は脇役のプリンセスたちにスポットを当てた異色の内容です。

思えばビーモの中に入ってゲームの世界にチャレンジするというストーリーは「ゲームに夢中」以来ですね。

それぞれのプリンセスが自分の強みを活かしてゲームをクリアしていく筋書きで、持ち前の腕っぷしの強さで敵を倒していくマッスルプリンセス、舌鋒鋭く相手を言い負かす赤ちゃんプリンセス、小動物も冷酷に殺してしまう鉄の心を発揮するガイコツプリンセスなどなど、アニメではこれといった出番のなかったプリンセスたちの活躍する様子が見られるのが嬉しいところです。

キャラ同士の関わりとして見逃せないのは、アニメよりも先にランピーとブレックファーストプリンセスの関係が描かれていること!

本作ではブレックファーストプリンセスは由緒正しく気位の高いプリンセスの代表として、ビーモに対して「プリンセスになれない」とハッキリ言ってしまったり、迷惑なことばかり引き起こすランピ―に怒ってキツく当たってしまうのですが、そんな彼女も最終的にランピーやビーモと和解できるので一安心。アニメよりも出番あるしキャラが立ってます。

サブキャラ好きな私にとってはちょっとマイナーなキャラたちが活躍する本作は好きな作品で、特にラストシーンがいいんですよね。問題がすっきり解決して心温まる、とても良い終わり方になっています。フィンやジェイクといった、主役たちは出てこないという点で物足りない人もいるかもしれませんが、オススメできる作品です。

ちなみにこのコミックが刊行された翌年2014年、アニメでは「マーセリン&ランピー」が放送されるわけなのですが、本作でランピーとブレックファーストプリンセスが和解していて良い話になっているだけに、この後「マーセリン&ランピー」でブレックファーストプリンセスがランピーをバカにしたり、ランピーのほうもやりたい放題いたずらをやり返すくらいに関係が悪化していくというのは、あんまり考えたくないんですよね…。

まあ、そもそもコミックのストーリーはアニメとは正式に繋がらないという前提で読むものなのですが、個人的には「マーセリン&ランピー」の後日談が「ピクセルプリンセス」、と勝手に解釈して読んでます。

ところで、ここから先は余談。「Hero time with Finn and Jake」という本にはプリンセス名鑑のページがあって、そこのランピーの項目には、「こんにちは、ランピー。私が言いたいのは、私たちって、いつも仲が良いというわけじゃないのはわかってるけど、それはあなたが鼻もちならなくなってしまうから。でも、私はあなたを親友の1人だって思ってる。いつでもあなたの力になるわ。永遠に姉妹でいてね?」という、ブレックファーストプリンセスからランピーに宛てたメッセージが書かれているのです。

ランピーのことを親友、姉妹と呼び、ランピーの性格に辟易しながらも深い友情を感じているブレックファーストプリンセスの様子が感じ取れますが、これってどうも本書「ピクセルプリンセス」で描かれたランピーとブレックファーストプリンセスの関係を念頭に置いて書かれているようです(アニメのほうだとランピーとブレックファーストは、そんなに友情が深いようには描かれてないので)。

Hero time with Finn and Jake」はBrandon T. Sniderという人の書いた本で、アニメ本編のスタッフではないため公式的な設定とは言えないかもしれませんが、ランピーとブレックファーストプリンセスが険悪そうで本当は仲が良いというのは素敵だなと思っていて、この「ランピーへのメッセージ」は好きなんですよね。

アドベンチャー・タイム ペパーミントバトラーの事件簿

(表紙ではバブルガムが倒れてるけど、本編は全然こんな話じゃないんだよね)
書誌情報
原題:「Candy Capers」

発行日:2018年5月26日

オリジナル版発表期間:2013年7月10日(Issue1)~2013年12月11日(Issue6)

発行:株式会社フェーズシックス

著:アナンス・パナガリア(作)

  ユウコ・オオタ(作)

  イアン・マクギンティー(画)

訳:ローズ・賢 

  ホール・美紗衣

スピンオフシリーズの第三弾です。

ある日のキャンディ王国、プリンセスバブルガムに会いに来ていたフィンとジェイクが突然行方不明になってしまった!プリンセスバブルガムの命を受け、ペパーミントバトラーとシナモンパンのコンビが消えた2人を探すことに。マーセリンやツリートランク、アイスキングにスーザンまでも動員して捜査を進めていくが、なかなか事件は解決へと向かわない。はたしてフィンとジェイクはどこにいってしまったのか?ヒーロー不在のキャンディ王国は大丈夫なのか!…という(一応)ミステリーものです。

作画担当のイアン・マクギンティーは、本作のほか、後期の無印コミックシリーズでも絵を担当していた方です(実は2023年に若くして亡くなられました)。アメコミらしいポップなスタイルで、日本的なカワイイも兼ね備えた絵が魅力的です。線が太くてアニメのATとはまた違った方向性なのですが、日本人から見ても見ても馴染みやすい画風じゃないかと思いますね。

あらすじを読んでのとおり、「ルートビアの推理日記」「キャンディ王国の事件簿」などのアニメのミステリー回を想起させる内容。ペパーミントバトラーはフィンとジェイクの足取りを追おうとしますが、ガチョウ店長からカジノに潜入してくれとか頼まれたり、これは重要な手がかりが得られると思ってたら全く無駄骨に終わったり、ランピーとレモングラブを動員したらいつの間にか捜査とは関係なくいちばん高貴なオオカミ族を決めるサミットを開くことになったり、遅々としてなかなか真実にたどりつくことができません。

まあその真実というのも、帯の背には「衝撃のラスト5ページ!」とアピールされてるんですけど、これも実を言うと先が読めてしまう(というか途中でわざとバラされている)ので、実はそんなに衝撃のラストにはなっていなかったり…。

つまり、手がかりを積み上げ真実を手繰り寄せていくようなマジメなミステリーではなくて、真実は何かということよりも、この脱線していく捜査の過程こそがむしろメインなんですよね。

読む前はちゃんとしたミステリーなのかと思っていたので、実際に読んでみて期待とハズれたところはありますが…。このドタバタこそが狙いなんだとわかると楽しみ方もわかってきます。

本作がユニークなのは、ペパーミントバトラーとシナモンパン、マーセリンとツリートランク、ランピーとレモングラブ、アイスキングとスーザンなど、アニメでも普段やってないような組み合わせが見られること!

これは意図的に珍しい組み合わせにしてるんでしょうね。個人的にツリートランク&マーセリンコンビがお気に入りで、ヤル気のないマーセリンと、ヘンテコな発言が飛び出すツリートランクとの掛け合いが楽しいw

本作はわりとコマ割りも大きめでサッサと読めそうに思えるのですが、基本的にはやっぱりじっくり取り組んでいくタイプの漫画です。一般的な日本の漫画のペースで読もうとすると、情報を拾いきれなくて「何が起こってるのか、何のことを言ってるのかわからない…」みたいな状況が起こって引っかかっちゃうんですよね。

早くオチまでたどり着きたいと急いで読もうとするのではなく、絵とセリフをじっくり眺めて楽しむのが良いかと思います。ペパーミントバトラーやシナモンパンたち、でこぼこコンビのズレたやりとりが、だんだん愛しくなってきますよ(たぶん

アドベンチャー・タイム シーイングレッド

書誌情報

原題:「Seeing red」

発行日:2018年10月14日

オリジナル版発行日:2014年3月5日

発行:株式会社フェーズシックス

著:ケイト・レス(作)

  ザカリー・スターリング(画)

訳:ホール・美紗衣

  ローズ・賢

グラフィックノベルシリーズの第三弾です。

ある日、マーセリンに招かれたジェイク。マーセリンがこの前ナイトスフィアで家族の集まりに出席したときに、愛用のベースを忘れてきてしまったというので、一緒にナイトスフィアを訪れる2人。ところが、マーセリンの父・ハンソンアバディアが質屋にベースを売ってしまったことが判明!ハンソンが何故そんなことをしたのかもよくわからないまま、マーセリンとジェイクはベースを取り戻すためナイトスフィアを奔走することに…というストーリーです。

日本語翻訳されている4冊のグラフィックノベルシリーズのなかでは、個人的に一番好きな作品であり、グラフィックノベルシリーズらしいテンポの良さ・読みやすさに加えて、小粋なセリフの数々が軽快で、読んでいて楽しいです。

本作の魅力は、謎に包まれたマーセリンとハンソンの家族関係やナイトスフィアでの生活の一端を垣間見られること

ナイトスフィアのマーセリンのお部屋が見られたり、アニメではまったく出てこなかったハンソンの親族たちやマーセリンの友人が登場してきたり、質屋とかライブハウスまであったり、魔界のわりにナイトスフィアがけっこう普通の世界として描かれているのが可笑しいところ。

初登場!?ハンソンの親族たち

そして後半描かれるのは、マーセリンの「あのベース」にまつわる知られざる物語。ベースはどういう経緯で作られたのか、なぜマーセリンはこのベースを取り戻すことにそこまでこだわるのか、そしてなぜハンソンはベースを売っぱらってしまったのか?…謎の真相が明らかになるとともに、マーセリンとハンソンの間にあったわだかまりも一気に解消される素敵なラストを迎えます。

ただし、基本的に、コミックの描写はアニメ版のストーリーに正式に組み込まれないことになっているので、これら本作に描かれるナイトスフィアやハンソン関連の描写は、飽くまでシナリオ担当のケイト・レス氏が想像を膨らませて考えた、公認二次創作的な立ち位置です。

本作の描写は出版された2014年時点ではアニメ版と特に矛盾するところもなく、「シーズン4で気まずく別れたマーセリンとハンソンも、後でこんな風に和解できたんだよ」というほっこりな後日談として受け取れたのですが、最終回まで放送された今となっては、アニメ版とは一致しないパラレルなストーリーとして読むことがはっきりしてしまったように思います。

例えば、このコミックより後に放送された「マーシーとハンソン」ではハンソンが久々に再登場したのですが、ハンソンとマーセリンの親子関係は距離のあるぎこちないものとして描かれていて、「シーイングレッド」のラストでキレイに和解した2人の様子からはちょっと繋がらないんですよね…。

とはいえ、個人的に、アニメの「マーシーとハンソン」がマーセリンとハンソン親子の物語の結末としてはイマイチしっくり来なかったところがあって、その点ではこの「シーイングレッド」の終わり方のほうが好ましいとも思っていて、正史じゃないと切り捨てるのはやはり惜しい内容。

「こういうマーセリンとハンソンの物語もいいな」というIFの物語として楽しいコミックになっているので、興味のある方は是非読んでみるのをおすすめしたいです。

アドベンチャー・タイム ビタースイーツ

書誌情報

原題:「Bitter sweets

発行日:2020年2月28日

オリジナル版発行日:2014年11月5日

発行:株式会社フェーズシックス

著:ケイト・レス(作)

  ザカリー・スターリング(画)

訳:ホール・美紗衣

2020年に刊行されたグラフィックノベルシリーズの第4弾です。

現状、これが最後に出版された翻訳コミックとなっています。

キャンディ王国の地下には4つの王国からそれぞれ集められた4つの宝石が置かれており、この宝石のパワーがキャンディ王国に繁栄をもたらしていた。10年に一度の宝石の力を復活させる時期が訪れ、プリンセスバブルガムとペパーミントバトラーは「シー王国」「ベジタブル王国」を来訪し、それぞれの国で宝石の力をチャージする式典を済ませていくが、2つの国の人々はなんだか怪しい様子…。そうして3つ目の目的地「精霊の森」を訪れると、森からすっかり光が失われて閑散としていることに驚いたバブルガム。森の統治者プリンセス・ファンによれば、シー王国とベジタブル王国の者たちが、精霊の森が持っていた魔法の光や石を盗んでいったという!精霊の森を元に戻すため、バブルガムは2つの王国へ魔法の力を取り返しに向かう…というような話です。

プリンセス・ファンは英語だと「Fern」
つまり、草のフィンである「ファーン」と同じ名前です

これまでの3冊と比べて一番ファンタジー、寓話的な作風ですね。

主役はおなじみプリンセス・バブルガム。友人たちが実は自分たちの国を繁栄させるために精霊の森から魔法の力を盗んでいたことを知り、頭脳とリーダーシップを発揮して事態を解決していこうとするバブルガムの活躍が光ります。バブルガムの相方として、いちいち過激な発言が飛び出すペパーミントバトラーの腹黒さも笑いどころ。

主役のバブルガムが出ずっぱりの活躍を見せてくれるし、場面場面で衣装チェンジもあって、バブルガムが好きな人に本書はおすすめできる内容。オリキャラのプリンセス・ファンもかわいいです。

先の気になる筋書きで退屈せずに読めるのですが、やはり低年齢を意識したグラフィックノベルシリーズらしい素直な作風であり、良くも悪くもシンプルなストーリーとなっていて、物足りなさはあります。

全体としては平凡な作品という印象なのですが、このコミックにはユニークところもあって、最後の描写が少々異彩を放っているんですよね

なにかと言うと、ラストにかけての展開で説明が省かれていて、何が起こっているのか一見してよくわからないように描かれており、何事かと読者に想像させる結末になっているんですね。

ただ、英語でも調べてみてもこのラストの展開について特に論じているページとかは見つからず…一応、私の解釈を書いてみると(→以下ドラッグして反転させて読んでください)「バブルガムはフィンのキャンディソード、マーセリンの歌、ガムボールの番人の光線など様々なエネルギーを一挙に集中せ、そして自らが調合した化学薬品をふりかけることで、都市を繁栄させる「魔法の象徴」を新しく3つ作り出した。「象徴」のうち2つベジタブル王国とシー王国にそれぞれ譲渡することで、キャンディ王国と同様の繁栄が二国にも得られるようにした。残り1つの「象徴(黄色い宝石)」は、シナモンパンによってペパーミントバトラーの手に渡り、ペパーミントバトラーは宝石の力を使って儀式を開始し、魔法陣からなにかを召喚しようとしている(という不穏な未来を予期したオチ」…って解釈でいいんでしょうか?

他の人はラストにどういう感想を持ったのか、わりと気になるところではありました。


 

以上で、日本で発売されたコミックの紹介でした。

わりと日本ではマニアックな位置にあるアドベンチャータイムの、そのコミック版というさらにマニアックな商品を全体の一部とはいえ計9冊まで翻訳・出版してくれた出版社さんには感謝したいところです。

しかし、未邦訳のコミック作品のほうが圧倒的に多いのは事実で、欲を言えばやはりもっともっと日本語版を出してほしいと望んでしまうのも人情…。

無印コミックシリーズはVol.2までしか翻訳されなかったけど、本国ではVol.17まで刊行されてるし、スピンオフは「Marceline Gone Adrift」「Beginning of the End」「Season 11」「Marcy & Simon」などなど魅力的な作品はまだまだあるので、このブログで少しづつ紹介していけたら、と思っています。

 

「OH MY GLOB」のGLOBって?…アドベンチャータイム世界のグロブ・ゴブ・グロド・グローブ信仰について

ランピー関連のグッズを見ていると「OH MY GLOB」と書かれているものが目につきます。

私もアドベンチャータイムにハマり始めたころ、ヴィレッジヴァンガードでこのステッカーを見て「”GLOB”ってなんだ??」と思ったものでした。

実は、マジックマンの兄である四面の巨人『グローブ・ゴブ・グロブ・グロド(Grob Gob Glob Grod) 』は、アドベンチャータイムの世界では(つまりGODの立ち位置)としてウー大陸の人々から崇められているという設定があるらしいんですね。

例えば、アドベンチャータイムの用語集である「Adventure Time: An Algebraic A to Z」でも、Grob Gob Glob Grodの項を見ると「in some parts of ooo are worshipped as gods.(ウー大陸の一部の地域では神として崇拝されている)」と説明されています。

「Adventure Time: An Algebraic A to Z」より

グローブ・ゴブ・グロブ・グロドは「火星の子供たち」の回で初めて姿を見せますが、それ以前からオリジナル版では、その名前が既にセリフに登場していました。

ただし、日本語吹き替え版では、登場人物がグロブとかゴブとか呼ぶシーンは基本的にそのまま訳されてはいません。

ありがたいことに、FandomのAdventure Time Wikiの「Grob Gob Glob Grod」の項目には、アドベンチャータイムのエピソード中でグローブ・ゴブ・グロブ・グロドが言及されたシーンがまとめられています。今回はそれを参考に、グロブたちの名前がどんな場面で登場しているのか、それが日本語吹き替え版ではどのように言い換えられているか、興味深い箇所をピックアップして確認してみます。

 

1話Bパート「コブコブ星で大騒ぎ」

今日が大事なダンスパーティーだったことをメリッサから聞かされたランピーの「そうだった、忘れてた」というセリフは、オリジナルだと「Oh Glob. I forgot.」で、これがグロブという言葉が作中に初めて登場した瞬間です。

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.
26話Bパート「本当に愛は勝つ?」

バブルガムにとりついたリッチの本性を目にしたジェイクが驚いて「なんだあれ!なんだあれ!なんだあれ!」と叫ぶシーンは、オリジナルだと「Oh my Gob, oh my Gob, oh my Gob!」で、ここではグロブではなくゴブの名が呼ばれています。

34話Aパート「君の悲鳴が聞こえない」 

病院で目が覚めたフィンが、キャンディ王国に人がいないことに気付いて「みんな教会にいるのー?お祈り中ー?」と声を発しますが、これはオリジナルだと「Are y'all at church, worshiping Glob?(みんな教会にいるの?グロブにお祈り中?)」と言っています(どんな教会なんや)。

35話Bパート「運命の日」

ジェイクが「フィン、死んだら俺様の魂は世界中どこへだって行けんだ、神様の裁きを待ってる間にな」と言いますが、この「神様の裁き」はオリジナルだと「glob tallies my deeds(グロブが俺の行いを集計する)」です。

 

また、死の運命を受け入れたジェイクが「俺様があの世に行っちまうのを止めることはできねえんだ」と言いますが、これもオリジナルだと「but you're not gonna stop me from transcend in to Glob world!(俺様がグロブ・ワールドに超越するのをお前が止めることはできねえんだ)」と言っています

50話Aパート「あんたのせいだ!」

レモングラブが服を引き裂きながらバブルガムに向かって叫ぶ「あんたのせいだ!あんたのせいだ!あんたがこんな僕にした!あんたのせいだー!」は、オリジナルだと「You made me! You made me! You're... my... Glob! You're my Glob!(あんたが僕を作った!あんたが僕を作った!あんたは…ぼくの…グロブだ!あんたは僕のグロブだ!)」と叫んでいます。

 

また、寝ているクランチーをバブルガムが監視カメラ越しにスピーカーで起こしたときに、クランチーが「レモングラブ?お前なのか?」と呟きますが、オリジナルだと「Glob is that you?(グロブ、あなたなのですか?)」で、つまり本来はバブルガムの呼びかけを神様の言葉だとクランチーが勘違いしているというギャグだったようです(もしかすると翻訳者の方が、Globをレモングラブの意味と勘違いしたのかも…?)。

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.
52話Bパート「君を忘れない」

歌っているアイスキングが「天の神よ、わしの何がいかんのじゃ」と嘆きますが、Blu-rayの字幕だと「天の神」は「Gron in the sky」です。

GronとはGrodかGrobの言い間違いだと思われますが、ちなみにストーリーボードを見ると「Grob in the sky」と書かれていました。

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.
55話Bパート「フィオナとマーシャル・リー」

姿を隠したマーセリンがやったイタズラに驚いたアイスキングが「神よ、疑ってすまんかった。あんたは本当におるんじゃな」と言いますが、オリジナルだと「I'm sorry I didn't think you were real, Gob.」で、神=ゴブです。

59話Aパート「あいつは鳥男」

鳥のカルダモンを助けようとしてザギオックが岩から転がり落ちてしまったときに発した「なんてことだ!」は、オリジナルだと「Mother of Gob!(ゴブの母よ!)」と叫んでいます。

「ゴブの母」とはなんとも妙な響きですが、英語では驚きを表す場合に「Oh My God」と同じ意味で「Mother of God(=聖母マリア)」と言ったりすることに習っただけで、あまり深い意味はないのでしょう。

64話Aパート「彼女は島女」

また、漂着した島全体が女性であることに驚いたアイスキングの「うわ、おい、ちょっと待ってくれ!」は、オリジナルだと「Sweet mother of Glob!」と言っています。今度は「グロブの優しき母よ!」ですね。

88話Bパート「幽体飛行」

幽体状態のフィンが、グロブに「ねえ、全員の名前おしえてよ」と尋ねると、グロブは「グロブとゴブとグロドとグローブ」と答えますが、この会話はオリジナルだと全然意味が違います

本来フィンは「do you ever say "Oh my Glob?"(オーマイグロブって言ったことある?)」と聞いていて、グロブたちが「No, but sometimes Gob does.(いや。だが、ゴブはそう言うこともある)」と答えているシーンでした。要するに、「神様もオーマイゴッドって言うの?」的なギャグシーンだったんですね。

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.

また、エピソードの最後にグロブが彗星に突撃して散った後、フィンが「グロブが死んだ」とつぶやきますが、これは単に起こった出来事をそのまま述べてるんじゃなくて、グロブ=神なので、哲学者ニーチェの有名な言葉「神は死んだ」のパロディ台詞の意味合いがあるらしいです。

90話Aパート「ぜーんぶジェイク」

ジェイクの体内に住む学者エリックアダムキムソンが、ジェイクの体外へ出発する前に「これから私はジェイクの世界へ行ってくる」と言いますが、この「ジェイクの世界」はオリジナルだと「Jake's Glob world(ジェイクス・グロブ・ワールド)」です。

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.

また、外の世界に出たエリックアダムキムソンが、スクリーンに映っている動物を神だと思って呼びかけたときのセリフ「偉大なるジェイクの神々よ」も、オリジナルだと「Jake Globs(ジェイク・グロブス)」です。

102話Bパート「ウーの王のキノコ指令」

歌をうたって儀式をしているキャニオンを見て、ジェイクが「こりゃ大昔の儀式かなんかだぜ」と言いますが、オリジナルだと「Looks like some sort of old Glob ritual.(大昔のグロブの儀式かなにかみたいだ)」と言っています。

104話Aパート「ビーモはカウボーイ」

カウボーイになり切ったビーモが「エンジェルフェイスはかつて神から逃げた男」と自分のことを語りますが、この「神」もオリジナルだと「Glob」です。

105話Aパート「ヴァンパイア・クイーン」

自分をヴァンパイアではない体にしてほしいというマーセリンの頼みを聞いたバブルガムが「やだ…うそでしょ」と驚きますが、ここはオリジナルだと「Oh my Globness」と言っています。 

英語圏では、神の名をみだりに呼んではならないという考えに従い、驚いたときに「Oh my God」ではなく「Oh my goodness」とも言ったりするそうなので、そのことですね。

110話Bパート「うつろな目の少女」

ジェイクがうつろな目の少女たちに参ってしまって、「うつろな目のばけものども!」と罵倒しますが、オリジナルだと「you globless blank‐eyed girls!」と言い放っています。これは「Godless(神を恐れぬ、不信心)」の意味で、「グロブをも恐れぬ黒い目の少女ども!」という感じでしょうか。

129話Aパート「事のはじまり」

4つの元素に覆われたウー大陸を目撃したジェイクは、驚いて「こいつはいったい何なんだ?」と言いますが、オリジナルだと「What in Grod's name am i looking at?(グロドの名において、俺様は何を見てるんだ?)」と言っています。グロドの名前が出てくるのは珍しい例です。

Madman Entertainment/『Adventure Time: The Complete Collection』より
(C)Cartoon Network.A TimeWarner Company.

 


 

ここまで脚本中にグロブやゴブの名前が登場する箇所をいくつか挙げてみましたが、実際のところ…「GODという単語を、ただGLOBとかGOBと言い換えているだけ」の場合が多いです。

例えば「Mother of Glob」にしても、単純に慣用句の「Mother of God」のGodをGlobに入れ替えただけで、聖母マリアよろしくグロブの母親とかが本当に想定されているというわけではたぶん無いでしょう。

つまり、登場人物たちが「グロブ」や「ゴブ」と言った時に、それは「神様という意味の一般名詞の場合」と、「グローブ・ゴブ・グロブ・グロドのキャラクターを指している場合」と、使われ方が2種類あるわけなんです。エリックアダムキムソンのセリフ「Jake Globs(ジェイクの神々)」も、神を意味する一般名詞としての「Glob」の用法ですよね。

アドベンチャータイムの登場人物が「God」のことを「Glob」や「Gob」と言うのは、おそらく当初は、現実とは違う言葉使いをさせることで作品の異世界性を演出するくらいの意図だったんだと思います。シリーズが始まった時点から、グローブ・ゴブ・グロブ・グロドのキャラクターまで既に構想されていたとは、あんまり思えないんですよね。

「アドベンチャータイムの世界では、ゴッド(神)のことを、グロブやゴブって言うもんなんだな~」と、視聴者に認識させ(それに深い意味はないと思わせつつ)、「じつはそのグロブやゴブって、グローブ・ゴブ・グロブ・グロドっていう異形の巨人だったんだよ!」と後出ししてくるのが面白さだったんだと思います。

 

ところで、個人的に気になるのが、「運命の日」の回でジェイクが喋った内容によれば、「人間はその死後、生前の行為をグロブに集計される」「グロブの世界(Glob world)とは、死後の世界」であると示されていること。

まあこれってキリスト教的な「最後の審判」や「天国」の観念であんまり深い意味はないのかなとも思うのですが、もしここでジェイクの言うグロブが、そのままグローブ・ゴブ・グロブ・グロドのことを指していると考えると、なかなか興味深いです。

「幽体飛行」の回で、幽体状態になったフィンの存在をグロブは認識していたし、実はグローブ・ゴブ・グロブ・グロドは死後の世界を司る存在なのかもしれません。

 

大洪水に沈んだウー大陸を巡るRPG「Adventure Time: Pirates of the Enchiridion」感想&攻略メモ

 

ゲームの感想

今回紹介するのは、「Adventure Time: Pirates of the Enchiridion」です。

「Captain Finn's Notebook」という小冊子付き
新聞記事のスクラップやフィオナ&ケイクの断章などが収録されていて、
ゲームの世界観を広げてくれる

アドベンチャータイムのゲーム化第5弾として、switch・PS4・XboxOne・Steam用に2018年に発売されました。私がプレイしたのはPS4で、例によって日本では未発売です。

タイトルの「Enchiridion」とは日本語版で言う「教えの書」のことで、本国の声優さんのセリフを参考にすると、「エンカイリディオン」と発音するみたいです。というわけで、タイトルを日本語に訳すと「教えの書の海賊」でしょうか。

 

ある日の夜、フィンとジェイクはツリーハウス屋外のボートでついつい眠ってしまいます。そして朝起きてびっくり!なんとアイス王国の氷が溶けたことによる大洪水で、一夜にしてウー大陸の大部分が水に沈んでいたのでした。

アイスキングを問い詰めると、なぜか王冠の氷の魔法が作用せず、逆に氷を溶かすようになり、ついにはアイス王国が丸ごと溶けてしまったのだといいます。異常の原因を突き止めるため、フィンとジェイクはボート「Jeff号」に乗って海に変わった世界を冒険することになる…というストーリーです。

毎回ジャンルが変わるアドベンチャータイムのゲームですが、今回は「RPGです。意外と今までRPGってありませんでしたね。オードソックスなコマンド入力式なので、アクションが苦手な人や小さい子でも遊びやすい、間口の広い作品になっています。

とはいってもそんなにヌルいゲームにはなっておらず、テキトーにやってると雑魚相手でも全滅するバランスです。全体的に敵のダメージが痛く、体力も多くて倒しにくい。キャラクターの能力をよく考えて成長させ、アイテムを惜しまず活用していかないと勝てないようになっており、思っていた以上にやりごたえがある難易度でした。

プレイアブルキャラクターはフィン・ジェイク・マーセリン・ビーモのアニメの主要キャラ4人。個人的に、ビーモが戦闘要員として参加してるのが意外なセレクトで好きなポイント。しかもアニメでカラテをたしなんでる設定を反映したのか、武器は素手ビーモが徒手空拳で敵を倒していくさまは必見!

どのキャラも能力値や専用スキルに違いがあり、複数の剣による属性攻撃が得意なフィン、HPが高く頼れるジェイク、攻撃面に優れるマーセリン、ロボットらしい多彩な能力を発揮するビーモなど、アニメの設定がRPGのシステムにうまく落とし込まれています。

本作の一番の魅力は、なんといっても、アニメのアドベンチャータイムをそのまま動かしているかのような再現度の高さ!

子供の絵を思わせるシンプルなデフォルメに柔らかい色使い、あのアドベンチャータイムのスタイルが3DCGによって、アニメの印象そのままに再現されています

前作「Finn & Jake Investigations」のCGはややリアル寄りでクセがある見た目でしたが、本作はアニメの絵にそっくり寄せたビジュアルになっているので、ファンには違和感なく受け入れられる出来ではないでしょうか。アドベンチャータイムはやっぱりこれくらいアニメっぽい方向性のほうがしっくり来ますね(「Investigations」も、あれはあれで味がありましたが)。

とにかく、このゲームは雰囲気がとてもいいです。

まず設定がひねっていて、ウー大陸が水に沈んでしまったという状況が実にアドベンチャータイム的な奇想天外さだし、いつもと違うウー大陸を舞台にしたのは新鮮で好印象です。

あちこちが海なので移動手段は船となるわけですが、船の挙動もよくできていて、波を受けてゆらゆら揺れながら優雅に進んでいく様が心地いい(マップを開くたびに船が止まるのさえなければなお良かった!)。船での冒険は明らかにアニメ版のミニシリーズ「Islands」における航海シーンを思い出させるもので、でも一話だけで船が沈んじゃったアニメと違い、このゲームでは最後まで船を乗り回すことができます。

さらに航海中にキャラクターたちが歌い出す演出があって、これがすごく良いです。

こんな風に楽しい時にフィンたちが歌うのって、なんかいかにもアドベンチャータイムらしいですよね。しかも1曲じゃなくて、ゲームの進行に応じて歌の種類も変わっていくので凝ってます。

 

そうして冒険の舞台となる世界がまた美しい。カラフルなお菓子の国キャンディ王国、きれいな氷海と化したアイス王国、荒涼としたバッドランズ、暗雲立ち込める重々しいファイヤー王国などなど、数はそこまで多くありませんが、アニメ譲りの多様なロケーションがあって、新しい場所を訪れるたびに感銘を受けました。

本作はいわゆるオープンワールドで、町やオブジェクトがすべてキャラクターと同じ縮尺で表現されており、つまり非常に大きなスケールの世界で遊べるのが特徴です。その演出効果は素晴らしく、まことに「アドベンチャータイムの世界が今ここにある!」という感覚に浸ることができます。広い海を自分で船を操縦しながら自由に旅し、まだ見ぬ新しい土地を発見していく…この冒険のワクワク感がたまりません。

また、本作はカメラアングルが動かし放題なのも嬉しいところ。ただ通り過ぎていくだけじゃなくて、足を止めてカメラをあちこちに動かしてみると、景観の美しさにはうっとりさせられます

本当にグラフィックはこれまでのゲーム化のなかで最良のクオリティだと思います。

細かいところも凝っていて、メニュー画面がノート風のデザインで余白にスケッチ画が描かれてたり、バトル曲がアニメの音楽を意識したチップチューンだったり、随所で開発スタッフの原作アニメへのリスペクトも伝わってきて、実に「わかってる」感…。

とってもかわいらしいメニュー画面

総じてゲームの雰囲気は素晴らしく、「このゲームで遊んでみたい」「この世界を冒険してみたい」と思わせる見事な出来映えになっています。

 

…というわけで、ビジュアルやムードはとても良いのですが、肝心のゲーム部分もその見た目に負けないくらいすごいかというと、これがそうとも言えないのが実に惜しい

ゲームを始めた当初はとてもワクワクさせられるのですが、進めていくにつれて、だんだんとボリュームの底が見えてきてしまいます。

まず、冒険の舞台となる内海はちゃんとスケールの大きさを感じさせる広さがあっていいんですけど、町やダンジョンといったステージはたった9個しかないんですね。つまり、広い海における大部分の場所はなんでもないただの壁か背景でしかないんです。海での冒険は魅力的だけど、実際に冒険できるスポットはわずか一部、ということになってしまいます。

あちこちを航海していても、海賊船以外に人影がまったく見えないのもさびしく感じました。陸地に人がいるのが見えるとか、そういうの全然無いんですよ。キャラクターに等身大のワールドがあるのに、人が配置されていないので、そこでキャラクターたちが生活しているという感覚がない。例えばレディレイニコーンの家を通りがかったら、レディが屋根の上に避難しているのが見える…とかそういうのがあったら良かったと思うんですけど。全体的に登場キャラは少なく、キャラが出そろっているシーズン後半を題材にしたゲームとしては物足りないです。

また、船であちこちの島々を自由に歩き回れるわけではなく、ストーリー上で訪れる必要がある9個の場所にしか上陸できないのもがっかり。例えば、面白い形の小島があったから、船を接岸してちょっと歩いてみよう…みたいなことは実は全くできません。

面白そうな場所は色々あるが、実際はただ通り過ぎるだけの「背景」である

少数ある町もしっかり作りこまれているかというと、これもやっぱり”ガワ”だけで、できることが少ないのが残念でした。キャンディ王国はたくさんの建物が立ち並ぶ大都市のように見えるんだけど、実際は建物はどれもハリボテであり、中に入れるようにはなっていません。酒場に入って客から情報を集める、病院に行ってHPを回復してもらう…というような要素があっても良さそうですが、そういうのは全く作られていないんです。

まあアドベンチャータイムの世界を本気で再現しようと思ったら、キャンディ王国ひとつとっても大変な手間と時間がかかるであろうことは察するのですが、それにしたって施設とかイベントとかもう少しでも用意して欲しかったな…と思ってしまいます。

建物はたくさん配置されているが、どれも中には入れない…

町やダンジョンが少数というあたりで想像がつくと思うのですが、ストーリー自体も短く、サブクエスト全部のクリアまでを含めてもだいたい10時間あればクリアできるくらいの長さしかありません。今までのゲームだって10時間以内でクリアできる内容だったので、必ずしもそれがダメってわけではないんですけど、短いなら短いなりに中短編として良くできたストーリーになっているかというと、そうとも言えないのが厳しい。

はっきり言うと、一般的なRPGなら「まだ中盤」ってくらいの波乱や盛り上がりも特にないところで(普通ならもっとこれから盛り上がる展開があるはずなんだろう、というところで)あっさりストーリーが終わってしまうので、非常に肩透かしに感じました。実はラスボスがあまりにも単なる中ボス然としていてまったくラスボスとは思えなかったので、倒したあと「え、まさか、もうこれで終わりじゃないよね?これから本当の決戦があるんだよね?」と思ってたら、本当にゲームが終わったのでガックリ…。勝手な願望を言うと、やっぱステージの数・ボス敵の数ともにこの2倍くらいは欲しかったです。技も揃ってバトルが楽しくなってきたところですぐ終わってしまうので、遊び足りないんですよね。もっと戦わせてくれ~!…と思っちゃいます。クリア後の裏ボスみたいなのも存在しないので…。

ちなみに本作は本編とは無関係でパラレルなストーリーというよりは、「アニメでは描かれてなかったけど、実は間にこんな事件が起こってたんだ!」という番外編の一種として解するべきのようなのですが、これをアニメ本編と接続するのはやや収まりが悪いように感じました。敵が重要アイテムをどこからどうやって入手したのか最後まで説明されなかったり、中途半端な謎を残したままになってるのもちょっと頂けない感じ。

これは勝手な想像ですが、本来はもっと長いストーリーを予定していたのを、開発期間の都合等で圧縮されたんじゃないかと思います。序盤に戦ったボスと再戦があるかと思いきやそれっきりだったり、ランピーの登場が不自然にフェードアウトしたり、性急で消化不良な要素が目立つあたり、そんな気がしています。

序盤までは良い感じなんですけどね。船に乗ってまだ見ぬ島々を訪れていく冒険にはワクワクしたし、序盤の第一のボスの登場には、意表を突かれて驚かされました。アニメ本編では中途半端な扱いだった〇〇ー〇〇〇の親玉と決着がついたり、実際に戦うところは見られなかった〇〇〇〇ー〇〇〇〇〇〇がボス敵として登場してくるのはいい展開でしたよ。

なお、このゲームは快適性においても不満があり、移動中にミニマップが表示されないのが非常に不便で、自分が今どこにいてどっちの方向に向かって進んでいるのか確かめるだけでも船を止めていちいちマップ画面を開いて確認しないといけません。また、一度訪れた場所を行ったり来たりしなければならないことも多く、そうなると海の移動がとたんに作業的になってしまうので、ファストトラベルを搭載して欲しかったと思うこともしばしば。

あと、バグが多めで、条件を満たしているはずなのにサブクエストが発生しないというケースに2件遭遇しましたし、キャラクターが変な空間に入り込んでしまって出られなくなるコリジョンバグの類はわりとよく発生します。ちょっとデバッグは甘いかなと。

全体的に不満ばかり書き連ねてしまいましたが、ほんと雰囲気の良さにおいては素晴らしいゲームなので、ボリュームが無いのがつくづく惜しい作品だと思います。steamだと本作は2,570円で販売されていたので、そのくらいの値段ならまあ相応な内容と言えるのかもしれませんが…。

最後に、いまさら注意点なのですが、実は本作はアニメを最終回まで視聴している人向けのゲームです。

アニメ本編のかなり後半のキャラが登場しているため、アニメを途中までしか見たことない人が「アドベンチャータイムのゲームだ!」と思って買うと、登場人物の関係性などがわからなくて戸惑うことになってしまいます。そういう意味では、少々プレイのハードルが高いゲームで、アニメを最後まで見終わってからプレイしてみるのをおすすめします。

 

基本的なこと & 知っておくと便利なこと

基本操作(PS4版)

<フィールド移動中>

・×…ジャンプする

・〇…トリガーアビリティを使う

・△…物を引っ張る、押す、持ちあげる

・□…キャラの特技を使う(フィンが剣を振るう、ジェイクがバイクに変身する等)

タッチパッド…マップを表示させる

・OPTIONS…メニュー画面を開く

・R1&R2…操作キャラを切り替える

 

<船での操作>

R2…前進

L2…後退

□…大砲を撃つ(マーセリン加入後)

 

・船から上陸できる場所は決められており、黄色い光の柱として表示されている。

・海に浮かんでいる箱を拾ったり、フィールドに配置されているオブジェクト(お菓子やツララ)を壊すとお金が手に入ることがある。少量だが、いくつもこなしていけば、けっこうお金が貯まる。

 

・ステージが基本的に広いので普通に移動すると大変だが、ジェイクをバイクに変身させると、高速で移動することができる。

 

・キャラクターのレベルは最大で10まで上がる。

 

・敵に最後のトドメを刺したり、残りHPを大幅に上回るダメージを与えたりすると、そのキャラクターの獲得経験値が増える。ただし、HP0の状態で戦闘を終えるとこの経験値ボーナスはもらえない。

 

キャラクターの能力と成長システムについて

・キャラクターの各能力(HPや攻撃力やスペシャルアタック)は、お金($)を使って成長させることができる。ただし、お金さえあれば際限なく強化できるわけではなく、現在のLVに応じて強化の上限が決められている。

すべての能力をまんべんなく成長させていこうとすると、とてもお金が足りないので、成長させる能力は絞っておいたほうが良い。

 

能力の説明

Health…いわゆるHP

Dodge…敵の攻撃を回避する能力

Accuracy…通常攻撃の命中率

Attack…通常攻撃の威力

Block…ブロックを選んだ際のダメージ軽減力(フィンとジェイクのみ)

Health Regen…自分のHPを回復する能力(マーセリンのみ)

Energy Regenスペシャルアタック用のエネルギーをチャージする能力(ビーモのみ)

 

<各キャラ強化の方針>

・フィン

成長させるのはHealth、Accuracy、Attackだけに絞り、DodgeとBlockは初期値のまま放置でいい(Dodgeは成長させても実感できるほど攻撃を回避できるようにならないし、バトル中Blockを選ぶ場面は少ないため)。

スペシャルアタックは、最初から最後まで役立つIce Swordは育てて損なし。中盤から手に入るSword of Lightenousnessも、正義属性が弱点の敵が意外と多いので、成長させておくと有用。

逆に、呪属性が弱点の敵は多くないので、Night Swordの成長は優先度低め。

 

・ジェイク

フィンと同じく、成長させるのはHealth、Accuracy、Attackで、DodgeとBlockは初期値のままでいい。

スペシャルアタックはどれも有用だが、Jake Shieldは最大まで成長させてもダメージ軽減量はそこまで差が出ない様子(初期値の場合と比較して半分くらいになる?)

成長させるのはTwisterDogerangに絞ってもいいかもしれない。Jake Shieldは初期値のままでも十分役立つ。

 

・マーセリン

成長させるのはHealth、Accuracy、Attackで、他のキャラと同じくDodgeは初期値のまま放置していい。

専用スキルとしてHealth Regenがあり、これはアイテムを使わずにHPを回復できる手段なので貴重。初期値のままでも結構回復できる。

スペシャルアタックはRazor Clawsが高威力かつ低コストで非常に有用なので、成長させるのはこれ一本だけに絞ってもいいくらい。速属性が効きにくいという敵も少ないし。

 

・ビーモ

他のキャラと同じくDodgeは放置していい。

Healthは最優先として、スペシャルアタック用のエネルギーをチャージできる固有スキル「Energy Regen」も超有用なので優先して成長させたい。

ビーモはアイテム係・エネルギー補充要員としての活躍を重視・攻撃手段はスペシャルアタックに限定してしまって、AttackやAccuracyにはお金を使わないという選択もあり。

スペシャルアタックは、Game Changerが3属性が使えて低コスト高威力、High Voltageも全体攻撃があってさらに貴重な雷属性なので、どちらも成長させておきたい。

 

ステータス異常の種類

・Flipping Out…コマンド入力ができなくなり勝手に敵を攻撃する

・Freezing…体が凍ってターンが回ってくるのが遅くなる

・Boggled…目が回って命中率が減少する

・Flumped…防御力が低下し、ブロックが使用できなくなる

・Poo Brain…特殊能力が使えなくなり、攻撃力が低下する

・Overheat…行動するたびにダメージを受ける

・Shock…自分および隣接する仲間が行動するたびダメージを受ける

・Sreepy…眠ってしまい行動・コマンド入力ができなくなる

・Skronked Out…HPがゼロになって行動不能な状態

 

属性

本作の敵は瞬殺が難しく、弱点属性を突いて大ダメージを狙わないと倒しにくい。

攻撃で弱点を突いた場合は「Effective(効果的!)」の文字が、逆に敵がその属性に耐性があった場合は「Weak(弱い)」と表示される。

 

Flame(火属性)

(弱点の敵)

・Pirate Banana Guard

Gnome(紫)

・Varmint

・Big Varmint

 

(味方が使える攻撃)

・「Flaming Axe(マーセリン)」

・「Flaming Pixel Cannon(ビーモ)」

 

Ice(氷属性)

(弱点の敵)

・Flame Guard

・Pirate Banana Guard

Gnome(赤)

・Flame Varmnt

 

(味方が使える攻撃)

・「Ice Sword(フィン)」

・「Snowball Launcher(ビーモ)」

 

Electro(雷属性)

(弱点の敵)

・Pirate

Gnome(青)

Gnome(灰)

Gnome(赤)

Gnome(緑)

Gnome(紫)

 

(味方が使える攻撃)

・「High Voltage(ビーモ)」

 

Righteousness(正義)

(弱点の敵)

Gnome(オレンジ)

Gnome(青)

Gnome(赤)

Gnome(緑)

Gnome(紫)

・Pirate Banana Guard

・Varmint

・Big Varmint

・Jinx Varmint

・Swift Varmint

 

(味方が使える攻撃)

・「Sword of Lightenousness(フィン)」

・「Golden Crossbow(ビーモ)」

 

Jinx(呪)

(弱点の敵)

Gnome(灰)

・Righteousness Varmint

 

(味方が使える攻撃)

・「Night Sword(フィン)」

・「Vampire Stuff(マーセリン)」

 

Swift(速)

(弱点の敵)

Gnome(オレンジ)

・Flame Guard

・Electro Varmint

 

(味方が使える攻撃)

・「Twister(ジェイク)」

・「Dogerang(ジェイク)」

・「Razor Claws(マーセリン)」

 

スペシャルアタック

各キャラにはそれぞれスペシャルアタックという必殺技が用意されており、宝箱から入手したり、クエストのクリア報酬として獲得することで種類が増えていく。

スペシャルアタックは全キャラ共有のエネルギー(バトル画面の上部にイナズマのアイコンがついたバーとして表示されている)を消費して発動し、強力な攻撃ほど消費量が大きい。

また、そのスペシャルアタックを入手しても、系統のすべての技をいきなり使えるわけではなく、既定のレベルに達する必要がある。

スペシャルアタックを使うためのエネルギーの初期最大値は10で、各ステージの宝箱から回収することでエネルギーの最大値を増やすことができる。

 

<フィンのスペシャルアタック>

Ice Sword系統(最初にアイスキングから貰える)

Frosty Cut(消費3、敵に氷属性ダメージを与えてFreezing状態にする)

Ice Slammacow(消費6、敵に大きな氷属性ダメージを与えてFreezing状態にする)

Frozen Storm(消費8、敵2体に大きな氷属性ダメージを与えてFreezing状態にする)

 

Night Sword系統(マッシュルーム島の宝箱から入手)
Moon Womp(消費4、敵に呪属性ダメージを与えてSleepy状態にする) 

Smash of Dark Darkness(消費7、敵に大きな呪属性ダメージを与えてSleepy状態にする)

Sandman Storm(消費9、敵2体に大きな呪属性ダメージを与えてSleepy状態にする)

 

Sword of Lightenousness系統(エビルフォレストの巨大な死骸の内部で入手)

Golden Chop(消費5、敵に正義属性のダメージを与える)

Sunset Swipe(消費8、敵に大きな正義属性のダメージを与える)

Supernova Slice(消費10、敵2体に大きな正義属性のダメージを与える)

 

<ジェイクのスペシャルアタック>

Twister系統(最初から使える)

Spin Slap(消費3、敵全体にランダムに複数回ダメージを与えてBoggled状態にする)

Wild Whirlwind(消費5、敵全体にランダムに複数回ダメージを与えてBoggled状態にする)

Super Crazy Cyclone(消費7、敵全体にランダムに複数回ダメージを与えてBoggled状態にする)

※どれも使用後にジェイク自身がBoggled状態に陥ることもある。攻撃回数は5~7回?

 

Jake Shield系統(サブクエスト「Liberation of Stinkweed Island」のクリア報酬)
Decoy Dupe(消費1、仲間1人のダメージを肩代わりする) 

Double Decoy Dupe(消費2、仲間2人のダメージを肩代わりする) 

Party Shield(消費3、仲間3人のダメージを肩代わりする) 

 

Dogerang系統(サブクエスト「Sand Bagger」のクリア報酬)

Whomp(消費4、敵に速属性のダメージを与えてFlumped状態にする)

Whomp Whomp (消費7、敵2体に速属性のダメージを与えてFlumped状態にする)

Whomp Whomp Whomp(消費8、敵全体に速属性のダメージを与えてFlumped状態にする)

 

<マーセリンのスペシャルアタック>

Flaming Axe系統(最初から使える)

Pyro Slash(消費4、敵に火属性ダメージを与えてOverheat状態にする)

Magma Smash(消費6、敵に大きな火属性ダメージを与えてOverheat状態にする)

Super Hot Riff(消費7、敵2体に大きな火属性ダメージを与えてOverheat状態にする)

 

Vampire Stuff系統(エビルフォレストの宝箱から入手)
Vampire Hiss(消費3、 敵に呪属性のダメージを与え、PooBrain状態にする) 

Soul Scare(消費4、 敵に大きな呪属性のダメージを与え、PooBrain状態にする) 

Nightosphere Curse(消費6、 敵に特大の呪属性ダメージを与えてPooBrain状態にする)

 

Razor Claws系統(バッドランズの宝箱から入手) 

Deadly Swipe( 消費3、敵に速属性のダメージを4回与える)

Double Claw( 消費5、敵に大きな速属性のダメージを4回与える)

Full Moon Combo(消費8、敵に大きな速属性のダメージを7回与える)

 

<ビーモのスペシャルアタック>

BMO Apps系統(最初から使える)

Analyze.exe(消費1、相手の弱点や耐性を解析する)

Annoyingly Loud Mega Alarm(消費1、敵1体をFlipping Out状態にする)

Flump.exe(消費1、敵1体をFlumped状態にする)

 

Game Changers系統(キャンディ王国の宝箱から入手)
Golden Crossbow(消費4、敵に正義属性のダメージを与えてBoggled状態にする) 

Flaming Pixel Cannon(消費4、敵に火属性のダメージを与えてOver Heat状態にする)

Snowball Launcher(消費4、敵に氷属性のダメージを与えてFreezing状態にする)

 

High Voltage系統(マッチブック島の宝箱から入手) 

Shock(消費4、敵に雷属性ダメージを与えてShock状態にする)

Super Shock(消費5、敵に大きな雷属性ダメージを与えてShock状態にする)

Overcharge(消費6、敵全体に大きな雷属性ダメージを与えてShock状態にする)

※どれも使用後にビーモがSleepy状態に陥る場合がある。

アルティメットアビリティ

・さらに各キャラにはアルティメットアビリティという、とっておきの能力も存在する。戦闘中、各々に設定されたアルティメットメーターが満タンになった状態で、L3ボタンを押す(左のアナログスティックを押し込む)と発動する。効果およびメーターを溜める方法はキャラによって異なる。

 

フィン

Gauntlet of the Hero Billy」…ビリーの小手で一体の敵に大ダメージ

(アルティメットメーターを溜める方法)フィンが敵を攻撃する

 

ジェイク

Super Steamroller」…スチームローラーに変身して敵全体にダメージ

(アルティメットメーターを溜める方法)ジェイクが敵の攻撃ターゲットになる

 

マーセリン

Werewolf Frenzy」…オオカミの姿に変身し、自動で敵を攻撃する

(アルティメットメーターを溜める方法)マーセリンが敵にトドメを刺す

 

ビーモ

Rap Party Dance Time」…ダンスを踊って味方全体のHPを回復する

(アルティメットメーターを溜める方法)ビーモが戦闘中アイテムを使う

 

攻略チャート

※地名は日本語で書いているので、場所は以下のマップを参考にしてください。

ストーリーを進めるにあたって、次の目的地は黄色い「」アイコンとして表示されているので、このゲームは基本的にそこに向かって移動していけばいい

また、挑戦してもしなくてもいい「サブクエスト」の依頼は、マップ上で青い「」アイコンで表示される(正式に受注すると「」アイコンに変化する)。

に剣のカーソルを重ねると、依頼内容や達成率が確認できる。

「Speak to the Ice King」

・オープニングが終了し、操作できるようになったら、とりあえず船をそのまま直進させてアイス王国に行く。

 

・上陸してアイスキングに近づくとイベントになり、アイスキングへの尋問ゲーム(Interrogation Time)が発生する。尋問ではルーレットを「右下」「右上」「右下」の順で選べば成功となる。イベント後、フィンのスペシャルアタック「Ice Sword」が手に入る。

 

「Reach the Candy Kingdom」

・アイス王国を出てキャンディ王国を目指す。途中で海賊とのチュートリアルバトルが発生するので、指示通りに攻撃したりアイテムを使ったりしていけばいい。海賊にはフィンのIce Swordがよく効く。

 

・海賊とのバトルの後、キャラクターの能力を成長させることが可能になる。とりあえずフィンのIce Swordを強化しておくと序盤のバトルが楽になる。

 

・キャンディ王国に上陸し、門をくぐるとバナナガードとの戦闘あり。

 

「Find Head of Security」

・城の警備室を目指すことになる。キャンディ王国に入ってすぐ分かれ道があるが、右はバナナガードの警備が厳重なので、左側から進んでいく。

 

・目標は城だが、その前に寄り道してジェイクのスペシャルアタックを手に入れておくのがおすすめ。キャンディ王国のマップ左下の青いの場所にいるキャンディピープルに話しかけると、サブクエス「Sand Bagger」がスタートする。

Sand Bagger

キャンディ王国内にある4つの砂糖袋を依頼者のところまで持ってくればクリア。

砂糖袋の場所は、「ガチョウ店長の近く」「ガチョウ店長の向かい側」「王国城の階段の左にある大きな柱の近く」「城の左にある赤い大きな柵の前」。砂糖袋は青い柱状の光に包まれていて目立つので、すぐにわかるはず。

城の階段に近づこうとするとバナナガードと戦闘になる。敵は三体いて、真ん中のバッグをもったバナナは味方を蘇生させて厄介なので、真ん中から真っ先に狙って倒すようにする。

4つすべての袋を持ってくるとクリアとなり、報酬としてジェイクのスペシャルアタック「Dogerang」が使用可能になる。

 

・城の左側にある坂を上がり、さらにジェイクのアビリティを使って城のバルコニーへと登る。

ジェイクの能力で城を登れる

・バルコニーを右に進んでいくと、警備室があってキャンディコーン大佐がおり、イベントのあと尋問ゲームが始まる。尋問のルーレットは「左下」「左上」「右上」「左上」「左下」の順で選べば成功となる。


「Find Marceline」

・尋問イベントの後、バルコニーをさらに進むと展望台があり、操作キャラをフィンにしているとマップがアップデートでき、キャンディ王国に置かれている宝箱の位置が表示されるようになる(これと同様の展望台がこの先のステージにも登場するので、必ず寄るようにする)。

 

・バルコニーは途中で行き止まりになっているので、手すりが無くなっている場所からジャンプして下へと降りる。左に進んで行くと、木の下にマーセリンがいてイベント発生。

 

「Return Marci's hat」

・マーセリンがいた場所からさらに下へ降り、ジャンプで小島を渡りつつ、水路を渡った先にあるマーセリンの帽子を取りに行く。途中で巨大なケーキが道をふさいでいるが、引っ張ってどかせば通れるようになる。

 

・帽子は持ち運べるので、マーセリンのところまで持って帰る。途中でバナナ2体との戦闘有り。

「Reach the Gumball Guardian」

・マーセリンが仲間に加わり、以後クサリで縛られた宝箱をマーセリンの斧で開けられるようになる

 

・城に向かうとバナナ3体との戦闘になり、戦闘後はガムボールの番人が城の階段下まで運んでくれる。

 

「Reach Evil Forest」

・次の目的地はエビルフォレストだが、直行せずに色々寄り道しておくと楽になる。

 

・マーセリンが加入したことで、まずキャンディ王国内に置かれた宝箱を一通り回収しよう。王国内に停泊している海賊船の中にも宝箱があるが、周辺にいる海賊が別格に強く、この時点で勝つのは難しいので今はほっといていい。

 

・キャンディ王国から船に乗る際、岸辺にいるキャンディピープルかCool, Calm and Collected」のサブクエストを受注しておく。

Cool, Calm and Collected

各地に散らばったキャンディの子供たち10人を、船に乗せて依頼者のところまで連れてくればクリア。

子供の居場所は、マッシュルーム島に2人、エビルフォレストに2人、バッドランズに2人、ファイヤー王国に3人、マッチブック島に1人。

ストーリー後半にならないと行けない場所も含まれているので、すぐにはクリアできない。ストーリーの進行にあわせて少しづつ進めていくことになる。

ちなみに、ボートは最大6人しか載せられないので、子供を全員連れてくるまでにキャンディ王国を複数回訪れる必要がある。

 

(↓子供のいる場所を教えてくれる動画)

キャンディの子供を返す時は、上陸の必要はなく、
船に乗ったままで「Drop off Candy kid」と表示される地点に行けばいい

 

 

・船に乗ってキャンディ王国を出ようとすると、途中で巨大なイカの怪物クラーケンが現れ、「The Kraken」サブクエストが自動的に始まる。

The Kraken

このクエストは、クラーケンに船の大砲を8回命中させればクリアとなる。

実はクラーケンは近寄っても襲ってきたりしないので、安心していい。

クラーケンは大砲を命中させるか、船を近づけると海中に引っ込むが、また海を進んでいれば再登場してくる。

 

・キャンディ王国を出たら、まずマッシュルーム島に行く。島の上陸地点から向こう側にはジャンプして降りれる場所があり、フィンのスペシャルアタックNight Sword」の入った宝箱がある。ただし、敵を倒さないと取れないようになっていて、ここで戦うノームがこの時点だとけっこう強敵。フィンのアルティメットアビリティを使えば勝てるが、無理して取らず後回しにしてもいい。

 

・また、マッシュルーム島の住人から「Shoot, Yeah!」のクエストが受注できる。

Shoot, Yeah!

マッシュルーム島の周りに浮かんでいるゴミ10個を、船の大砲で破壊すればクリアとなる。

 

・続いて、エビルフォレストを通り過ぎて、さらに南に位置するバッドランズへ行く。上陸地点から右側には強敵のキューブがいるので、戦うのは避けて丘のほうへ向かう。

 

・岩の丘をジェイクの能力で登り、丘の上の宝箱から、マーセリンのスペシャルアタック「Razor Claws」を手に入れる。これは低コストで複数回攻撃できる技で攻撃の要となる。

 

・また、キラっと光るリングのついた巨大な骨があるが、外側に押し倒すと、下の洞穴にある宝箱が取れるようになる。

この骨は、押すと倒せる

・丘をさらに上まで登ると、吊り橋があり、その先のポータルから時間の部屋に入れる。動く足場を進むと奥にプリズモがいて、「Pickled Herring」のサブクエストを受注できる。

Pickled Herring

エスト受注後、海上魚群が現れて捕まえられるようになるので、魚を30匹捕まえればクリアとなる。魚群の魚は一度にだいたい4~5匹?なので、6~7回魚群を見つければ達成できるはず。魚群が現れる場所はおそらく決まっていて、一度魚を取った場所にも、また魚群が復活することがあるようだ。

魚群が出現したのを確認した場所

 

・ここまで終えてそろそろエビルフォレストに行く。

※このエビルフォレストの攻略はわりとややこしいので、マップを作りました。地図上のナンバーと攻略チャートが一致するようになっているので、参考にしてください。

エビルフォレストの攻略地図(一回目)

「search for Clues」

① 船から降りて右側に進むと、ペパーミントバトラーが現れて尋問イベントが始まる。ルーレットは「左下」「右下」「左下」を選ぶと成功(途中のガチョウ店長の店で「used tissue」を複数個買っておくと、後で役立つ)。

なお、上陸地点から左側にはキャンディの子供や宝箱が見えるが、そこまで行くには強敵の海賊を倒さないといけないので、今はほっておく。パーティーが強くなった後半にまた来ればいい。

 

「Find PB」

② さらに坂道を進んでいき、突き当りでジェイクの能力で高台の上に登り、展望台でマップをアップグレードする(高台の奥にはロックされた扉があるが、今は開けられないので無視していい)。

 

③ 高台から降りてまた進んでいくと小さい池があり、分かれ道になっているが、ここも右側の橋を渡ると宝箱がある。

 

④ さらに右へ行くと、ランタンの樹がある。火鉢の乗った岩があるので、岩を△ボタンで動かし、近くの文様が描かれた木の洞に押し入れるとランタンに光が灯る。
ランタンの光線が×印のスイッチを照らしているので、スイッチの上に乗ると宝箱が取れるようになり、マーセリンのスペシャルアタック「vampire stuff」が手に入る。

 

⑤ マップを北にいくと、宝箱があるので回収しておく。

 

⑥ また右にどんどん行くと、ヴァ―ミントがうろついている奥に宝箱がある(途中にロックされた扉が見えるが、これも今は無視する)。

 

⑦ 蛇行した坂を下りていくと、バブルガムの牢獄の前で、海賊4体とバトルになる。

 

「Snatch the Key」

バトル後、牢獄のカギを手に入れるため、マーセリン単独で海賊のアジトへ潜入することになる。
ここではマーセリンの「自分の姿を透明にする」能力を使うのだが、透明化は一回につき8秒程度しか続かないので、「透明化して移動→敵からは見つからない場所で透明化を解く→また透明化…」というやり方を繰り返し、敵との戦闘を避けて進んでいく。もし敵と戦闘になるとマーセリン1人で戦わないといけなくなるので注意。

 

⑧ 坂を登ってトンネルをくぐった先が左右に分かれているが、左へ行くとガチョウ店長がいて奥に宝箱がある。ガチョウ店長から回復アイテムの補充と、次のボス戦に備えてFlame Gemなどを買っておくといい。

 

⑨ 分かれ道を今度は右に行き、海賊達から隠れながら、奥でカギを手に入れる。

 

⑩ カギを入手してバブルガムの牢獄へと戻ると、ボスとバトルになる

ボス:「〇〇ー〇」(なんとなく名前は伏せときます) 

お供が2体いて厄介なので、先にお供から倒すようにする。
ボスはアイテムで自分を強化しまくる上、HPが減ってくるとこちらのエネルギーを横取りして回復まで使ってくるいやらしい敵だが、ステータス異常がいくつか効く。「Used Tissue」を使って追加効果の発生確率を上げ、ジェイクの「Twister」でBoggled状態にしたり、マーセリンの「Vampire Stuff」でPoo brain状態にすればかなり弱体化する。

また、ボスは火属性弱点なので、 マーセリンのFlaming Axeや、Flame Gemで火属性を付加した状態で攻撃すると効果的。うまくover heat状態を発生させれば、さらに多くのダメージを与えられる。

 

「Return the Crown」
⑪ ボスを倒した後は、牢獄から西にある長い坂を下りていくと、海岸に付く。海岸から、ジェイクの能力を使って小島を渡っていけば、船まで戻れるが、途中の小島にはペパーミントバトラーがいて、サブクエスLiberation of Stinkweed Island」を受注できる。 

Liberation of Stinkweed Island 

悪臭を放っている雑草のを、10個破壊すればクリアとなる。

莢は陸上に7個あり・水上にも3個浮かんでいるが、水上のものは船に乗って砲撃することで壊せる。

クリア報酬としてジェイクのスペシャルアタック「Jake Shield」が手に入る。

 

⑫小島に置かれている宝箱を回収して、あとは船に戻る。

 

・船でエビルフォレストを出ると、サブクエス「There be Pirates!」が自動的に発生し、海賊船が現れる。

※もしここで登場するはずの海賊船が登場しない場合は、バグが発生していてこのクエストをクリアできない可能性大。セーブデータを完全に消去してやり直さないとダメかもしれません。

There be Pirates! 

各地の海域に現れる海賊船7隻と戦って勝てばクリアとなる。

海賊船と遭遇できる場所は完全に決まっており、その場所に行くと海賊船が海上で停止していて、こちらが近づくと追いかけてくる。

海賊船の出現を確認した海域(多少、出現位置にズレがあると思います)

 

・アイス王国に戻り、アイスキングに会う。イベントの後、「This is Gunter take a while」のクエストが始まる。

This is Gunter take a while

各地に流されてしまったペンギン10羽を、全員ツリーハウスの南にある避難所へと連れてくればクリアとなる。

ペンギンたちの居場所は、ジェラート島に1羽、キャンディ王国に1羽、エビルフォレストに1羽、バッドランズに1羽、ファイヤー王国に2羽、ファイヤーブレイク島に1羽、マッチブック島に3羽。

Cool, Calm and Collected」と同じく、このクエストもゲーム後半になるまでクリアできない。

船に載せられるのは、キャンディの子供とペンギン合わせて最大6人までなので注意。 

 

(↓ペンギンの居場所を教えてくれる動画)

www.youtube.com

 

ツリーハウスから南にある氷の島に、ペンギンを避難させる


「Take PB home」

・バブルガムをキャンディ王国まで連れていく。


「Search for Fern」

・キャンディ王国でバブルガムと別れたら、再びエビルフォレストへ向かう。

エビルフォレストの攻略地図(二回目)

① 今回はエビルフォレストの右側に船を停める。上陸地点の近くにガチョウ店長の店があるが、その少し先にペンギンが一羽いる。

 

② 坂の上を登ると、ビーモが連れ去られていくイベントが発生し、海賊とバトル。

 

「Save BMO

③ さらに坂を登っていくと、檻にビーモが閉じ込められているのが見える。坂の行き止まりの崖を、ジェイクの能力を使って登る。

 

④ 崖にあがってすぐ近くにある×印の床に乗り、「wait here」を選ぶと、キャラが切り替わりレバーが出現するので、レバーを引っ張ると、ビーモをとじこめていた檻が開く。

レバーは押すのではなく、引っ張る

⑤ その先にまた×印の床があるので、先ほどと同じく上に乗ってレバーを出現させ、切り替わったキャラで近くにあるレバーを引っ張ると、今度はビーモを閉じ込めている建物の屋根が開く。

 

➅ またまた先にいくと×印の床があるので、今度は近くにあるを押して×印の上に乗せる。出現したレバーをひっぱると、橋が架かり、建物の屋根の上にビーモが移動してくる。


 橋を渡って、ビーモを仲間にする。以降、ロックされた扉をビーモの能力で開けられるようになる。

 

「Save the Candy Kingdom」

 橋の近くの牢屋にキノコピープルが閉じ込められているが、牢屋の扉もビーモで開けられる。また、前回バブルガムがいた牢屋の隣にも、キノコピープルが囚われており、両方を解放すると「Hero Time」のトロフィーを獲得できる

 

⑨ 少し来た道を戻って、ロックされた扉を開けると、奥に宝箱がある。

 

 先を行きロックされた扉を開けると、展望台があるので、宝箱入手とマップのアップグレードを行う。

 

 その先は長い下り坂になっていて、ここを下りていけば船まで戻ることができる…が、もう少し探索しよう。

 

 森の西側には、前回マップをアップグレードをした展望台があるが、その奥のロックされた扉もビーモによって開けることができる。奥に行くと池があり、リンゴを集めるサブクエスト「Apples for Tree Trunks」が始まる。

(※このエリアに来るにはもう一つルートがある。海賊がうろついている場所のすこし手前の崖からも、ジェイクの能力で登って来ることができる)

Apples for Tree Trunks 

池の周辺エリアにあるリンゴ12個をすべて集めるとクリアになる。

(以下、リンゴを全部集める手順を説明していますが、東の展望台側のルートから来たという前提で書いています)

地図上のナンバーは、リンゴのある場所を示す

エストが始まってから、すぐ目の前に1個落ちている。
②前方に池があるが、右側に行くと、丘の小さな穴からまた1個転がってくる。

③その穴はビーモなら中に入れるので、穴の中を通っていくと地上に1個落ちている。

④そこからもう1つ上の段に上ると、また1個ある。
⑤穴から出て、さらに右に進んでいき、池の近くに木が生えているので、剣や斧を振るうか、ジャンプでぶつかると1個落ちてくる。
⑥⑦⑧近くの坂を登ると、海賊がリンゴを守っているので、マーセリンが透明になって海賊から見つからないように進み、頂上で3個手に入れる。
⑨このエリアの西側に木があるので、また剣や斧を振るうかジャンプでぶつかると、1個落ちてくる。

※木の近くに小屋があるが、小屋の手前にある植物のオブジェクトを壊すと、家の屋根にいるタツムリが見つかり、「Found Him!」のトロフィーが手に入る。

⑩⑪⑫池の小島に3個置かれている。

 マップの北側にあるロックされた扉も開けられるようになっている。扉の奥を進み、岩を引っ張ってどかし、ジェイクの能力で上に登ると、巨大な生物の死骸の中へと移動する。

移動した先にトンネルがあり、中を降りていくと、飛び石を渡った先に道が二つに分かれているが、右はなにもないので左に行く。坂を上がってまた降りた先に、今度は左に横道があるのでそちらを行くと、飛び石を渡った先が広い空間になっていて、財宝とフィンのスペシャルアタック「Sword of Lightenousness」が手に入る。さらに奥まで行くと、最初の場所に戻ってこられる。

 

・ここまで終えたら、そろそろキャンディ王国に行く。門をくぐってすぐ現れるヴァーミント3体を倒し、王国内に入って左に行くとボスと対決。

ボス:「〇〇ー〇〇ー〇〇〇」 

本体と腕2本から構成されており、両腕を壊さないと本体に攻撃できないので、まずは腕の破壊を優先する。

本体だけになったらUsed Tissueを使って追加効果の付着率を上げ、フィンのIce SwordでFreezing状態、マーセリンのFlaming AxeでOverheat状態を発生させれば楽に戦える。

本体は、しばらくすると腕を再生させたり、お供4体を吐き出したりする。

お供はHP120で弱いが、全員で攻撃してこられると厄介なので速攻で倒したい。ジェイクがレベル5になっていれば、Dogerangの最上位技Whomp Whomp Whompで全体攻撃するのが効果的。

 

「Reach the Fire Kingdom」

ボスを倒した後、ファイヤー王国を目指すことになるが、その前にキャンディ王国でやり残したことを済ませておく。

 

・キャンディ城の東にある坂の上のエリアが、通行止めが解除されているので、いままで取れなかった宝箱を回収しておく。

 

・マップ北、崖の近くに宝箱があるが、バイクモードのジェイクで崖の踏み切り台からその下の小島へと飛び降りれる。

小島にいるキャンディピープルからGate Keeperのサブクエストを受注できる。

Gate Keeper 

依頼者の近くにある水門制御の機械を、ビーモのアビリティによって作動させるだけでクリア。

 

Gate Keeperをクリアしたことで水が抜けて水路の上を歩けるようになるので、排水口の中に飛び降りる。地下へと降りていくが、途中でまた上へ上へと昇っていく構造になっており、最奥でビーモのスペシャルアタック「Game Changers」が手に入る。

ここが排水口で、中に地下空間がある

・ファイヤー王国へ向かおうとすると、あちこち間欠泉が噴出していて進行を阻んでいる。どこなら通れるかは、以下の地図を参考に。

黄色い矢印が、通行可能な場所

 

・ファイヤー王国の周辺エリアに入ったら、ファイヤー王国には向かわずにまずマッチブック島に行く。灯台周辺の宝箱からビーモのスペシャルアタック「High Voltage」が入手できる。

 

「Find Flame Princess」

・ファイヤー王国に船で上陸すると、すぐフレイムガード2体と戦闘になる。

 

・先へ進むとシナモンパンがおり、尋問イベントが発生。ルーレットは「左下」「左上」「左下」「左上」「左下」「左上」で成功する。

 

・マップ上にフレイムプリンセスの居場所が表示されるので、そこに行ってフレイムプリンセスと会う。

 

「Block the Valves」

・フレイムプリンセスとのイベント後、王国の海岸周りに、箱が3つ配置されているので、すべて海へと落とす(箱の位置はマップに表示されている)。

 

「Reach the Core room」

・箱をすべて海に落としてから、ファイヤー王国の中心部に行くとフレイムプリンセスとのイベント発生。

 

・中心部の中に入ると、中央に炉があり、その左右に階段がある。まず燃えている火鉢を持ち上げ、左右の階段の脇に置かれた鉢4つに火を燃え移らせていく。

 

火鉢を近づけると、火が燃え移る

・4つの鉢すべてに火が点くと、中央の炉が白い炎で燃え盛るので、そうしたら炉の手前にある白く燃えている火鉢を使って、右奥の扉の左側の鉢に火を点けると、扉が開いて先へと進めるようになる。

・奥のコアルームまで行くと、ボスと戦うことになる。

ボス:「〇〇〇〇ー〇〇〇〇〇〇」 

通常状態では防御力が高くダメージを与えにくい。

「power」という特技で力を溜め、3回目に「power」を使用したときに強力な全体ダメージを放ち、直後後ろを向いた姿に変わる。この後ろ向きの状態だと、防御力が激減し大ダメージを与えられるようになる。

ジェイクのTwsterやビーモのGolden crossbowでBoggled状態を発生させることでも後ろを向いた状態になるので、途切れることなくBoggled状態を起こせば簡単に倒せる。

Find Torcho」

・ファイヤー王国を出て、次はファイヤーブレーク島に行く。

 

・上陸地点から進んでいくと岩の丘があってジェイクで登れるが、それより上は石がジャマしていて登れない。ここは、ビーモ単独で丘の上まで行き、ジャマな石を壊すとジェイクの能力で登れるようになる。丘に架けられた吊り橋を渡った先にいるTorchoと会話する。

 

「Collect Heat Cores」

・島にある3つの Heat Coreを集めることになる。 Heat Coreの場所はマップに表示されないが、基本は一本道なので特に迷うことはないはず。

 

Heat Coreを3つ全部集めたら再びファイヤー王国へ向かう。

 

「Return to Flame Princess」

・ファイヤー王国のコア(前回ボスと戦った部屋)に行ってイベントを見る。


「Return to Ice Kingdom」

・アイス王国へ戻ることになる…がその前にファイヤーブレーク島を訪れると、Torchoからサブクエス「Pest Control」が受注できる。

Pest Control 

マッチブック島をうろついているヴァ―ミントのグループ4つと戦って倒せばクリア。

前回Heat Coreを集めたときと同じルートを回ればいい。

 

・続いて、ジェラート島に行くと、上陸地点からすぐ近くのキャンディピープルから「The Pirate Gang」が受注できる。

The Pirate Gang 

島にいるバナナの海賊団を倒せばクリア。ここまで来れば特に苦労しないはず。

 

・アイス王国に行くと、イベントの後いよいよ最後の戦いとなる。

ラスボス 

ラスボスにはShock、Boggled、Flumped、Freezing、Sleepy、Over heat等ほとんどのステータス異常が効く。

2体のお供がラスボスに強化アイテムを使ってきて厄介だが、2体とも倒してしまうと、すぐに新しく召喚されてしまう。なので、お供は1体だけ残してフィンのNight SwodでSleepy状態にして行動を封じておき、その間にラスボスにBoggledやOver heatなどのステータス異常を起こして弱体化させてしまえば楽に戦える。

 

「Pull the Plug

船に乗って、マッシュルーム島から北の海上に浮かんでいるプラグを調べ、出てきた選択肢に「YES!」を選べば、エンディング。

フィンとジェイクが事件に挑むADVゲーム「Adventure Time: Finn & Jake Investigations」 感想&攻略メモ

 

感想

今回紹介するゲームは「Adventure Time: Finn & Jake Investigations」です。

「ネームレス王国の3人のプリンセス」に続く、アドベンチャータイムのゲーム化第4弾として2015年に発売されました。タイトルはアニメ本編のエピソード「ジェイクの誕生日」の原題、「Joshua & Margaret Investigations」のもじりですね。それっぽく訳すなら、「フィンとジェイクの捜査録」みたいな感じでしょうか。

PS3PS4Xbox360・XboxOne・WiiU3DSで発売され、私がプレイしたのはPS3版です。例によって日本では発売されていません。開発はこれまでのWayForward社ではなく、Vicious Cycle Software社が担当しています。

タイトル通り、本作はウー大陸で起こった謎の事件をフィンとジェイクが捜査していく、謎解きアドベンチャーゲームです(ところで「アドベンチャータイムのアドベンチャーゲーム」ってなんだかシャレみたい…)。

物語は、キューバーの宇宙船の中からスタートします。

キューバーはいつも通りに「お話(grayble)」を見せてくれるのかと思いきや、なんと今回は見るだけにとどまらず、視聴者自身が考え発見し理解し冒険できる、プレイアブルな5つのお話(Playable Graybles)で遊ばせてくれることになります!

そうして映し出されたのはおなじみのツリーハウスの光景。ある日、古い通信機器の「Ticker type」がフィンたちの前に突然出現します(※このティッカータイプというのは、要するに電信線を介して受信した情報を紙テープに印刷する「ストックティッカー」という機械のことらしい)。これはフィンとジェイクの父母・ジョシュアとマーガレットが探偵業をしていた頃に使っていたもので、かつては行くべき冒険と使命がこの装置から次々とテープに印刷されていたのでした。奇妙なティッカータイプの出現を目にし、フィンとジェイクは自分たちもパパとママのように探偵業をやることにしようと意気投合します。どういう仕組みかティッカータイプはウー大陸で発生中の事件を知らせるために動き出し、こうしてフィンとジェイクの事件捜査が始まるのでした…。

注目すべきはやはり、3DCGによる臨場感のあるグラフィックでしょう。ツリーハウス、キャンディ王国、レモン王国、魔法使いの町、ファイヤー王国など、アニメでおなじみのロケーションが再現されていて、その中を歩き回ることができます。

まあ歩けると言っても、オープンワールド的なものではなくて、実際に移動できるエリアはかなり制限されている(ストーリーに関係する一部の場所だけしか入れない)んですけど、それでも3Dでの再現には感動しましたね。「アドベンチャータイムの世界の中を冒険してる!!」という感覚に関してはこれまでのゲームで一番だと思います。

特にツリーハウスが良くって、寝室、居間、キッチン、武器庫、バスルーム、屋外の部分までしっかり作ってあるんです(実を言うと、このゲームで歩き回ってみてツリーハウス内部の部屋の繋がりがようやくちゃんと理解できたっていう…)。部屋の内装まで再現度高すぎます。

ただし、このゲーム、「アドベンチャータイムの世界が現実に存在したらどうなるか」という方向性で3D化しているらしく、キャラクターの見映えなんかはけっこう好みが別れるように思います。アドベンチャータイムのキャラクターが持つかわいらしさというのは平面的なアニメの絵だから成立しているところがあって、例えば主人公フィンやアイスキングが本作で立体化されたのを見ると、正直言ってちょっとキモいんですよね!

フィン、イラストだとかわいいのだが…

また、アニメの絵にはないリアリズムが表現されていて、カエル魔法使いのブフォの表面にぬるっとした光沢があったり、ペンギンの表面をアップで見ると羽毛がぞわぞわと密集していたり、バブルガムの髪が板ガムっぽくざらざらとしていたり、ジェイクの鼻にぶつぶつが描かれてたり、フィンが着ている服や帽子の繊維まで描きこまれていたり…これら描写の細かさには感心するんですけど、しかしアニメのアドベンチャータイムってリアリティを廃したすっきりしたデザインが魅力でもあり、こういうディティールってそれとは違う方向性じゃないか?という思いもあり…。現実的に3D化したことにより、アドベンチャータイム本来の親しみやすさや愛嬌が少なからず失われてしまっているように感じましたね。つくづく手描きアニメの世界を立体化するのは難しいものだなと思います。

とはいえ、「アドベンチャータイムの世界やキャラクターが現実に存在したらこんな感じなんだろうな…」という実感は確かにあって、見ていて新鮮ではありました。

本作は全体がキューバーが語り手の「5つの物語シリーズ」の再現なので、5つのオリジナルストーリーを順番にプレイしていくのですが、しっかり「アドベンチャータイムらしい」「いかにもありそうな」ストーリーになっていました。

なぜアドベンチャータイムらしいと思えるか?それは単純なことではあるんですけど「アニメに出てきた要素をふんだんに盛り込むことでストーリーが組み立てられている」からなんですね。

ハタ迷惑な騒動を起こすマジックマン、何を企み暗躍する魔法使いたち、フレイムプリンセスを狙うフレイムキングの刺客、王国を追われツリーハウスに転がり込むアイスキング、パウンドケーキ看護師の恋愛の行方、原因不明の理由で冷えていくファイヤー王国の危機…などなど、「アニメで見覚えのある」要素で満載。アニメのファンが原作のエッセンスを期待して買うゲームですから、アニメからの引用で固めたのはファンに向けたものとして間違いないやり方と言えるでしょう。アニメにありそうでなかった新しいストーリーとして楽しむことができました。

ちなみに、引用はアニメだけに留まらず、実はゲーム化作品として前作にあたる「ネームレス王国と3人のプリンセス」のオリキャラもちらっと登場してたりします。ちゃんと繋がってるんだなと少し驚きでした。

さらに本作の場合、「ビリーの剣とビリーが住んでいた洞窟のその後」「アイスキングが書く小説のファンとしてのランピー」など、アニメ本編ではあまり掘り下げられていない部分にも注目しているのが良いですね。アニメでは描かれなかった後日談として考えてもいいし、面白かったです。

また、ゲーム中には本筋に絡まない細かいところまで小ネタが沢山ちりばめられていて、例えば、冷蔵庫に入ってる食品が「ミートマン(「必殺お仕置き人」に出てくる謎のキャラ)で作ったミートボール」だったり、キャンディ王国外周の堀に「おかしなナッツ侯爵」の冒頭でフィンたちが割ったビンが落ちていたり、ツリーハウスの外には「キュートなキング」でジェイクが作ったブリトーの墓があったり、「燃えろよ燃えろ」のラストに宝箱から出てきた謎のおケツがやはりまったく意味不明に置かれていたり、例によってマニアックな小ネタが満載。

章の始まりには、毎回アニメさながらのタイトルカードまで表示されるんですよ!この凝りようが素晴らしい。

背景も随所にネタが仕込まれていて、よーくみると魔法使いの町に口笛デスマッチ選手権のポスターが貼ってあったり、キャンディ王国のキッチンにルートビア隊長の追悼ケーキが置いてあったり、掲示板にかたつむリッチの手配書が貼ってあったり、ペパーミントバトラーの部屋に死の国の王やハンソンアバディアとのツーショット写真が飾ってあったり…こういう沢山の遊び心を目にすると、もうこのゲームのことは好きになってしまいますね。すごく楽しいです。

ゲームとしてもそんなに難しくなくって、その点でも遊びやすいです。「間違った選択をしてゲームオーバー」みたいなバッドエンドも無いので安心してプレイできますし、所々でフィンとジェイクが敵と戦うアクションパートも挿入されるのですが、これもダメージを受けてもゲームオーバーになることはないので難しくありません。低年齢のプレイヤーでもクリアできるよう配慮されているのを感じますね。

ただし、プレイする上でやはり表記が英語であることがネックです。

現在の状況を理解して次にやることを論理的に推理していく必要があるので、ゲーム中のテキストを読めないとまず先へ進めません。テキストをまったく読まずに総当たりで進めるというのは苦しいでしょう。テキストの量も今までのゲームと比較にならないくらい多いです。

それに、このゲームってイベントムービーを鑑賞したり、あちこちを観察した際にフィンとジェイクが返してくれるリアクションとかを見るのが面白いので、それをプレイヤーが理解できないと全然面白くないんですよね。例えばキャンティピープルの家の郵便受けを調べるとジェイクが「俺達の家に届く迷惑メールは見ないのに、なんで他人の家のは見たいんだよ!」みたいなツッコミを喋ったりとか、そういうのを見るのが面白いんです。これまでのゲーム作品なら敵を軽快に倒していくだけで楽しめる部分もあるんですけど、今回はADVゲームでありストーリーがわからないまま進めるのは辛いと思います。

とはいうものの、自分もそんなに英語得意じゃないので、海外の攻略サイトはおおいに参考にしましたし、プレイ動画や自分でも撮った録画に翻訳ツールを使うことでとりあえず大体の内容をようやく理解することができた次第です(今は便利なものがありますね)。

下記に自分のプレイ成果として攻略チャートを作ってみたので、このゲームに興味を持った人のなにか参考になれば幸いです。

毎回言ってることではあるんですが、このゲームもやっぱり日本版出して欲しかったですね。イベントムービーも当然フルボイスだし、これが全部日本版の声優さんたちが吹き替えてくれたら、すごく日本のATファンに魅力的な作品になってたと思うんです。つくづく「ネームレス王国」しか日本では発売されなかったのが残念でなりませんね。

 

基本的なこと & 知っておくと便利なこと

<ゲームの進め方>

・本作は5つの章で構成されているが、章に入る前に必ずツリーハウスからスタートするようになっている。Ticker typeを調べると次の章が始まるが、それまではツリーハウスを自由に歩くことができる。なお、ツリーハウスの全エリアに入ると「Home Sweet Home」のトロフィーが獲得できる。

 

・画面中、近寄るとキラキラと光る場所がある。この「キラキラ」はその場所・そのキャラクターに対して、何らかのアクションを起こせることを意味している。また、近寄らなくてもL1ボタンを押せばそのエリア内の「キラキラ」は全て表示される。

<基本操作(PS3版)>

・〇ボタン…対象を手に取ったり、機械を作動させたり、キャラクターと会話する際などに使う。

・×ボタン…対象を観察して、わかったことをフィンとジェイクが説明してくれる。

・□ボタン…アイテムを使う。

・△ボタン…ダッシュする。

・L1ボタン…エリア内のアクション可能な場所を、キラキラと光らせる。

・R2ボタン & L2ボタン…使用するアイテムを切り換える。

・セレクトボタン…「INVENTORY」画面を開き、持っているアイテムの一覧を表示する。

・スタートボタン…ゲームを一時停止する。ここからメニュー画面に戻ることもできる。

 

使用するアイテムが左上に表示されている

・二つのアイテムを組み合わせて使う場面も存在する。「INVENTORY」画面で□ボタンを押してアイテム二個を選択した状態で、△ボタンを押すと、組み合わせることができる。

もちろん組み合わせ可能なのは全アイテムではなく、特定のアイテム同士だけである

戦闘(combat time)について

ストーリーの時々で、敵との戦闘が発生することがある。現れた敵をすべて倒せば勝利となる。

<戦闘時の操作方法>

・□ボタン…剣で攻撃。

・×ボタン…前転して緊急回避。

・△ボタン…攻撃をガード。また、敵が攻撃してきた瞬間にタイミングよくガードすると、攻撃を無効化して反撃できる

・〇ボタン…アビリティ(フィンとジェイクの合体技 or 剣の特殊能力)を使用する。

・R1ボタン…剣の種類を切り替える。

 

・戦闘中に敵は攻撃してくるが、フィンやジェイクに耐久力は設定されておらず、いくら攻撃されてもゲームオーバーになることはない。

・ただし、戦闘内容を「評価」する仕組みが存在しており、敵からなるべく攻撃されずに勝利できれば高評価となるが、逆にたくさん攻撃を受けてしまうと低評価になる。戦闘終了時のフィンとジェイクの様子で評価がわかる(余裕でグータッチなら高評価、ボロボロの姿なら低評価だったことを示している)。

 

・戦闘で勝利することで財宝(tresure)が手に入り、ツリーハウス1Fの財宝ルームの中に蓄積されていくが、戦闘が低評価だと獲得できる財宝が少なくなってしまうデメリットがある。

 

・敵に連続で攻撃を当てていくと「Combo(コンボ)」が発生する。途中で敵から攻撃を受けたり、しばらく攻撃せずにいると、コンボはリセットされてしまう。ちなみに、コンボを15回繋げると「Combo Time」のトロフィーを獲得できる。

 

・敵へ攻撃を当てるごとに、画面下のフィンとジェイクの拳が接近していき、ついにグータッチすると「Ability Time!」が発生し、フィンの剣の特殊能力 or フィンとジェイクの合体技が使えるようになる。

画面左上の数値が繋げているコンボの回数。右下は現在装備している剣を示している。

・「Ability Time!」の時に〇ボタンを押すと、フィンの剣の特殊能力が発動する。使える技はその時装備している剣によってそれぞれ違っており、例えばPink Jewel Swordは画面全体にピンクの宝石を降らせてダメージ、Sword of the Deadは攻撃した敵を味方として働かせる効果である。

 

・「Ability Time!」の時に十字ボタンを押すと、フィンとジェイクの合体技が発動する。画面左下に合体技の種類と対応ボタンが表示されており、例えば、↑ボタンを押すとジェイクスーツに変身、→ボタンを押すとジェイクとフィンが駒のように回転して敵を弾き飛ばす技が使える。4つの合体技をすべて使用すると「Stretch Goals」のトロフィーが獲得できる。

<フィンの剣について>

フィンの剣は全5種類あり、ゲームの進行に応じて使える剣が増えていく。

Scarlet(黄金の剣・スカーレット)…最初から持っている剣。特殊能力は、1体の敵に与えたダメージが全ての敵に連動する効果。

Root Sword(根っこの剣)…原作「ミステリートレイン」でフィンが列車のなかで手に入れた剣。特殊能力は、地面から根をはやして敵を動けなくする効果。

Pink Jewel Sword(ピンクの宝石の剣)…原作「スローな愛にしてくれ」でフィンのベッドを真っ二つにした剣。特殊能力は、ピンクの宝石を降らせて、敵全体にダメージを与える効果。

Lightening Sword(稲妻の剣)…原作「迷宮列車」に登場した剣。特殊能力は、稲妻で敵全体を攻撃する効果。

Sword of the Dead(死の剣)…原作「パパは魔王」でフィンが墓場から引き抜いた剣。特殊能力は、斬りつけた敵がこちらの味方として行動するようになる効果。

ツリーハウスの武器庫で、入手した剣を確認できる

Artifact Checkingについて 

・ 本作には「Artifact Checking」というDLCが存在するものの、もう配信終了しているらしい。一応、プレイ動画でどんな内容だったかは確認することができる。

 

youtu.be

攻略チャート

※□ボタンによって行われるアイテムを使ったアクションは、「そのアイテムを人に渡す」「そのアイテムでものを叩く」など、アイテムの種類の違いによりストーリー上さまざまなパターンがありますが、その詳細を書き分けるのは面倒なので、ほとんどの場合まとめて「〇〇を使う(使用する)」と表現しています。

SWEET SWEET MAGIC

・ティッカータイプを調べて捜査を開始する前に、寝室に上がって机の上のラジオを調べ、スターチーのラジオ番組を聞いておく。

・キャンディ王国の入り口からスタートする。橋の右側でジェイクを使って外堀に降りる。

・堀を右に行くとパイプが3つ並んでいるので、真ん中のパイプに「Sword」を使って柵を壊し、そこから王国に侵入する。

・王国に入るとアブラカダニエルが捕まりそうになっており、バナナガードとの戦闘になる。

・エリアの上部分には赤白の柵が設置されているが、柵の左端のカドの地面にカタツムリがいる。

・キャンディ王国城に入り、廊下の左から二番目にある警備室に入り、バブルガムと会話する。

・警備室を出て、左隣のペパーミントバトラーの部屋に入る。

・ドアの近くにいるバナナガードと会話する。

・床に落ちているピンクの葉っぱを調べると、バナナガードから「business card」がもらえる。

・床に散らばっているジェリービーンズを調べる。

・スターチーと会話する。

・ベッドの近くに落ちている「Circle Thingy」を入手する。

・窓の外にいるガムボールの巨人と会話する。

・警備室に戻ってバブルガムと話し「we have all of the evidence.」を選ぶ。つづく選択肢を「Pamphlets.」→「Jelly beans.」→「Abracadaniel is innocent!」の順番で選ぶ。

・警備室を出て、右隣にある牢屋に入り、ジェイクを使って手前にある牢屋の屋根に上って「keys」を手に入れる。

・アブラカダニエルが閉じ込められている牢屋を「keys」を使って開ける。

・城を出て、上にある道の先にあるエリアに入り、奥へ行くとコットンキャンディの木にハチの巣があるので、ジェイクを利用してハチの巣(「Bee Hive」)を入手する。

・左側にチェットの家があるので、ジェイクを利用して家の屋根に上り、煙突に「Bee Hive」を使用すると、ノームたちが家から飛び出してきて戦闘になる。

・チェットの家に入り、テーブルの上にある紙(「Peppermint Butler Note」)と、窓際の棚に置かれている紙マッチ(「Book of Matches」)を入手する。

・再びキャンディ王国城に戻り、廊下の一番右奥にあるキッチンに入り、テーブル上のケーキにささっているロウソク(「Candles」)、カウンターの上にある石鹸の箱(「Soap」)、床に落ちているピンクのボトル(「Pink Plastic bottle」)を手に入れる。

・ペパーミントバトラーの部屋に入り、窓際の本棚の燭台に「Candles」を使用し、さらに「Book of Matches」を使用すると、隠し部屋が現れる。

・隠し部屋に入り、ロウソクに囲まれて真ん中に置かれているケーキの皿(「Cake Plate」)を入手する。

・キッチンに行き、流し台で「Pink Plastic bottle」を使い、「Bottle of Water」に変化させる。

・「Bottle of Water」と「Soap」を組み合わせて「Bottle of Soapy Water」に変化させる。

・「Bottle of Soapy Water」と「Circle Thingy」を組み合わせて「Bubble Blower」に変化させる。

・キッチン左端でバルコニーへの出口を塞いでいるバナナガードに「Business Card」を使用し、バルコニーに移動する。

・バルコニーの羽がちらばっているあたりで「Bubble Blower」を使用すると大きなシャボン玉ができる(シャボン玉を使用すると、ポータルの前まで移動できる)。

・牢獄のアブラカダニエルに話しかけると、アブラカダニエルと共にポータルの前へ移動する。

・ポータルを通り抜けると魔法使いの町の前までワープする。直後アブラカダニエルが警察によって杖に変えられてしまい、警察と戦闘になる。

・杖に変わったアブラカダニエルを拾って「Abracadaniel Wand」を入手し、ジェイクと組み合わせて「Jake Combo: Jake + Wand」に変化させる。

・町の門が閉じているので、門の右側にあるハンドルに「Jake Combo: Jake + Wand」を使用して門を開ける。

・門をくぐって町の広場に入ると、警察に呼び止められる。選択肢は「Show Cake Plate」を選ぶ。

・広場の左側に行くと、バケツに入っている「Mop」と、地面に張り付いている「Slime Puddle」があるので入手する。

・広場でロンジェームスの店の前に並んでいる、岩の魔法使いと会話する。

・広場の右上にある道を進み、ノームたちのいる路地へ行く。路地に入るといきなりノームたちとの戦闘になる。戦闘後、フィンの新しい剣「Root Sword」が使用可能になる。

・WIZARDS DROOLと書かれている壁の下に、ロープ(「Length of Rope」)が落ちているので入手する。

・広場に戻り、今度は広場の右下奥にある道を進み、巨大な岩が吊り下げている路地に入る。

・岩を吊り下げている装置の柱に「Length of Rope」を使用すると、岩が落っこちて割れる。

・割れた岩の近くに落ちているブロック(「Heavy Brick」)を入手する。

・また広場に戻ってノームのいる路地に入る。WIZARDS DROOLと書かれている壁の前でジェイクを利用し、壁の上へと登ったらもう一度ジェイクを利用して、ノームのいる家の屋根の上まで行く。

・屋根の上からノームに「Heavy Brick」を使用して追い払い、ハシゴの上に置かれている黒い塗料入りのバケツ(「Bucket of Black Patint」)を入手する。

・「Bucket of Black Patint」と「Mop」を組み合わせて「Impressive Wizard’s Beard」に変化させる。

・「Impressive Wizard’s Beard」と「Slime Puddle」を組み合わせて「Impressively sticky Wizard’s Beard」に変化させる。

・広場に戻り、岩の魔法使いに「Impressively sticky Wizard’s Beard」を使うと、お礼に「Wizard Coin」が手に入る。

・岩の魔法使いが去ったあと、ロンジェームスの店に並んでいる警察と会話する。

・広場の右下にある自動販売機に「Wizard Coin」を使い、「Croubar」を手に入れる。

・広場右下の路地に入る。割れた岩に「Croubar」を使い、「Eye-Sized Gem」を手に入れる。

・ロンジェームスの店の前に立っている警官に「Eye-Sized Gem」を使用し「Cracked Eye Gem」とWizard Coin」を手に入れる。

自動販売機にWizard Coin」を使い、「Dusting Brush」を手に入れる。

・門の左側に立ててある杖に「Dusting Brush」を使うと、杖の先端の宝石が輝き出す。

・「Mop Handle」と「Cracked Eye Gem」を組み合わせて「Makeshift Staff of Relief」に変化させる。

・輝いている杖の左にある穴に「Makeshift Staff of Relief」を使用すると、壁にMagical VIP bathroomの入り口が現れる。

・フランボと会話すると店から立ち去っていくので、これでロンジェームスの店に入れるようになる。

・ロンジェームスの店に入り、アイスキングとロンジェームスに話しかける。

・店内に入って、ドアのすぐ左にカタツムリがいるのを見つける。

・店内の右奥にいるガンター(Gunter)を手に入れる。

・店を出ると、店の前に設置されている電話ボックスが使えるようになっている。電話に「Wizard Coin」を使用するとフレイムプリンセスやマーセリンなど色んなキャラに電話をかけることができる。これを10回続けると、「wrong number」のトロフィーが獲得できる。

・右下の路地に行き、木の台の上に置かれているボトルにガンターを使用する。ボトルが落ちて割れてしまい、直後、警察官たちと戦闘になる。

・戦闘後、割れたボトルの底部分(「Broken Bottle Bottom」)を拾う。

・広場に戻り、今度は右上の路地に行くと、岩の魔法使いがノームたちと話しており、会話のあとノームたちとの戦闘になる。戦闘後、フィンの新しい剣「Pink Jewel Sword」が使用可能になる。

・地面に落ちている、割れたボトルの上部分(「Broken Bottle Top」)を拾う。

・「Broken Bottle Bottom」と「Broken Bottle Top」を組み合わせて空のボトル(「Empty Bottle」)に変化させる。

・ロンジェームスの店に戻り、ロンジェームスに「Empty Bottle」を使用すると、「Wizard Coin」が貰える。

・店を出ると右側に狩りの魔法使いが立っているので、話しかける(アイスキングと会話しておかないと出てこないので注意)。

・広場の掲示板に貼ってある張り紙(「Scrap of Paper」)を手に入れる。

・ロンジェームスの店の横にある電話ボックスに「Scrap of Paper」を使用すると、ピザの配達員が現れて「Party Pizza」「Anchovy Pizza」が手に入るが、配達員は警察官に杖に変えられてしまう。

・杖に変えられた配達員(「Hooked Staff」)を拾う。

・狩りの魔法使いに「Anchovy Pizza」を使うと、「Bag of Chips」が貰える。

自動販売機に「Wizard Coin」を使うと、商品がひっかかって出てこない。そこで「Hooked Staff」を使うと、(「Bottle of Cola」)が手に入る。

・ロンジェームスの店に戻り「Party Pizza」「Bottle of Cola」「Bag of Chips」を全てアイスキングに使用すると、場面が夜の閉店後の店内へと移る。

・店内の一番右端にある傘立てから「Old Rod」を入手する。

・店内シャンデリアのオイルが垂れ落ちているあたりで「Old Rod」を使用する。

・入口ドアの近くにある暖炉に「Old Rod」を使用し「Magic torch」に変化させる。

・暖炉から上方向にある本棚の、左右二か所に置かれたロウソクに「Magic torch」を使用すると、隠し階段が現れる。

・隠し階段を下りて地下エリアに行く。入ってすぐにある地面のマンホールから「Manhole Cover」を入手する。

・そのまま蓋がなくなったマンホールの中に入る。マンホール内部に入って右にある箱から「Wrench」を入手する。

・ロンジェームスの店内まで戻り、ワニの壁飾りの隣にあるパイプに「Wrench」を使用し、ホイール(「Wheel」)を手に入れる。

・また先ほどのマンホールの中に入り、右端にあるパイプに「Wheel」をはめる。

・パイプにホイールを付けたら「Wrench」を使って締め、さらにホイールを回すと、左端にある牢屋の格子戸が開く。

・ホイールを付けた場所から、少し左側に行くと、パイプの上にカタツムリがいる。

・牢屋に入り、閉じ込められているミスターシュークリーム(Mr.Creampuff)と会話する。すべての会話を済ませると「Wand Stand Key」が貰える。

・牢屋を入ってすぐ横にある木のドアをくぐると、最初のフロアの左端のドアから出られるので、ドアの横に並んでいる錆びたフック(「Rusty Hook」)を入手する。

・ジェイクと「Rusty Hook」を組み合わせて「Jake Combo: Jake + Rusty Hook」に変化させる。

・そのまま右奥(アイスキングがいるあたり)まで移動すると、蓋のないマンホールがあるので、「Manhole Cover」を使用してマンホールを塞ぎ、そのまま蓋の上に乗って壁に「Jake Combo: Jake + Rusty Hook」を使用すると、右端のドアのロックが開いて中に入れるようになる、

・右端のドアから、魔法使いたちが儀式をしているエリアに入る。

・右に行くと、複数の石をくくりつけたロープがあるので、「Sword」を使ってロープを切り、アイスキングを助ける。

・ブフォの後ろにある五角形の筒形のケースに「Wand Stand Key」を使い、さらに「Abracadaniel Wand」を使うと、この章はクリア。

LUMPY ICE PRINCESS

・ティッカータイプを調べて捜査を開始する前に、寝室に上がって机の上のラジオを調べ、スターチーのラジオ番組を聞いておく。

・スタート地点のすぐ近くにあるリンゴの木で、ジェイクを使用して「Apples」を手に入れる。

・ツリートランクの家付近のアイテムを回収する。鉢植えに咲いている花(「Vibrant Flower」)、巻き割り台に刺さっている斧(「Wood Chopping Axe」)、巻き割り台の近くに落ちている木の板(「Wood plank」) を手に入れる。

・ツリートランクの家のドアを調べて、ドア越しに家の中のツリートランクと会話する。

・ツリートランクの家から右側にある道を上がっていき、二股の別れ道のあるエリアに入る。左の道を行き、吊り橋のあるエリアに入る。

・吊り橋にサルが立って邪魔しているので、「Wood Chopping Axe」を使って吊り橋を落とす。

・ジェイクを使って、向こうの崖にある「Tree Trunk's Key」を入手する。

・ツリートランクの家に戻って、「Tree Trunk's Key」を使って家の中に入る。

・ツリートランクと会話する。

・家を出て、さきほどの分かれ道に行き、切り株と会話して「Pretty Flower」を手に入れる。

・「Vibrant Flower」と「Pretty Flower」を組み合わせ、「Scented Flower Blend」に変化させる。
 ・ツリートランクの家に戻り、コンロの上のやかんに、「Scented Flower Blend」を使用する。

・家を出て、分かれ道を右に行き、迷宮列車の走っているエリアに入り、ノームと会話する。

・右奥の木にリンゴが成っているので、ジェイクを使用して「Apples」を手に入れる。

・迷宮列車に近づくと、列車の中でモンスターたちとの戦闘になる。戦闘後、フィンの新しい剣「Lightening Sword」が使用可能になる。

・森の魔法使いと会話すると「Magnificent Gem」「Medicinal Herbs」が手に入る。

・ツリートランクの家に戻り、やかんに「Medicinal Herbs」を使う。

・ツリートランクに「Apples」をすべて使うと、「Apple Pie」が手に入る。

・床に落ちたタオル(「Used Towel」)を拾う。

 ・家を出て分かれ道に行き、切り株に「Apple Pie」を使用し、切り株が吐き出したハンマー(「Gross Hammer」)を拾う。
・分かれ道を左に行き、崖で「Wood Planks」を使い、続けて「Gross Hammer」を使って橋を架ける。

・橋をわたって、奥を進んでゴミやがらくたが散乱するエリアに入る。
・白い洗濯機の上にカタツムリがいるのを見つける。

・氷のカタマリに近づき、会話イベントを見る。

・氷のカタマリの近くの木に置かれている空き缶(「Empty Bean Can」)を手に入れる。

・その右にある井戸に「Empty Bean Can」を使用し「Can of Water」に変化させる。
・その右にあるバイクに「Gross Hammer」を使用して「Handlebars」を手に入れる。

・焚火に「Can of Water」を使用する。

・缶に「Used Towel」を使い、続けて「Handlebars」を使って、「Handlebars with Hot Towel」を手に入れる。

・氷のカタマリに「Handlebars with Hot Towel」を使うと、氷が溶けてアイスキングが現れるので、アイスキングと会話する。

・イベント後、場所がツリーハウスに移動する。動かせるようになったら、初期エリアから上の出口を通って、ボートのエリアまで移動し、白い塗料の入ったバケツ(「White Paint」)を手に入れる。

・ボートの望遠鏡を調べると、遠くの景色が見える。望遠鏡の景色を切り換えて「キャンディ王国」「アイス王国」「ファイヤー王国」の3つすべてを見ると「I See You」のトロフィーを獲得できる。

・アイスキングのいる部屋に戻り、右側に行って、吊り橋の先にあるエリアに入り、床に落ちている絵筆(「Paint Brush」)を手に入れる。

・アイスキングのいる部屋に戻り、左端の出口で「Up」を選択して寝室へ。寝室の左にあるテーブルから「Music Tape」を手に入れる。

・アイスキングのいる部屋に戻り、左端の出口で今度は「Down」を選択し、ビーモがいるキッチンへ移動する。

・降りた先の、左にある通路を通って倉庫へ。丸いクッション椅子の上に置かれている金色のカード(「Gold Foil Game Card」)を手に入れる。

・キッチンに戻り、左にある冷蔵庫を調べて「Meatballs」を手に入れる。

・冷蔵庫の左にある長テーブルに置いてある「Glue」を手に入れる。

・キッチン右端の出口から下に降り、財宝が置かれている部屋を通って、ツリーハウスから外へ出たら、ドアの左横に置かれている黒い塗料の入ったバケツ(「Black Paint」)を手に入れる。

・キッチンに戻り、ビーモと会話する。

・ビーモに「Music Tape」を使用する。

・「Paint Brush」と「White Paint」を組み合わせて「Brush with White Paint」に、

 「Paint Brush」と「Black Paint」を組み合わせて「Brush with Black Paint」に、

 「Gold Foil Game Card」と「Glue」を組み合わせて「Paper Cone」に変化させる。

・「Brush with White Paint」「Brush with Black Paint」「Paper Cone」「Meatballs」をビーモに使用する。

・イベント後、場面がキャンディ王国城のホールへ移動し、ピロ―ミントバトラーとの会話イベントになる。

・ランピーと会話する。

・壁にかけられている盾(「Shield」)を取る。

・ホールを出て、キッチンのドアに立っているドーナツ先生と会話する。

・キッチンへ入り、流し台からフライ返し(「Spatula」)、冷蔵庫に貼ってある紙(「Dr.Donut's Note」)を手に入れる。

・キッチンから廊下に出て、警備室の前に落ちているスプレー缶(「Spray Can」)を取る。

・廊下の壁が剝がれている場所で「Spatula」を使い、「Well Cake Base」を手に入れる。

・城を出てパーティー会場へ。すぐ近くのパウンドケーキ看護師に「Dr.Donut's Note」を使う。

・階段を降りると、プレゼントが置かれているテーブルにカタツムリがいる。

・マシュマロキッズと会話する。

・噴水の近くに置かれている赤白のロケット花火(「Candy Rocket」)を手に入れる。

・シナモンパンと会話する。

・上にある道を通って、街路のエリアに入る。ゴミ箱に入っている「Feather」を手に入れる。

・近くにいるゲームオリジナルキャラ「Sunny」と会話すると、「New to Ooo」のトロフィーを獲得できる。

・街路を右へと移動し、クッキーと会話する。

・パーティー会場に戻り、テーブルに置かれているパンチに「Spray Can」を使用し、「Spray Can of Punch」に変化させる。

・また街路に入り、クッキーに「Spray Can of Punch」を使う。

・クッキーの横にある箱から、「Rope Belt」を手に入れる。

・「Rope Belt」と「Candy Rocket」を組み合わせ「Candy Rocket with Fuse」に変化させる。

・右に行くとゴミ箱で火が燃えているので、火に「Candy Rocket with Fuse」を使用して、「Candy Rocket(Lit)」に変化させる。

・右に行くと細い路地があり、奥にある地下室のドアに「Candy Rocket(Lit)」を使用する。

・地下室の中に入り、ファイヤー狼に「Handlebars」を使用する。

・会場に戻って、マシュマロキッズの右にあるテーブルで「Shield」を使用し、続けて「Well Cake Base」を使用する。

・ミスターシュークリームに「Feather」を使用し、「Cake Frosting」を入手する。

・さきほどのテーブルの上のケーキに「Cake Frosting」を使い、続けて「Magnificent Gem」を使って飾りを完成させると、ホールでのイベントの後、アイス王国に移動する。

・ランピーとの会話イベントが終わったら、ランピーの右にある台の上に置かれている霧吹き容器(「Squirty-Squirts Bottle」)を手に入れる。

・ランピーから左側にある椅子を調べると、椅子の下からピザ「Pizza Slice」が出てくるので拾う。

・さらに左側に行くと坂があり、奥にペンギンがいるが、途中にある木の台を踏むと下まで落っこちてしまうので、そのままではペンギンまでたどり着けない。

下にある木の台にジェイクに乗っけて重しにすると、坂の上が通れるようになる。

・坂の上にいるペンギンに話しかけると、ケータイ(「Mobile Phone」) が手に入る。
・ランピーに「Mobile Phone」を使用する。

・ランピーの右に椅子があるが、そのさらに右に通路があるので、進んでペンギンたちのいるキッチンへと入る。

・キッチンの左端に装置があり、ボタンを押すと青いビンが出て、ガンターが割ってしまう。

・ガンターに「Squirty-Squirts Bottle」を使って、追い払う。

・ガンターが落としていった杖(「Scepter」)を手に入れる。

・もう一回装置のボタンを押し、出てきた青いビン(「Glass Bottle」)を拾う。

・ペンギン二匹が向かい合っているテーブルで「Glass Bottle」を使うと、イベントシーンのあと、テーブルに指輪が置かれるので、「Diamond Ring」を手に入れる。

・キッチンを出て、一番右端にある三角の形をした氷のドアに「Diamond Ring」を使ってドアを切り開き、忍者ルームに入る。

・忍者ルームの階段を下りた先に2つの台がある。左の台から「Force of  Blizzard Scroll」を、右の台からは「Gauntlets」と「Stars of Frozen Rain Scroll」が手に入る。

・ジェイクと「Gauntlets」を組み合わせて、「Jake Combo: Jale + Gauntlets」に変化させる。

・忍者ルームを出て、左に行くと、ベッドの左隣の氷柱にパンツがひっかかっているので、「Jake Combo: Jale + Gauntlets」を使用してパンツ(「Undies」)を手に入れる。

・「Undies」と「Handlebars」を組み合わせて「Handlebar Sling Shot」に変化させる。

・忍者ルームに入って最下層に行き、地面の亀裂が入った部分に「Handlebar Sling Shot」を設置し、さらに「Pizza Slice」を使用すると、「Key」が手に入る。

・忍者ルームを出てランピーに「Key」を使用する。
・再び忍者ルームの最下層に行くと、氷で閉ざされていた洞窟が通れるようになっており、ガンターが呼び出したキューブや蟻と戦闘になる。

・洞窟の中は、氷忍術を使って氷のブロックを動かし道を作っていくパズルになっている。

最初のパズル

・一本道を塞ぐ氷ブロックにForce of  Blizzardを使って前に落すと、先へ進めるようになる。

二番目のパズル

・①の場所でまずStars of Frozen Rainを使って氷の台に置かれていた氷ブロックを下に落す。

・次に②の場所でForce of  Blizzardを使って、氷ブロックを地面の穴にはめる。

・また①の場所に戻ってForce of  Blizzardを使うと、氷がベルトコンベアで運ばれていき、炎を放出している装置が停止する。これで炎でさえぎられていた道が通れるようになる。

三番目のパズル

・坂を上がって①の場所でForce of  Blizzardを2回使い、重なっている氷ブロックを2つとも下に落す。

・坂を下りて、➁の場所でForce of  Blizzardを使い、氷ブロックを前方に落す。

・通れるようになった階段を下りて、③の場所でForce of  Blizzardを使いブロックを前に動かす。また階段を上り、④の場所でForce of  Blizzardを使って氷ブロックを下に落すと、先へ進めるようになる。

四番目のパズル

・①と②場所で、それぞれStars of Frozen Rainを使い、氷の台に置かれている氷ブロックを下に落とす。

・①、続いて③の場所でForce of  Blizzardを使って氷を移動させる。

・④、続いて⑤の場所でForce of  Blizzardを使って氷を移動させる。これで先へ進めるようになる。

・先にあるドアは閉じていて入れない。近くにあるスイッチを踏むとドアが開くが、このままではドアに近づくとまた閉じてしまう。そこで、ドアが開いたらスイッチの横にある黒い重りに「Scepter」を使って固定し、ドアが閉まらないようにすれば先へ進める。

・ドアをくぐって中に入ると、その先にあるドアがまた閉じている。さきほどの重りに近づいてScepterを外すとドアが開いて最奥へと進めるようになる。

・最奥に入ると、会話イベントのあと、キューブやノームとの戦闘になる。

・階段の下にいるカタツムリを見つける。

・階段の上のランピーに近づくとまたイベントとなり、この章はクリアとなる。

SOUR NOTES

・ティッカータイプを調べて捜査を開始する前に、寝室に上がって机の上のラジオを調べ、スターチーのラジオ番組を聞いておく。

・ツリーハウスからスタートする。初期エリアを右側に行って、吊り橋の先にあるエリアに入り、「Phychic Crystals」を手に入れる。

・キッチンに降りて、冷凍庫を開けて「Frozen Sonic Squid Tentacles」を手に入れる。

・冷凍庫の左にある長テーブルから、「Super Spicy Hot Sauce」を取る。

・コンロから鍋(「Cooiking Pot」)を取る。

・キッチン左端の入り口からバスルームに入り、洗面台で「Cooiking Pot」を使用し、「Cooiking Pot of Water」に変化させる。

・浴槽の左にある台に置かれている「Vinegar」を入手する。

キッチンに戻って、コンロに「Cooiking Pot of Water」を使い、続けて「Phychic Crystals」「Frozen Sonic Squid Tentacles」「Super Spicy Hot Sauce」「Vinegar」を全て使用すると「psychic Earplugs」が手に入って、マーセリンの洞窟へと場所が移る。

・小屋の前にマーセリンとバブルガムがおり、それぞれに「psychic Earplugs」を使うと会話できるようになるので、2人と話す。会話が終わったあと、もう一度話しかけると「psychic Earplugs」を返してもらえる。

・2人との会話が終わった後、洞窟を出ると、すぐにマジックマンとのイベントが発生し、さらにサルやアリとの戦闘になる。戦闘後、フィンの新しい剣「Sword of the Dead」が使用可能になる。

・右側にある井戸を調べ、中から出てきたハンマー(「Hammer」)を手に入れる。

・井戸の右側にあるトラックのハンドル(「Steering Wheel」)を手に入れる。

・左上にある坂をあがると、次のエリアでまたマジックマンとのイベント発生。

・右側の木から「Witch Hazel」を手に入れる。

・キャンデーピープルが吊られているトロッコの下にある壊れた台を、「Hammer」を使って直す。

・「Steering Wheel」を、トロッコを吊っている右側の柱に使用すると、トロッコが下に落下する。

・前のエリアに戻ると、キャンディーピープルが脱出できている。壊れたトロッコからビン(「Old Jar」)を手に入れる。

・坑道に入れるようになっているので、中に入って先のエリアへ。

・近くに咲いているヒマワリ(「Sunflower」)を手に入れる。

・ツリートランクに近寄るとイベントが発生する。

・前のエリアに戻り、土が少しふくらんでいるところに「Sunflower」を使用し、ハチを集める。

・ハチのいなくなったハチの巣に「Old Jar」を使い、「Jar of Honey」に変化させる。

・再び坑道を通ってさっきのエリアへ行き、ツリートランクの近くにあるアリの巣に「Jar of Honey」を使い、アリたちをアリの巣へ移動させる。

・ツリートランクの横にある道を通り、次のエリアへ移動するとすぐにマジックマンが現れてイベント発生。キャンディーピープルが毒草(ポイズンアイビー)にとじこめられてしまう。

・坂をのぼり、先にいる森の魔法使いに「Psychic Earplugs」を使用して会話する。

・森の魔法使いの後ろにある機械に「Witch Hazel」を使い、続けて「Old Jar」を使って「Witch Hazel Potion」に変化させる。

・毒草に囚われているキャンディーピープルに「Witch Hazel Potion」を使って助け出す。

・奥の道を進むと、マジックマンの家があるエリアに入る。

・白い壊れた車のタイヤの近くにいるカタツムリを見つける。

・左に行くとマジックマンとの会話イベント発生。さらに左に行くと、レモングラブがいるので会話する。

・レモングラブとの会話が終了すると、家が燃えているエリアに移動する。左に行くと、フレイムプリンセスとの会話イベントが発生する

・さらに左にいき、シナモンパンの近くに落ちている白い柵の部品(「Fence Post」)を拾う。

・白い柵が途切れている場所で「Fence Post」を使い、続けてジェイクを使うと、フレイムプリンセスとの会話イベント発生。

・左側に行って坂を登り、坂の上にひっかかっているビニール袋(「plastic Bag」)と、近くの壊れた車から「Speaker Diaphragm」を手に入れる。

・坂を下りて、エリア左端の川べりに行くと、枝に「plastic Bag」がひっかかっているので入手する。

・すぐ近くの木の階段を下りると、ブイにビニール袋がひっかかっている。ブイにジェイクを使い、ブイが沈んだところで近づくと「plastic Bag」を入手できる。

・ジェイクと「plastic Bag」3つを組み合わせて悪臭爆弾(「Stink Bomb」)を3つ作る。

・「Stink Bomb」を3つ持った状態でフレイムプリンセスと会話すると、右下の柵が解放されて、橋を渡れるようになる。

・橋をわたって右下のエリアに入り、地面のタイヤに悪臭爆弾(「Stink Bomb」)を仕掛けていく。3つ全てを仕掛けると戦闘開始。

・最初の3体のフレイムガードをダウンさせると「Incendo」が現れる。この戦闘では、悪臭爆弾が3つフィールドに配置されており、爆弾の近くまでIncendoをひきつけると、フレイムプリンセスが爆弾を爆発させてIncendoにダメージを与えてくれる。これを3回繰り返せば勝利となる。

・また前のエリアに戻ってフレイムプリンセスと会話すると、こんどは右の柵が解放される。

・橋をわたって右のエリアへ進むと、アイスキングとの会話が始まる。

・水が噴き出している場所が二か所あるので、それぞれに「Fence Post」を使用し、続けてジェイクを使う。

・アイスキングと会話すると、フレイムプリンセスがやってきて戦闘開始。

・最初の3体のフレイムガードをダウンさせると、「Combuster」が現れる。この戦闘では、氷柱が3つフィールドに配置されており、Combusterはこちらに向かって突進してくるので、氷柱の後ろに隠れ、Combusterを氷柱に激突させるとダメージが与えられる。これを3回繰り返すと勝利となる。

・また前のエリアに戻ってフレイムプリンセスと会話すると。こんどは右上の柵が解放されるので、橋をわたって右上のエリアへ進む。

・エリアに入ると自動的にランピーとの会話イベントが始まる。

・ステージの右端にいるカタツムリを見つける。

・ランピーの左側にあるスピーカーに「Speaker Diaphragm」を使って修理する。

・スピーカーに「Sword」を二回使うと、戦闘開始。

・最初の3体のフレイムガードをダウンさせると「Leroy」が現れる。この戦闘では、フィールドにスピーカーとマイクが配置されており、Leroyは音波をこちらに向かって飛ばしてくるが、音波はマイクに当たると吸収されてスピーカーから反射されるようになっている。なので、Leroyが飛ばしてくる音波をマイクに当たるよう誘導し、そしてスピーカーから反射した音波をLeroyに命中させればダメージが与えられる。これを3回繰り返せば勝利となる。スピーカーの向きは□ボタンで叩けば変えられるので、なかなかLeroyに音波が当たらない場合は向きを調整してみること。

・場所が移動してレモン王国に。入口の門を調べると、レモングラブとの対面イベント発生。

・イベント後、牢獄に閉じ込められる。白骨死体から「Shock Collar」を取り、牢獄の左上隅に落ちているマーカー(「Marker」)を拾う。

・牢獄の右下の、ブロックの崩れた穴にジェイクを使い、ヤスリ(「File」)を手に入れる。

・牢獄に扉に「File」を使って柵を壊す。

・牢獄から脱出し、さっき壊した柵(「Filed Prison Bar」)を拾う。

・牢屋と牢屋の間に置かれたタルの上にいるカタツムリを見つける。

・左上の階段から脱出し、イベント後、廊下を右に行って壁から突き出ているロープ(「Short Rope」)を取る。

・廊下の一番左端のドアから、レモンスイーツのお部屋に入る。

・窓の隣にある棚から、人形の帽子(「Sleeping Bonnets」)を、テーブルの上からレモンスイーツ人形(「Lemonsweets」)を手に入れる。

・テーブルの上のメモに「Marker」を使う。

「Short Rope」と「Sleeping Bonnets」を組み合わせ「Sleeping Bonnets Rope」に変化させる。

・窓際で「Sleeping Bonnets Rope」を使うと、イベントが始まる。窓際にいるレモングラブを蹴飛ばして落とす。

・部屋を出て、廊下の一番右端の部屋に入る。野球のミットの上に置かれているリモコン(「Remote Control」)を手に入れる。

・野球のミットに「Lemonsweets」を使い、続けて「Filed Prison Bar」を使う。

・野球のミットのある部屋にまた入り、左上のカーテンに隠れるとイベント発生。

・部屋を出て、右にある装置を調べ、イベント後「Remote Control」を使うと右のドアが開く※最初の牢屋で「Shock Collar」を入手していないとイベントが発生しないので注意。

・開いたドアから中に入ると、噴水があるので、噴水に「Old Jar」を使って「Jar of Water」に変化させる。

・レモングラブに「Jar of Water」を使う。

・部屋を出るとマジックマンのイベントが発生し、矯正装置(Reconditioning chamber)に閉じ込められる。

・矯正装置の右側あたりでジェイクを使うと、外に出られる。

・外にあるコントローラー装置に「Sword」を使うと、この章はクリア。

 

EVERYTHING MUST GO!!

・ティッカータイプを調べて捜査を開始する前に、寝室に上がって机の上のラジオを調べ、スターチーのラジオ番組を聞いておく。

・スタートするとファイヤー王国でいきなり戦闘開始。その後、フレイムプリンセスとのイベントを見る。

・操作できるようになったら、下側に移動し、テーブルに置かれた赤い瓶「Ultra Hot Sauce」を取る。

・左に移動し、階段を下りた先のエリアに入り、右端のドアから牢獄に入る。

・牢獄に囚われているフランボと会話する。その右隣りの空っぽの牢獄から「Liver and Onions」を手に入れる。

・フレイムプリンセスたちがいる最初のエリアに戻って、右側にあるドアからキッチンに入る。

・キッチンの右側にある袋に刺さっているナイフ(「Kitchen Knife」)を手に入れる。

・キッチン左上の台にキャベツが置かれているので、「Kitchen Knife」を使用すると、「Chopped Cabbage」が手に入る。

・キッチン中央の鍋に、「Chopped Cabbage」「Liver and Onions」「Ultra Hot Sauce」を使う。

・鍋が爆発した後に残った骨(「Large Bone」)を手に入れる。

・前のエリアに戻って、シナモンパンの隣にいるファイヤー狼に、「Large Bone」を使う。

・また牢獄に行き、一番右端のドアから炉の設置されたエリアに入る。炉に「Large Bone」を使うと、フレイムガードとの戦闘後、「Dungeon Key」が手に入る。

・牢獄に戻り、フランボが囚われている牢屋に「Dungeon Key」を使ってフランボを助け出す。

・牢屋からひとつ前のエリアに戻って、左側のドアに入りスターチーのイベントを見る。

・右に行き、坂を登った先にあるスイッチにジェイクを乗せ、フィンは坂を下りて右にあるスイッチを押すと、橋がつながって先へ進めるようになる。

・橋をわたった先に、またぐるっとカーブした坂があるので上り、左端の機械を調べるとジェイクが下の部屋に落下する。

・下に落ちたジェイクを使い、また坂の上の装置のところに行くと、橋が繋がって先に進めるようになる。橋をわたった先でフレイムガードたちと戦闘になる。

・戦闘後、左上の岩にいるカタツムリを見つける。

・右上でジェイクを使って足場に登り、そのまま左に行くとスターチーがいる。イベント後に「Wet Willie」が手に入り、ビリーの洞窟の前に移動する。

・洞窟の入口にいるマーセリンと会話すると、イベント後にビリーの洞窟内でノームたちと戦闘になる。

・画面左端にある大きな平たい岩(「Flat Rock」)を拾う。

・次は右側の道を進んだ先のエリアに入ると、エリア中央にクモモンスターの白骨死体があるので、頭骨に刺さっている短剣(「Dagger」)を取り、少し右に移動して足の骨(「Leg Bone」)も手に入れる。

・クモモンスターの右側にあるスイッチに「Flat Rock」を使用し、スイッチが起動したらジェイクを乗せる。さらに右下にもうひとつスイッチがあるので乗ると、上にある扉が開いて宝石の嵌まっている像が現れる。

・扉から出てきた像を調べ、嵌まっている緑色の宝石(「Green Gem」)を取る。

・右上のクモの巣だらけの道を進み、先のエリアに入る。

・入ってすぐ左側に岩の壁があるので、ジェイクを使って登る。

・岩棚の上にある黒っぽい石に「Dagger」を使って石を割り、でてきた赤色の宝石(「Red Gem」)を拾う。

・左側にいくと行き止まりなので、またジェイクを使ってさらに上に登る。

・積まれたコインの左側の岩にカタツムリがいるのを見つける。

・左に行くと青い宝石(「Blue Gem」)があるので取る。

・来た道を戻って岩棚を降り、左側に行くと服を着たガイコツがあるので、ガイコツから留め金(「Clasp」)を手に入れる。

・また左に行き、岩に潰されている白骨死体から「Old Gum」×3を手に入れる。

・左端の道をいくと、一番最初の王座があるエリアに戻ってくる。王座の隣にあるガイコツの像に「Clasp」を使う。

・「Old Gum」を「Green Gem」と「Red Gem」にそれぞれ組み合わせて、「Sticky Green Gem」と「Sticky Red Gem」に変化させる。

・王座の右側に「Sticky Red Gem」を、王座の左側に「Sticky Green Gem」を嵌める。

・王座の真ん中で「Dagger」を使い、オレンジ色の宝石(「Orange Gem」)を手に入れる。

・「Leg Bone」と「Blue Gem」を組み合わせて「Blue Staff」に変化させる。

・王座の隣にある像に、「Blue Staff」を使う。

・「Orange Gem」と「Old Gum」を組み合わせて「Sticky Orange Gem」に変化させる。

・左側のエリアに移動し、中央にあるドラゴン像の手に「Sticky Orange Gem」を使うと、ドラゴンの舌に杖(「Wand」)が置かれるので、取る。

・ドラゴンの手から「Sticky Orange Gem」を回収する。

玉座のあるエリアに戻り、王座の右隣にあるガイコツの像に「Wand」を使用する。

・王座の真ん中に「Orange Gem」を戻すと、イベント後またファイヤー王国に戻ってくる。

・右に移動してキッチンに入り、シナモンパンがいるので会話する。

・前のマップに戻り、左上の階段を上がって積んである黒い炭(「Charcoal」)を手に入れる。

・左下の階段を進んだ先のマップに入ると、フランボのイベント発生。

・炉が4つ連結した装置から火が噴出しているが、左から数えて1つ目・2つ目の炉の火は、「Wet Willie」を使用して消す。

・左から3番目の炉に「Charcoal」を使って点火し、装置の左にある赤いボタンを押すと、フランボが唐辛子(「Pepper」)を落としていくので拾う。

・またキッチンに入り、真ん中の鍋に「Pepper」を使い、続けて「Charcoal」を使う。

・前のマップに戻り、左上の大きな亀裂に「Wet Willie」を使用し、浮かびあがってきた木の板(「Plank」)を拾う。

・階段の下の左側に、もう一枚木の板(「Plank」)が落ちているので拾う。

・階段を上り、「Plank」を2つ使って階段を修理したら、上にある大きな鍋(「Firedone Soup」)を手に入れる。

・キッチンに入り、シナモンパンに「Firedone Soup」を使うと、イベントシーン後「Bill of Sale」が手に入り、レモングラブの城へ移動する。

・レモングラブがいる部屋を出て、廊下に入る。

(※廊下の真ん中にある4つのレモンは、ドアの開閉装置になっている。開閉装置の4つのレモンの色は、各ドアの上にある4つのレモンの色と対応している。要するに、開閉装置のレモンの色の組み合わせを、開けたいドアのレモンの色と同じにすれば、そのドアが開くという仕組み。レモンの色を変える方法は、暗く汚れた黒色のレモンは「Wet Willie」を使うと明るい黄色になり、逆に黄色のレモンは「Chacoal」を使うと煤けて黒色になる)

・まず、開閉装置の4つのレモンの色を、左から順番に「黒・・黒・」にすると、廊下左端のドアに入れるようになる。

・左端のドアからレモンスイーツの部屋に入り、テーブルに置かれている「Lemon Candy」を手に入れる。

・「Pepper」と「Lemon Candy」を組み合わせて「spicy Lemon Candy」に変化させる。

・レモングラブに「spicy Lemon Candy」を使い、レモングラブが床に落していった「Candy Wad」を拾う。

・開閉装置の4つのレモンの色を、今度は左から順番に「・黒・黒・」に変えると、一番右のドアに入れるようになる。

・廊下一番右のドアから、野球のミットが飾られている部屋に入り、ミットに「Candy Wad」を使うと、ビリーの剣(「Nothung」)をミットに捕らえることができる。

・再びビリーの洞窟の前に移動となる。イベントシーンの後、マーセリンのいる場所から右にいくと、小さな焚火炉があるので、「Chacoal」「Bill of Sale」「Pepper」を使用すると、フランボが火をつけてくれる。

・一番右のテーブルにいる、カタツムリを見つける。

・洞窟の入り口の亀裂に「Nothung」を使うと、この章はクリア。

 

ALBUM (RE)COVER


・ティッカータイプを調べて捜査を開始する前に、寝室に上がって机の上のラジオを調べ、スターチーのラジオ番組を聞いておく。これまでの各章のラジオ放送を全て聞いていれば、これで「Radio Starchie」のトロフィーが獲得できる。

・マーセリンの洞窟からスタートする。マーセリンと会話すると、魔法使いの町へ移動となる。

・町の入り口階段から左側の壁に、ほうき(「Bloom」)が立てかけてあるので取る。

・ロンジェームスの店の隣の家の階段に、カタツムリがいるのを見つける。

 

自動販売機を調べると「Wizard Coin」が手に入る。

・右下のエリアに移動し、品物を並べているブフォと会話する。

・右にいくとお店の看板があるので、「Bloom」を使って「Growbar」を手に入れる。

・前のマップに戻り、こんどは右上のエリアに入る。階段下の棺に「Growbar」を使うとフタが開き、「Magic Battery」が手に入る。

・右にあるごみ箱から「Battery Cable」を、右下の街灯から「Cables pf Insulation」を手に入れる。

・前のマップに戻ってロンジェームスの店に入り、ロンジェームスと会話した後「Wizard Coin」を使うと、カウンターの上に「Secrets Society Pendant」が置かれるので取る。

・また店を出て右下のエリアに入り、ブフォに「Secrets Society Pendant」を使う。

・ブフォがテーブルに並べた品物から、「Damaged Charger」と「Real to Reel」を手に入れる。

・「Magic Battery」と「Battery Cable」を組み合わせて「Battely with Cable」に変化させる。

・「Battely with Cable」と「Damaged Charger」を組み合わせて「Magic Item Charger」に変化させる。

・店に戻りロンジェームスに「Magic Item Charger」を使うと、イベント後アイス王国に移動となる。

・アイスキングの左にある入口からキッチンに入る。丸テーブルの上にある皿(「Dirty Plate」)を取り、左に行き、床に落ちている青いガラスビン(「Glass Bottle」)を拾う。

・キッチンの洗い場で「Dirty Plate」を使って「Cymbal」に変化させる。

・前のマップに戻り、右端の忍者ルームに入る。階段を降り、左の台からガスバーナー(「Blow Torch」)を入手し、また右側にガンターがいるので、「Glass Bottle」を使ってガンターを移動させ、ほうき(「Broom」)を取る。

・忍者ルームの最下層の床にカタツムリがいるのを見つける。

・前のマップに戻り、ドラムセットに「Cymbal」を使う。

・左まで移動し、坂を登った上の氷の壁に「Blow Torch」を使って氷を溶かしノコギリ(「Saw」)を手に入れる。

Broom」と「Saw」を組み合わせて「Broom Handle」に変化させる。

・右に移動し、筋トレスペースに落ちているダンベルに「Broom Handle」を使うと、イベントシーンの後、レモングラブの城へ移動となる。

・部屋を出て、廊下に落ちている細長い紐(「Long String」)と、左端の窓の近くに落ちている布の破片(「Strips of Clothing」)を拾う。

・廊下の真ん中のドア(レモン型の窓があるドア)から矯正装置のある部屋に入り、右の壁に刺さっているドライバー(「Screwdriver」)、ドアの横の壁に刺さっているドリル(「Drill」)、矯正装置の中に落ちているレンチ(「New Wrench」)を拾う。

・矯正装置のコントローラーに「Screwdriver」を使い「Double Blade Switch」を手に入れる。

・廊下に戻り、右にある装置に「New Wrench」を使い、「Long Iron Pipe」と「Short Iron Pipe」を手に入れる。

・「Long Iron Pipe」と「Drill」を組み合わせて「Incomplete Flute」に変化させ、さらに「Incomplete Flute」と「Strips of Clothing」を組み合わせて「Fake Lemonhope Flute」に変化させる。

・「Double Blade Switch」と「Short Iron Pipe」を組み合わせて「Harp Frame」に変化させ、さらに「Harp Frame」と「Long String」を組み合わせて「Fake Lemonhope Harp」に変化させる。

・レモングラブのいる部屋に入るイベントシーンとなり、マーセリンの洞窟へと移動となる。

・バブルガムと会話する。右上から洞窟を出ると、フレイムプリンセスとのイベントになる。

・フレイムプリンセスの左にいる最後のカタツムリを見つける(これまでのカタツムリを全て見つけていれば、ここで「Snail's Pace」のトロフィーを獲得)。

・下に飾ってあるフレイムプリンセスの絵を調べると、フレイムガードとの戦闘になる。戦闘後に再度調べると、絵(「Flame Princess Picture」)とバブルガムの服(「PB Outfit2」)が手に入る。

・キッチンに入り、右側の台にたてかけてあるモップ(「Mop」)を取り、地面にこぼれたスープに使うと、石炭(「Coal」)が出てくるので拾う。

・前のマップに戻り、ファイヤー狼に「Mop Handle Stick」に使うと、「Coals」を落としていくので拾う。

・フランボと会話した後、「Coals」を使うと、「Flambo's Thank You Note」が手に入る。

・階段の上にいるシナモンパンと会話した後、「Flame Princess Picture」を使うと、「Thank you Notes」が」手に入る。

・フレイムプリンセスに「Thank you Notes」を使うと、イベントシーンの後ランピーのいる森に移動する。

・上にある井戸で「Sword」を使い、「Cut Rope」と「Old Bucket」を手に入れる。

・左下の道を進み、吊り橋のエリアに入る。バブルガムの服が木にひっかかっているのでジェイクを使って「PB Outfit 1」を手に入れる。

・右へ進んで分かれ道のエリアに入り、切り株と会話する。

・ツリートランクの家があるエリアに入り、ツリートランクと会話した後、家に立てかけてあるシャベル(「Gardening Spade」)と、近くの植木鉢から花のタネ(「Flower Seeding」)を手に入れる。

・また吊り橋のエリアに戻り、道の下側で「Gardening Spade」を使って「Handful of dirt」を手に入れる。

・「Old Bucket」と「Handful of dirt」を組み合わせて「Bucket of Soil」に変化させ、さらに「Bucket of Soil」と「Flower Seeding」を組み合わせて「Makeshift Flowerpot」に変化させる。

・切り株に「Makeshift Flowerpot」を使うと、イベントシーンの後、場所がマーセリンの洞窟に移動する。

・「Cut Rope」と「Mop Handle Stick」を組み合わせて「Fishing Pole」に変化させる。

・洞窟の左側の沼に服が浮かんでいるので、「Fishing Pole」を使って「PB Outfit 3」を手に入れる。

・バブルガムと会話すると、イベントシーンになる。最後の選択肢で「The Emotions」を選べば、めでたく全クリア。

 

 

【アドベンチャータイム】アイスキングが主役!のめっちゃかわいいコミック「ICE KING」

今回紹介するのは、アイスキングが主人公のコミック、「ICE KING」です(そのまんまのタイトルだ)

ストーリーはEmily Partridge氏とPranas Naujokaitis氏の共同(たぶんストーリー原案と脚本みたいな関係のようです)、絵はNatalie Andrewson氏が担当しています。

Emily Partridge氏はアニメ本編のストーリーボード製作クルーであり、「フットボール」や「バナナもいろいろ」などの回に参加された方です。この「ICE KING」のコミックに手を伸ばしたのも、アニメのスタッフであるPartridge氏がストーリーを書いているという点で興味を持ったからなのですが、これが絵も話も期待以上に良かったですね。お気に入りになりました。

 

 

ある日の朝、フィオナとケイクの甘い夢から目を覚ましたアイスキングは、愛するペンギンのガンターがいつのまにかいなくなっていることに気づき、激しく動揺します。

ガンターを求めてあちこちを必死で探し回るアイスキング。フィンとジェイクのツリーハウス、死の国、ランピーの丸太の中、さらにはバブルガムのところまで探しに行っても、ガンターは見つかりません。

しかたなくアイス王国に帰ってきたアイスキングは、冷蔵庫に紙が貼ってあったことにいまさら気が付きます。それはなんと「ダークマジスター テンプリ マーブル(Dark Magister Templi Marble)と名乗る人物からの、ガンターを誘拐したという犯行声明文!

紙を嗅いでみて臭いが魔法使いっぽいことに気づいたアイスキング(って、魔法使いに特有の臭いがあるの?)、マーブルの手がかりを求めて魔法使いの町へとやってきます。

町では、あちこちで魔法使いたちが秘密結社の仲間同士で集まっており、それを見たアイスキングはみじめな気持ちになってしまいます。

アイスキング「なんでワシはクールな魔法使いの秘密結社に入れないんじゃ!ワシはクールじゃ!イケとる!一緒なのに!不公平じゃわ!」

そこへ、アイスキングと友人たちの秘密結社「ジュゼッペ」の一員である、アブラカダニエルが通りがかります。

アイスキング「アブラカダニエル?うえ、あいつは第一級の負け犬じゃ」

アブラカダニエルは結社の友情の証である指輪を示しますが、アイスキングは知らん顔で、アブラカダニエルを泣かします

アブラダニエル「ほら…あの時みんなで旅行へ行ったよね?ジュゼッペと一緒に?それで僕たち独自の小さな魔術の秘密結社を結成したよね?」

アイスキング「うーーむ。ああ、そのことはなーんも覚えとらんわ。お前はそのジャイロなんとかいうので楽しんでおれ」

アイスキングは友人ロンジェームスの店を訪れたものの、店にあった魔法のアイテムではどうもマーブルの存在へはたどりつけません。

と、そこへ1人のカッコよさげな魔法使いが現れます。

魔法使い「僕がお手伝いできると思うよ!」

ロンジェームス「わっ、なに?ほかに誰かここにいるなんて知らなかった!!」

アイスキング「おぉぉ、彼めっっっっっっっっっちゃカッコイイのう!!」

魔法使い「どうやら恐ろしいことのようだね…」

アイスキング「そうじゃ、奴はワシのペンギンを盗んだんじゃよ。奴を知っておるのか?」

魔法使い「…ダーク・マジスターがまたも卑劣な一撃をくらわしたんだ!」

彼によれば、マーブルはこの土地において最も暗く最も邪悪な魔法使いであり、 何ヶ月も前、最も強力で最もクールな魔法使いたちによる最も壮大な魔法使いの戦いでマーブルを倒そうとしたものの、マーブルを除く全員が陰惨かつ残酷な方法で命を落としたのだと言います。マーブルの影響力は、疫病のように今日も世界に感染し続けており、ある日はペンギンを盗み、次の日には村を破壊する…もはやマーブルは自分の視界に入るものすべてを破壊するだろうとのこと!

そして彼の秘密結社はマーブルを追う計画を立てていると言います。彼はなんとアイスキングをクールと評し、仲間に誘ってきます。クールな魔法使いに自分をクールだと認めてもらえて、アイスキングは大喜び。

さてアイスキングは新しい仲間、クールな魔法使いたちに良い印象が与えられるようにと、マーセリンに自らのイメチェンを頼みます。

この後、マーセリンとさらにバブルガムも加わって、ショッピングセンターで買い物するパートが始まるのですが、脱線気味なこのあたりのストーリーがまた面白いんですね。

マーセリンとバブルガムがノリノリでアイスキングをコーディネートしていったり、ゲームショップに4時間も居座りゲームしまくって店員を泣かせるフィンとジェイクがいたり、じつはマーセリンがブレックファーストプリンセスのクレカを盗んで買いものしまくっていたというひどいオチがあったり、このパートはおなじみのキャラがたくさんでてきて楽しいです。

シロップガード「陛下...何者かが王家のクレジットカードを盗みました!まことに恐れ入りますが、高額な請求により……ブレックファースト王国は破産です!」

ブレックファーストプリンセス「マーセリン!!(怒)

バブルガム「あは!彼女がやってくるときのために備えておいたほうがいいわよ」

アイスキング「マーシーはいつも準備万端じゃよ」

このあと、ブレックファーストプリンセスがマーセリンを襲撃します

イメチェンも済んだアイスキングは、薄情なことにかつての仲間たちに一方的な別れを告げます。

アイスキング「見ろ、ワシは今、新しいグループと一緒にやっとるんじゃ。クールなグループとな。だからワシはもうお前たちのような者とは付き合えないんじゃ。ワシのストリートでの信用が台無しになるかもしれんからな。悪気はないんじゃ」

アイスキング「だからな、さらばじゃ、負け犬よ、これまでの我が人生で一度も会ったことのないクールではない魔法使いたちよ!」

命の魔法使い「うーーーー!!あいつにはもうたくさんだ!」

アイスが痛がってるのは、命の魔法使いが能力でアイスに命を与えちゃったらしい!

そうしてアイスキングはいよいよ秘密結社「ダークムーンエスバッツDARK MOON ESBATS)」のメンバーと対面します。

メンバーは若者ばかりで、アイスキングを結社に引き入れたリーダーのロード・レーザートロン三世(Lord lazertron the third)、ホログラム魔法の女王ペニー、強力な催眠術の使い手ハムボーン、闇の魔法使いアリステア・ブラックタイド、殴る魔法(物理)が得意なボブの5人!

左より、ボブ、ペニー、レーザートロン、ハムボーン、アリステア

カッコイイ彼らの仲間になれたことに大興奮のアイスキングは、メンバーとともに彼らがトレーニングと称する活動に参加することになりますが、しかしやることといえば、路上でスリをやったり、酒を盗んだり、コンビニの商品を大勢でかっぱらったり、犯罪行為の片棒かつぎばかり…

アブラカダニエルやロンジェームスは、アイスキングがそんな不良たちとつるんでいるのを見て怪しみます。

緊急会議に集まったジュゼッペのメンバーたち(アブラカダニエル・命の魔法使い・ロンジェームス・葉っぱ男・帽子くん)。すっかり変わってしまったアイスキングを結社から追放するか留めるべきか多数決で決めようとします。悪い仲間とつるんで腐ってしまったアイスキングにもはや居場所はない!と命の魔法使いは怒りますが、いっぽうアブラカダニエルはアイスキングにはまだいいところが残ってると思う、と最後まで信じようとします。最終的に葉っぱ男の意見が決め手となってアイスキングを残留させる方向で皆が納得し、アイスキングに対する作戦を考えます。

アブラカダニエルたちはアイスキングを拉致!アイスキングを縛り上げて最近の仲間たちへの冷たい態度を咎め、改心を迫りますが、アイスキングはお前たちなんて会ったことも無いと知らんぷりを徹します。

アブラカダニエルの言葉もロンジェームスの言葉もアイスキングには届かない中、口を持たない葉っぱ男のテレパシーがアイスキングの真心に触れます。

アイスキング「やれやれ、葉っぱ男、そんなふうに言われると...」

アイスキング「ワシは...嫌な奴だったんじゃな。それに、かわいいガンターのことを忘れるなんて...」

アイスキング「お前さん、言葉の使い方が上手いのう。わが親友よ」

説得が成功するかと思われたその時…アイスキングを取り返そうとダークムーンエスバッツのメンバーが突入してきます。

ジュゼッペとダークムーンエスバッツ、それぞれが自分たちと一緒に行こうとアイスキングにアピールを送りあいますが、結局は両者の間で戦闘が勃発!

ダークムーンエスバッツのメンバーの戦闘力は圧倒的で、奮戦もむなしく次々にやられていくジュゼッペの仲間たち…。

アイスキングはどちらのグループを選ぶのか決断を迫られます。

(ここで、悩ましい選択へのストレスで精神が異常を来たしたアイスキングが幻覚を見るシーンが入るんですが、この幻覚描写が、幼マーセリン・フィオナ・ケイク・リカルディオ・ベティ・エバーグリーン…とアイスキングと王冠の歴史にまつわるキャラクターたちが総出演で、ファンサービス的にかなりポイント高いシーンになってます)

アイスキング「ワシはいまとても幸せじゃ! ネプターがここにいたとしても…

ネプタ―「パパ!どういうこと?」

ともかくしばらくして幻影から目覚めたアイスキングは、アブラカダニエルの涙の説得も無視し、仲間を見捨てて結局ダークムーンエスバッツと共に行くことを選びます

アイスキングを正式にメンバーに加えたダークムーンエスバッツ。いよいよマーブルを倒すべく出発し、古地図の導きによりついにマーブルのアジトにたどり着きます。

そして、アジトに侵入した彼らを監視している怪しい人物がいるのでした…。

はたしてマーブルとの対決は?ガンターは無事なのか?アイスキングと仲間たちの友情のゆくえは?……と気になるところだと思いますが、あらすじはここまでで終わります。

 

 

個人的に本作は「まさしく、こんな話が見たかった」と思わせてもらえる内容で、非常に気に入りました。

ガンター誘拐の謎をめぐるミステリーも先が気になる展開で面白いのですが、物語のもうひとつのテーマはアイスキングと仲間たちの友情なんですね。

私はアニメ本編の「楽しいバス旅行」回が大好きなもので、本作はその続編的なストーリーとして、アイスキングと魔法使いの友人たちのその後の様子がしっかり描かれているのが嬉しかったです。まあ本作だとアブラカダニエルたちは、ほとんどアイスキングの薄情な態度に嫌な気持ちにさせられてばかりというかわいそうな扱いなんですけど(笑)、傷ついてるアブラカダニエルを命の魔法使いが面倒見良く慰めてたり、そんなメンバーの仲の良さも見ていて微笑ましいです。

また、アニメだと完全空気キャラだった葉っぱ男Leaf man)が、かなりの活躍を見せるのもいい!口が無いのでどうやらテレパシーで他の人と会話しているという設定になっている(※葉っぱ男が具体的に何を言ったのかは書かれない)のですが、紛糾する議論の場をうまくまとめたり、仲間を捨てたアイスキングを改心させるあと一歩のところまでいったり、寡黙な実力者という趣でいい味出してます。

アイスキングと魔法使いたちのストーリーの中心となっていますが、その一方でフィンとジェイク、バブルガムやマーセリンにランピーといった他のメインキャラがちゃんと顔を見せてくれるので、ファンサービス的にも隙がありません。

アイスキング・マーセリン・バブルガムの3人が仲良くショッピングモールにいくパートはほとんど脱線なんですけど、アイスキングの頼みごとなら手伝ってあげようというマーセリンの心意気もいいし、はじめは嫌そうだったバブルガムもアイスキングの服探しがだんだん楽しくなって、最後には「本当に楽しかったわ!」という感想を言っちゃったり、好きなくだりです。

また、「マーセリン&ランピー」で、ランピーとマーセリンに王国を荒らされまくったブレックファーストプリンセスが、本作でも例によってオープンカーをパクられたりクレカを不正利用されたりとマーセリンからひどい目に遭わされるものの(本当にひどい!)、最後には好き勝手やっていたマーセリンに殴りかかっていて、やられっぱなしではないのも好印象です(「マーセリン&ランピー」だとマーセリンとランピーにいたずらされ放題のまま終わりで、もやもやしていたので…)。

全体的に本作は「アニメでやってほしかったこと・見たかったこと」をうまく拾ってくれているという印象で、個人的に考えるアナザーストーリーの形として理想的な内容でした。

本作のオリジナルキャラであるダークムーンエスバッツの面々もキャラが立ってて良かったです。カッコつけてすかした不良たちではあるものの、やっぱり子供で未熟なところがあったり、ただの嫌な敵で終わらないどこか善良さがあるのはアドベンチャータイムらしいです。メンバーのなかで特に印象深いのはやっぱりアリステアでしょうか。闇の魔法の実力があって、とんがった不良っぽく振舞ってるんだけど、実はそんなに悪い性格じゃなくて、アイスキングを気にかけてくれる良い子だったりして、ちょっとマーセリンを思わせるとこもありますね。

アリステア

ストーリーももちろん面白かったのですが、負けず劣らず絵のほうもとっても魅力的です。Natalie Andrewson氏の絵は児童書にありそうな素朴な画風で、第一印象はちょっと味気ないかな?と感じていたのですが、キャラクターの描き方も可愛くてユーモラスなので読んでるうちにどんどん引き込まれていきました。

もうほんとうに、全編にわたってかわいいです。

マーセリンやバブルガムやアリステアみたいな女の子キャラはもちろん、アブラカダニエルやロンジェームスや葉っぱ男までかわいいんですよ。アニメのほうではそんな印象なかったんですけど、このコミックだと本当にまるく・かわいく描かれています。かわいいと言っても、あざとすぎる可愛さじゃなくて、すこしマヌケな雰囲気も含んだ笑える絵なのも好みでした。アドベンチャータイムのコミックは色んな人が絵を描いていますが、そのなかでも本作はかなり日本人に受け入れやすい絵じゃないでしょうか。

なんか他のキャラの話ばっかりしてきましたが、もちろん主人公アイスキングはいろんな意味で大活躍なので、アイスキングが好きな人にもしっかりおすすめですよ!

薄情で都合がいいことばっかり言って、すぐ騙されるまぬけで、寂しがりやで、それでいて強力な氷の魔法の使い手で……そういう嫌らしさ・愛らしさ・カッコよさをひっくるめたアイスキングの魅力が本作でも余すことなく描かれています。この記事のあらすじだとアイスキングにぜんぜん好感が持てないかもしれないんですけど(笑)、最後は読後感のいい結末になっているので、そのあたりはご安心ください。

 

というわけで多くの人に読まれてほしい内容になっているのですが、これ、いまからでも日本語翻訳版出さないですかねー??(無理か)。

アドベンチャータイムグッズを手作りしよう!「Adventure Time Crafts: Flippin' Adorable Stuff to Make from the Land of Ooo」

今回紹介する本は、「Adventure Time Crafts: Flippin' Adorable Stuff to Make from the Land of Ooo」です。

副題は「ウーの国で作るすっごくかわいいもの」みたいな感じでしょうか。

この本は、なんとアドベンチャータイムグッズの工作本で、プリンセス・バブルガムが読者のみんなに教えるという設定で、色んなグッズの作り方が説明されています。

このグッズたちが写真付きで載っていてとてもかわいいのです。

著者はChelsea Bloxsomさん。tumblrやインスタグラムのアカウントを見ると、アドベンチャータイムの他にもオーバー・ザ・ガーデンウォールやジブリ作品などの手作りアイテムをたくさん製作しておられます。

loveandasandwich.tumblr.com

 

本の最初にバブルガムによるイントロダクションがあります。

バブルガムは物作りが大好きで、研究室でキャンディーピープルを作ったり、友達にセーターを編んだりしていること、この本には、ハンドメイドのファッションや、子どもから大人まで楽しめる魅力的なおもちゃにお部屋を飾るインテリアまで、目もくらむような数々が紹介されていること、また特別な道具やスキルは必要としない工作であることなどが説明されています。

思えばバブルガムって作中でしょっちゅう何か作ったりしていますから、DIYを題材にした本書のナビゲーターには確かにぴったりですよね。

最初はおもちゃの章。

ジェイク&ケイクのリバーシブルぬいぐるみ、ガンターのフェルト人形、キャラクターの指人形、紙で作るマーセリンのアックスベースなどが載っています。指人形で自分だけのストーリーを創作してみよう!という提案。

アクセサリーの章。

粘土で作るキャンディ王国のフレンドシップ・ブレスレット、プラ板のキーホルダーやイヤリング、プリンセスたちをかたどった髪飾りなどが載っています。

なかでも強く印象的だったのが、ランピーのネイルアート!

ネイルアートってほかのキャラでも出来そうなんだけど、載ってるのはランピーだけなんですよ。妙に優遇されてます。流石、ランピー!

家庭用品・インテリアの章。

「ジェイクのベーコンパンケーキ」のウォールアート、ペパーミントバトラー型の枕、かぎ針編みで作るキャラクタードリンクホルダーなどが載っています。アイロンビーズで作るコースター(BMO'S 8-BIT FUSE COASTER)なんてのもありました。確かにアイロンビーズってゲームのドット絵みたいですね。

最後はオタク的ファッションの章。

表紙の女性モデルさんが身に着けているフィン&フィオナの帽子やリュックサック、ビーモ型のタブレットケース、フィンの顔を編み込んだセーターなどが載っています。

一番すごかったのが、「パイを作る最も小さくてかわいいゾウ」と称されるツリートランクデザインの靴。インパクトあり過ぎますよね!w

と、いうように手作りグッズの写真を見るだけでも楽しいのですが、バブルガムによるコメントもいちいち面白いです。

ガンターのフェルト人形について「アイスキングの手下のリーダー(ガンター)はこれまで遭遇した中でもっとも邪悪な生き物よ。その冷たい目には悪への欲望が見えるわ」と「パパは魔王」回のハンソンによるガンター評が踏まえられていたり、ジェイクのベーコンパンケーキのウォールアートについて「このアップリケ付きのウォールアートは、あなたを魔法の犬が発明したもっとも美味しいおやつを作りながらパンケーキの歌を歌いたくさせるでしょう」と書いてあったり、ランピーのネイルアートについて「新しいドレスにハンドバッグにこの素敵なネイルを合わせれば、死ぬほどフレッシュに見えるわ。ブラッド(※ランピーの元カレ)もあなたと、よりを戻したいと思うことでしょう」とランピーの失恋の件に触れられていたり、ファンからすると思わず笑ってしまうポイントです。

全体的にそこまで難しい工作は載っておらず、子供でも大人に手伝ってもらいながら作れるレベルのものが想定されているのがわかります。写真だけでなくて、用意する材料や作業の順番、さらに巻末に型紙も掲載されているので安心です。

 

 

…で、こういう本を持っている以上は載っている工作をひとつくらい作ってみるべきなのでしょうが、例によって私はまだ何も作ってみたことがありません…そのうちアイロンビーズのコースターとかやってみようかなと思ってはいるのですが…。

アドベンチャータイムのAからZまでを紹介する「Adventure Time: An Algebraic A to Z」

今回紹介する本は、「Adventure Time: An Algebraic A to Z」です。

これはざっくり言うと、アドベンチャータイムに登場するキャラクター、地域、アイテム等をアルファベット順に紹介している事典・用語集です。

書名の「Algebraic」とは普通「代数的な」という意味ですが、この場合は「素晴らしいA to Z」とか「イケてるA to Z」みたいな意味になるようです(※主人公フィンは、「スゴい・カッコいい・イケてる」という意味で「Algebraic!」や「mathematical!(数学的)」と感嘆の声を出すことがあるんですね。最初、書名の 意味がわからなくて、「恐怖のパジャマパーティー」を見ていたら「Algebraic!」と叫ぶシーンがあって気づきました…

キャラクターたちで描かれたアルファベットの文字絵がじつにかわいいですね。マジックマンの脚で作られた「H」がなんかツボです。

アドベンチャータイムの事典といえば「The Adventure Time Encyclopaedia」という本もあり、そちらと収録している項目はカブる部分もあるのですが、本書はより広範というか、表紙裏の紹介にnerdy stuff(オタク的なもの)と書かれているとおり、かなり些細でマニアックな部分まで扱っているのが特徴です。

もちろんフィンとかジェイクとかバブルガムとか、メインキャラの記事も大きく紙面を使って掲載されています。

でもそればっかりじゃなくて、ほとんどの人が覚えてないようなマニアックな事柄まで載っていて、それが本書の見どころなんですね。

例えば「I」の項目を見てみましょう。

「Ice King(アイスキング)」とかアイス王国関連のものはもちろんとして、後に載っているのが「Imagination Machime」「Imagination Zone」「Inside-out Bird」「Instant Bath serum」…。

ここだけ見てもなんかもう、チョイスが独特ですよね?w

アドベンチャータイムって、一度こっきりしか登場しないわりに視聴者にやたら強い印象を植え付けていくキャラクターとかが多いんですが、そういうマイナーなれど忘れがたいものたちに、再びスポットを当てているのがこの本の素晴らしいところだと思います。

どの項目にもイラスト付きなのがナイス。眺めているだけで楽しいです。

そしてこの本、各項目の説明文も妙に面白いです。

ぜんぜん普通の説明も多いんですけど、ところどころに筆者独自の解釈や笑える表現があって読み応えがあります。

まず、しょっぱなのページに載ってる「A」の章の「Abracadaniel(アブラカダニエル)」からして「魔法使いバトルに勝ったことで彼はキス狂いの変人に変わり、フィンは彼を倒す以外に選択肢がなくなりました」と、めっちゃ曲解されてひどい書かれようになっています。

他にも、Rump Town(※「暗い橋の下で」回でデカ足に変えられたフィンが訪れるも、住人に怪物扱いされて追い出された町)の項目で「でかいケツみたいな頭の形をしているくせに、ランプタウンの住人はフリークにはあまり親切ではありません」みたいな鋭いツッコミがあって笑いました(そう言えばそうだ!)。

ちなみに、フィンの父「マーティン」の項目もあるのですが、「彼はフィンをいつ何故捨てたのか覚えていませんが、彼の素行の悪さと服装のセンスの悪さから考えれば、マーティンがフィンを捨てたことはフィンにとって一番良かったのでしょう」と、なかなかこっぴどく評されています。本書が出版されたとき、マーティンとフィンの過去は明らかになっていませんでしたから、、こういうのもシーズン6時点での評価としてなんか貴重な感じがしますね。

 

本書はアドベンチャータイム関連の本のなかではあんまり知られてないようなのですが、装丁もかわいらしく個人的にかなりお気に入りの本です。アドベンチャータイムのファンなら持っていて損はないと思いますね(この前の記事でもそんなこと書いたな…)。

 

 

 

 

…ところで、本書から得られた情報で一番衝撃だったのは、「Mars(火星)」の項目で、「水星は燃え尽きて火星が太陽の第三惑星になった」と書かれていたこと。

これ、アニメ本編では言及されていない裏設定ですよね?

「悪い夢」に登場するホログラムの太陽系図には水星が映ってないという話を前に見たことがあったのですが、やっぱりアドベンチャータイムの世界では水星が消え去っているようです