未来世界の考察と少し関連したネタですが、これも海外のサイトを読んでいて気づかされた話です。
「キューバーの冒険」では、バブルガムがキャンディピープルたちに発信機をとりつけてそれぞれの動向を常に監視しており、それを知ったスターチーはなんとか監視を無効化しようとしていました。スターチーは、発信機である自分の歯を抜くと、近くにいたグラスラードの耳の穴へ突っこみますが、異物を入れられたグラスラードはたまらず気絶してしまい、スターチーはそのまま遠くへ逃げていきます。そして1000年後、キューバーがその場所を訪れてスターチ―の発信機を手に入れるのですが、そこにはスターチーの墓石が転がっています。
バブルガムは、スターチーの信号がグラスラードの体内から発信されているのを確認して、スターチーがグラスラードに食われて死んだと思い、ここに墓を建てていたわけです。
でも、その後のエピソードでスターチーは普通に再登場していたので、「事件が起こっても次のエピソードでは何事もなかったかのようにリセットされて始まる」というギャグアニメのお約束なんだと思って、あまり気に留めていませんでした。
しかし、実はこの出来事はリセットなんてされていないのではないか。バブルガムはスターチ―が死亡したとみなして墓まで建てたのに、その後もスターチーが今まで通り登場しているのは…バブルガムがスターチーのクローンを作ったからなんじゃないか?と考えられるのです。
「ジェイムズ」「ジェイムズⅡ」では、ジェイムズというキャンディピープルがフィン達を助けるため1人犠牲になるものの、バブルガムはジェイムズをクローンとしてまた再生させていました。これを考慮すれば、死んだとみなされたスターチーがクローン技術によってもう一体作り直されたとしても全然不思議ではないわけです。
adventuretimeconspiracies.tumblr.com
↑こちらの投稿によれば、「キューバーの冒険」の当該シーンのストーリーボードには、スターチーの墓石の文章について「グラスラードに食べられたスターチー1を悼んで。彼は歩くことが好きだった」と書かれているそうです。
わざわざ名前に「1」とナンバリングがされているということは複数のスターチーが存在することを示唆しています。逃亡して死んだと見なされたのが「スターチー1」、その跡を継ぐために新しく生み出されたのは「スターチー2」なのでしょう。
逃亡に成功したスターチー1は、キャンディ王国を離れて、どこか遠くを冒険しているのかもしれません。